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番外編1 マクベス正門

出発の朝

まだ日も昇っていない早朝のマクベス正門へ到着すると筋骨隆々の男が腕を組んで待ち構えていた。

よく見るとギルドでヨルに声をかけたパーティのリーダーだ。


「あんたはあの時の」


「昨日は世話になっちまったな。オーゼンさんから聞いてよ、見送りに来ちまった。」


わざわざ見送りに来るとは見た目に似合わず律儀な男だ。


「ギルドの皆に怪我は無かったか??」


「逃げ時を見極めるのは冒険者の必須スキルだぜ。

逃げ遅れて怪我をするようなヤワなやつはこの街にはいねぇ。」


そういえば昨日の戦闘で逃げ遅れている住民や冒険者は1人も見なかった。


「自己紹介が遅れちまったが俺はマクベスギルド冒険者筆頭オリオン。

この中身は昨日助けられた俺達冒険者からの餞別だ。受け取ってくれ。」


渡された包みの中には冒険者カードや魔道地図、収納アイテムなどなど冒険者の必須アイテムが揃っていた。

オリオンが冒険者らしいゴツい手を差し出す。


「ヨルさん、見送りに会えてよかった。あんたはきっといい冒険者になる。

早いとこアイツを倒してまた戻ってこい。」


ヨルは差し出されたオリオンの手を取り力強く握手を交わす。


「ああ、必ず。」


地平線より漏れ出したまばゆい朝日が2人を照らし輝いていた。


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