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HIKARI  作者: 奏瑠*°
7/12

助け

朝ごはんを食べ終えた頃…


「あっ」

少年は、窓の外で飛行機が飛んでいるのを見つけた。

「助けが来たんだ!」

少年は、急いで図書館を出た。

「あ、ちょっと待って…!」

少女も慌ててついて行った。


外に出ると、公園に中型の飛行機が止まっていた。

中から、軍人が大勢出てきた。外人だった。

「・・・・・・・・・」

「・・・・・・」

外国語で何か話している。

少年にはなんと言っているのか分からなかったが、少女には分かった。

『なんだ、生き残りか』

『殺っちまえ』

少女は頭が真っ白になった。しかし、少年に向かって叫んだ。

「逃げて!!」

少女が叫んだ時には、1発目の弾丸が少年の右肩に当たった。

「きゃぁぁぁぁあああ!!!」

2発目は左腕を、3発目は左足を、4発目は背中を…

5発目は頭に命中した。

少年はその場に崩れた。


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