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恋愛短編集

君が大好きだっていうそれだけじゃダメなんですか。

作者: 雛葉

君と会えなくなってから、毎日君のことばかり考えてしまう。


今までは学校に行けば君を見ることが出来たのに、今はこんなにも遠いところにいる。


会えなくなる前の日常がどれだけ大切か。頭では分かっていたつもりなのに。


いつかこの思いを伝えようって、あの時はそう思っていた。


でも、時間が経つにつれて、どんどん君が遠くなっていくような気がして。


___本当は、全然好きなタイプじゃないのに。


もっとかっこいい人と恋がしたいと思ってたし、私を好きでいてくれる人に追いかけられたいって憧れてたし、何でも好き勝手言えるような人を好きになりたいってって思っていた。


それでも、好きになったのは噂されるようなイケメンじゃなくて、私のことなんて少しも好きじゃなさそうで、恥ずかしくてまともに話すことすらできない人で。


君のことを考える度、胸が苦しくなって、どうして会えないんだろうって辛くなる。


本当はもっと話したかったし、君のことを知りたかった。


少しでも話したら、もう君のことしか考えられなくなってしまって。


新しい学校では、君を忘れて違う人と恋をしようって思っていたのに。


君以上に私の頭の中を占領してしまう人はどこにもいなかった。


会えなくても、話せなくても、君が大好きなままで。


でも、君は仲いい女の子がたくさんいて、新しい場所にすっかり馴染んでいる。


そこにはもう、私が入り込む隙なんて無くて。


どんなに君が大好きでも、君のことを1番に好きでも、あの場所には行けない。


君は、どんどん知らない人になってしまう。


ねぇ、こんなに君を大好きって思う気持ちは報われないんですか?



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― 新着の感想 ―
[良い点] この女の子の気持ちが十分に、痛々しいほどに伝わってきました! 具体的な固有名詞での小説の連載を見てみたいです! [気になる点] 想っている相手の方の視点もみたいなと…… 私の我が儘みたいな…
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