表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/76

その26 出発前

 傷は完全に癒えて、そのおかげで体力も最後まで溜まった。今日出発だからもう記録書はつけないでいこうと思う。セーフゾーンがここだけしかないとなると外で記録書書いてる暇なんてないだろうし、まともなボーナス貰えた記憶が無いしな。


 じゃあまずは進化の結果を確認していこうか。


【名前】カイ

【種族】リトルキメラ・亜種サブスピーシー

【副種族】転生種ワールドジャンパー 上位種スペリオル

【性別】男

【年齢】0

【レベル】1

【ランク】E

【体力・回復力】170+14

【魔力】170+21

【攻撃力】170+7

【防御力】170+7

【敏捷性】170+7

【称号】クソザコナメクジ 転生者 運命の赤い糸 同族喰らい 外道 悪食 逃げ腰 引きこもり

【加護】転生神の加護 鍛冶神の加護 大魔王の加護

【スキル】

 ・通常:色欲者ラスター6 筋力6 魔術師ウィザード2 集中5 六感強化4 高速機動2 下級鍛冶6 魔剣創造4 鍛冶確率強化4 配下強化1 スライム経口摂取経験値増加6 小隊指揮1 雄叫び2 筋鎧5 守護2 超回復強化1

 ・称号:臆病2 危機察知2 全経験値量上昇3 運命の赤い糸1 胃強化4 同族殺し1 敵痛覚強化1 死体冒涜1 解毒1 神蝕1 オーラ1 引きこもり4

 ・加護:神託5 神格上昇1 魂容量増加1

 ・ユニーク:鑑定2 合成1 転生法1

 ・種族特性:肉体変質2 強力吸収2 物理超越1 王権1

【魔法】炎魔法3 闇魔法3 雷魔法3 光魔法1 水魔法1 土魔法1 風魔法1 獄炎魔法1 雷光魔法1 自然魔法1

【形態】角2 脳2

【因子】ルナの因子 原種乖離因子

【被眷属化】ルナ3


【主神と転生神によりメッセージが残されています】


 お、神さんたちからの久しぶりのメッセージだな。じゃあまずはこれから見てみるか。


【よし、ちゃんとつながってるか?】

【ええ、いつでも始められる状況です。】

【早速始めましょう】


 前回と同じような感じで2人がメッセージを始める。当然のことではあるが、声も前回と同じ、ダンディなオジサマと優しそうな若い女性の声だ。


【今回は少しアドバイスをしに来たぜ】

【お前がセレニティの試練でてこずってる様だからな、俺はお前が世界を救うのが早ければ早いほどうれしいからな、ちょっと手を貸してやろうじゃないか】

【急ですみませんね、この方が心配性でどうしても手伝いたいと言ってたのでこうやって連絡しました】

【今回教えるのは試練の道中に現れるであろう強敵のことだ】

【そいつはおそらくかなり素早く、背後を取りにくるだろうが、1体しかいないから大火力で一気に始末しろ】

【出し惜しみをしてると確実にやられるぞ】

【・・・はい、今回は以上ですね】

【それではお気をつけて、がんばって下さいね】


 なるほど、この試練についての助言か。素早くて背後を取ろうとする敵は一気に始末しろってことだな。了解したぞ。


 それじゃ、メッセージも確認したし今回の進化の成果の確認に移るか。


 スライムたちとの繋がりによる補正を除いたステータスは結構伸びてるな。セレネ様の加護による補正も考慮すれば進化しただけでかなりえげつない伸びかもしれない。


 ふふ・・・俺はもう、クソザコだったあの頃とは違うのだよ。


 あの頃と言えば・・・ルナとクイーンはどうなってるんだろうな。うまくやってくれてるといいんだが。早く会いたいぜ。


 じゃあ次は新しいスキルとかを確認していこうか。


【リトルキメラ】

【キメラの幼体】

【この時期の肉体や精神への影響によって先の進化がある程度決まると言われている】


亜種サブスピーシー

【別種族に分類するほどではないが、元の種族から方向性を問わず大きく異なる進化を遂げた個体が手にする副種族】

【進化時点で原種乖離因子を手に入れる】

【良くも悪くも、同じ種族の通常の個体とは異なる成長を遂げやすい】


 次は魔法のチェックだ。


【自然魔法】

【自然に存在するものを使う魔法】

【レベルによって、水、風、土の操作自由度が変化する】

【レベル10で神自然魔法を獲得できる】


【水魔法】

【水を使う魔法】

【レベルによって、水の操作自由度が変化する】

【レベル10で根源属性:液体を獲得できる】


【風魔法】

【風を使う魔法】

【レベルによって、風の操作自由度が変化する】

【レベル10で根源属性:気体を獲得できる】


【土魔法】

【土を使う魔法】

【レベルによって、土の操作自由度が変化する】

【レベル10で根源属性:固体を獲得できる】


 ここについては特に言う事は無いかな。


 さて、実はセレネ様の知識を覗いた時に確認した事があってね。魔法の属性についてだ。


 まあ端的に言うと、調べた結果はこうだ。


 魔法には通常属性と特殊属性がある。


 通常属性には炎、水、風、土、雷、光、闇の7属性がある。


 特殊属性は無限に存在する。


 普通は進化時に魔法を1つ獲得するが通常属性もしくはその複合属性が進化特典として適切でないと確認された場合自分に合った特殊属性が自動的に選択される。というか存在しなかった場合は新しく作られる。


 だから無限だ。


 まあここで大事なのは特殊属性じゃない。今大事なのは通常属性の方だ。


 なんと、今回の進化で俺は通常属性の魔法を全て手に入れたことになる。


 この7つの魔法スキルを全て合成したら何か面白い事が起きると思わんかね。


 というわけで実行。


【炎魔法、水魔法、風魔法、土魔法、雷魔法、光魔法、闇魔法の統合を行います】

【・・・・・・・・・・・・・・・】

【完了しました】

【炎魔法、水魔法、風魔法、土魔法、雷魔法、光魔法、闇魔法は全属性魔法に統合されました】


 では、早速手に入ったものをチェック。


【全属性魔法】

【全ての属性を使う魔法】

【全ての属性の複合属性とは別であり、あくまでも全ての属性個別にが使えるようになるスキルで、その先は個々の技量しだいである】

【レベルによって、様々な能力が変化する】

【レベル10で、全ての根源属性と性質支配を獲得できる】


 おおよそ予想通りだな。性質支配が何なのか気になるが、手に入ってからのお楽しみという事で。


 まあ、こんなもんか。


 そろそろ出発しよう。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ