汚れちまった浦島太郎
--の部分は、浦島太郎が、思っていることです。
むかしむかし、ある村に浦島太郎という若者が住んでいました。
ある日に、浦島太郎が海へ釣りに行こうとしていたら、子供たちが大きなカメを捕まえていじめていました。
--フッ、子供にいじめられるとか雑魚だな! しょうがねぇ、俺が助けてやるか
浦島太郎の内面は、とんでもないゲス野郎だったのです。
「こらこら、君たちカメをいじめるのは、よしなさい」
と、優しい声で言いました。
と、同時に外面は、いい人っぽく振る舞っていました。
「は? 誰だよテメェ! 喧嘩売ってんのか?」
--このクソ餓鬼が……まぁ、いい
「ほら、お金をあげるからカメを売ってくれないか?」
「それならいいぜ」
--マジかよチョロ
俺は、袋からお金を取り出し餓鬼共にあげた。
そして、カメを持ち、海へ逃がしてやった。
そして、二、三日たったある日のこと、今日もいつも通り釣りをしに海へ行きました。
そうすると、どこからか声が聞こえてきました。
「……浦島さん…………浦島さん……」
「ん? なんだ、この声は?」
「私ですよ、先日助けていただいたあのカメですよ」
--ウワッ!! キショッ!! カメが喋った!
「ああ、君か……で、何のようだい?」
「竜宮城に、来ませんか?」
「竜宮城?」
「はい、竜宮城です。竜宮城は、海の底にあるお城です。」
--海の底にあるだと? 少し、興味あるな
「では、連れていってもらってもいいかな?」
「はい! 是非来てください! では、背中に乗ってください」
--ん!? えっ? 背中に乗れだと、それでいけるのかよ
疑いつつも乗ってみたら普通に行けた。
竜宮城に、着いたら乙姫や、魚たちが出迎えてくれました。
浦島は、最初の一日で、帰ろうとしたが、引き止めて歓迎してくれました。
調子に乗った浦島は、長い間竜宮城に滞在し続けていました。
相当長い間たってから、竜宮城の者達から「こいつ、いつまでい続けんだよ」的な感じの視線を感じはじめたので、流石に迷惑かと思った浦島は、帰ることにしました。
乙姫に、これを伝えると玉手箱というものを、もらい地上に戻してもらいました。その時に、絶対に玉手箱を開けるなと言われました。「じゃあ渡すなよ」と、思ったが貰っといた。
--久しぶりの地上だな、今頃どうなってんだろうな
浦島は、地上に戻って少しそこらへんを歩いてみたら、絶句してしまった。
そこには、動く鉄の塊、何か板のようなものをいじっている人達がいた。
それは、車やスマホなどであった。
--な、なんだこれは?
驚いた浦島は、どうすればいいのか迷っていた。
もしかしたら、玉手箱を開いたら分かるかもしれないと考えた浦島は、玉手箱を開けた。
そこには、
『長い間居候すんじゃねぇよ』
という手紙と。
『3……2……1……』
と、数字が、浮かび出て来た板があった。正確には、爆弾だ。
『0』
BOM!!
浦島太郎は、跡形も無く消し去ったとさ。
めでたし、めでたし
どうでしたか? 私は、はじめて書いてみました。
面白かったら良かったです。