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紅鏡玉兎  作者: 那泉織
12/20

Wail

詩の投稿は二週間ぶりなのに………orz



すみません。

今回のは暗いです。




Wail





何度も嘘だと否定したかった


もう君が戻らない


何処か遠い場所へと行ってしまったなんて


残された存在(モノ)に触れても温もりはなく


氷のように冷たかった


現実だと理解させられた





もう君の笑った顔は見られない


君の声も聞くことは出来ない


君が僕に与えてくれる全ては


無慈悲な棺の中に…





大切な君は 愛しい君は


もう帰ってくることはないんだ


現実を受け止めた瞬間に心は砕かれて…






慟哭





止められそうにない






楽しかった日々は遠き場所へ


愛しい日々は幻のように消え失せ


大切な日々は儚く崩れ落ちた








辛い


痛い


苦しい


悔しい


寂しい


哀しい……






数え切れない想いが頬を伝う


どうして自分はこんなにも無力なんだろう


幾つもの叫びが虚しく響き渡る






一生君を忘れることはない


自分を傷付けるほど想っていたから






壊れかけた心を抱き締めて


僕は一歩一歩踏み出した






君の為に 僕の為に






僕はまだここにいるから


僕はまだ生きているから







君のことを忘れない


君も僕を覚えていて


その返事はもう聞けないけれど


君は頷いてくれると信じているから







僕は明日を 未来を


ひたすら前に進んでいく――――









本当に大切な“誰か”を失ったとき、心は壊れそうになる。


だけど自分はまだ生きている。


どんなに辛くても生きていかなければならないんだ……。






※“Wail”とは“嘆き悲しむ”“泣き叫ぶ”という意味です。






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