そういえば俺、魔法使えたんだった
「ここは…?」
僕は森の中にいた
(なんで僕こんなところにいんの?!
待て待て待て落ち着け僕!
いったん深呼吸…… スーー、ハーー…
えーっと確か…)
……
(何も思い出せん!)
「何も思い出せん!」
心の声と普通の声が一緒になった瞬間だった…
しかし、名前や文字や基本的なこと、あとは魔法のことは覚えている
だが、なぜここにいるのか、今まで何をしていたかが分からない
ひとまず整理してみよう
僕の名前はタクト
身長は165cmぐらいの男
黒髪であり体型普通
顔は普通にカッコいいという基準に入るのではないだろうか。
今はこれぐらいしか分かるものがない
……
「まずは周りの地形を把握して、食べ物でもざがそう」
僕は気分を変えて生きるために行動しようとした
その時
「%**+$><€++$<%^」
僕の後ろから聞いたことのない音がする
まるで腹を空かした化け物の声のような
そんな禍々しい音が後ろから聞こえる
僕は適当に振り向いてしまった
そこには高さ2m以上はある化け物がいた
その化け物は体型は猪だがマンモスのような牙が生えてある
(逃げないと殺される)
僕は直感的に化け物から逃げようと走った
「#*>*+*<€+£!>€£%」
だが、逃げることなど不可能だと分からせるように化け物は僕に突進する
僕はその突進にあたり数十mは吹き飛ばされてしまった
運良く牙は刺さらなかったが、数十mも飛ばされたので身体中が痛い
(クソ、なんだよあの化け物!)
僕は逃げた
数十m吹き飛ばされたことで化け物との距離もとれて逃げれると思った
だが、あの化け物はとてつもない速さで僕に向かってくる
(なんとかして逃げないと、次あの突進にあたったらまずい!)
僕は化け物の強さに絶望していた
しかし、僕は隠れられそうな洞窟が近くにあるのを見つけた
(絶対生き残ってやる)
僕は洞窟を見つけたので、すぐにに入って行く
僕は洞窟に入ったがあの化け物が入れる可能性があるので奥に進むことにした
『ドッゴーン』
「あの化け物もう入り口壊して入ろうとしてる!」
僕は走って奥まで進んでいった
「£>%*+%#~+$>」
洞窟内だからよくあの化け物の声が聞こえる
走っていると開けた空間に出た
その空間は奥には大きな扉が見える。
その扉は両開きできる扉で大きさはかなり大きく、3mはある。扉の模様は2人の騎士が剣を構え向かい合っているものである。しかも、入り口から扉は真っ直ぐ進めばあるが、その途中に剣の先を地面に刺し柄の部分を両手で持った騎士の像が左に3体、右に3体置かれている。
「なんだここ?」
僕はこの不思議な場所のあちこちを眺めていたかったが、化け物が迫ってくる音がまだ聞こえてくるので、
僕は先へ進もうと扉わ開けようとしたが…
「この扉重すぎて動かない……」
いや、正確には数mmは動いている。
だが、この扉を自分が通れるぐらいまで開けるにはいったい何分かかるか分からない。
その間にあの化け物はここまで来る。
(他に何か隠れられるところはないのか!)
僕は周りを見渡したがここは箱の中のようなこの空間にはそのような場所はなくどうしようかと考えている
と
「€*>$*+*$?*」
あの化け物がこの空間に入ってきた
「無理だろこんなの、せめて武器さえあれば…」
そんな僕の言葉を無視するように化け物は突進してくる
僕はなんとか避けることができた
しかし、その突進はそれほど速くはなかった
「こいつ、僕で遊んでいるのか?」
僕を嘲笑うかのような油断し切った化け物の態度
「確実に僕であそんでいるな」
僕は化け物の態度をそう結論づけるとだんだん腹が立ってきた
だが、僕にはどうすることも出来無くて
ただ化け物の突進を避ける事しかできない
(何も出来ないけど、この化け物に殺されるのは絶対に嫌だ!)
そう心に決めて僕は化け物の突進を避け続けた
避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて避けて
「ハーッ、ハーッ、ハーッ」
僕はなんとか避け続けたが、呼吸が乱れ、足がガタガタになり立っているのもやっとだ
「\~^*++^##<$£」
化け物が避け続ける僕に痺れを切らしたのか本気で突進してきた。
僕はもう動くことが出来無くて、くらってしまった。
吹き飛ばされて壁に激突してしまい全身が悲鳴を上げる。
(もう体が動かない…、諦めてもいいかな?)
『カチッ』
『ゴゴゴゴゴゴゴゴ』
そんな音がこの空間に響きわたった
突然、僕が倒れていた所の地面が崩れ、僕と一緒に崩れた地面が落ちていった
「えーっと……ここは、あの空間の下か」
僕は気がついて目をあければ上を見上げていた
しまった、どうやら僕は気絶してしまっていたようだ
「痛っ〜」
全身が気絶する前より痛いし、周りの景色も変わっている
………
「とりあえず休憩するか」
僕は眠った
このよく分からない落とし穴のような場所で眠った
僕の命で遊びやがったあの化け物は絶対殺す
苦しませて殺す
絶望させて殺す
俺を殺さなかったことを後悔させて殺す
俺の手で絶対殺す……
そう俺は心に誓い深い眠りに落ちた
「なかなか良く眠れたが…」
俺はやっと目覚めた
おそらく9時間は寝ていたであろう
「これからどうしよう…」
俺はこれからのことを考えながら自分が落ちた空間を見渡すために立つと、この空間はなかなか単純な構造になっていることに気がついた。
俺が今立っているところがおそらく入り口だろう。そして、ここから目で見えるところに俺が入ることのできるぐらいの大きさの宝箱がある。
(このままじゃ、どのみち死んでしまうからこの宝箱開けてみよう)
俺は宝箱を開けた
そこには刀が一振りと服が一着、あと液体が入った瓶が3本入っていた
「刀と服はありがたく頂こう
だが、この瓶はなんだ?」
俺はちょうど喉が渇いていたのでその液体を飲んでみることにした
「まぁ、飲んでみるか」
『ゴクッ、ゴクッ、ゴクッ』
ハチミツのように甘いが水のように飲みやすく、味はそんなに悪くない
「まあ、飲めるな」
俺はこの液体が飲めるということに安心していた。
しかし、突然俺の全身から激痛が!
「あがぁぁぁぁぁあああーーーー!!」
全身を潰されたような、全身を切り刻まれたような
激痛が全身を襲う。
その痛みに耐えられなくなり俺は暴れる。
(痛すぎる、なんだ?あの液体には何が入っていたんだ?)
徐々に痛みが引いていく
(もう、こんな痛みはいやだ)
俺は残りの瓶2本を捨てようとした。
しかし、よく全身を見てみると、化け物につけられた傷や、落下によって痛めていた手足が治っていた。
まるで、そんな傷なかったかのように元どうりになっていた。
(傷が全て治っている!まさかこの液体の効果か?)
どうやらこの液体は飲めば傷の部分だけに激痛がはしるが、かわりに、その部分を完全に治す効果があるようだ。
しかも、それだけではない。
この全身を何かが流れている。
「これは、魔力か⁈」
どうやらこの液体は、魔力を流すことにより全身の治癒力を活性化させ、傷を治しているようだ
まぁ、そんなことは今はどうだっていい。
問題は……
「そういえば俺、魔法使えたんだった…」
そう、俺は魔法が使えることをすっかり忘れていた。
(いや、魔法が使えることを忘れていたことは仕方がない。だって、俺なぜあの森の中に倒れていたから覚えてないし、昔から魔法を使っていたかもしれないけど、その記憶もないし、起きたらすぐあの化け物現れたし……、うん仕方がないことだ!」
俺は精一杯の言い訳をした…




