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HIKARI  作者: 奏瑠*°
6/12

食べ物

「大丈夫?」

少年の声で、少女は目が覚めた。

「昨日、急に倒れてびっくりしたよ」

少年は呆れ笑いで言った。

「ごめんなさい」

「いやいや、大丈夫だよ。さあ、朝ごはん食べようか」

少女は、少年が準備してくれた朝ごはんを食べた。

「…そういえば、…私達は生きていけるのかしら?」

少女は、食べる手を止めて言った。

「なんでそう思うの?」

「だって、いくら機械や端末で食べ物を生産してるとはいえ、その端末を操作するのは人間なのよ。でも、もう誰も操作しないから…」

「そっか…」

少年も食べる手を止めた。

「でも…」

「何?」

「みんなは死んでしまった。でも、もしかしたら生き残った人が他にもいるかもしれない。それに、こんなことになったのは日本だけかも。だったら、外国の人々が助けてくれるよ」

「…そうね」

それから、食べ終わるまで沈黙が続いた。

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