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ドントデル
さて、こちらはアパートの部屋で
待っているボピくんです。
「海斗くん、遅いでちゅね。何か
あったんでちょうか？」
すると、深夜３時ごろ、ようやく
海斗くんが帰ってきました。
「ただいまあ」
「海斗くん。遅かったでちゅね」
「うん。今日、俺、初めて指名を
とれたんだ」
「クピイ。良かったでちゅね」
「閉店後、そのお客のアパートに
無理やり連れ込まれてさ」
「クピー！枕営業しちゃったんで
ちゅかあ？」
「いや、ただ話しをしただけさ。
これも仕事のうちなんだよ。」
「そうなんでちゅね。その人の名
前は？」
「根本モネって言ってたよ」
「どこに住んでるんでちゅか」
「ドントデルっていうパチンコ店
の隣のアパートさ。その１階だ
よ。ボピくん、俺もう寝るから
ね」
そう言って海斗くんは寝てしまい
ました。
