死亡と転生
わしは武田弘 110歳 病院のベッドの上にいる、ここにいるのはかれこれ30年ほどか、わし自身もようここまで生きながらえたと思っとるわ、じゃが、もうここまでだろうな、人は、自分が死ぬ時はわかるものなんじゃな。
「はぁ、ゾロ目まで行きたかったなあ」
ドクン……ドク…………ド……ドクン…ドクン………ピーーーー
こうして、かつて天才超人とよばれた武田 弘は歴史上けっして長い時間とは言えない間に成した数々の革命に疲れたとでも言うように、とても安らかに眠りについたという
「ん?んあぁ?どこだ?ここ?」
「おいクソ爺」
「なっ!?お主わしが気配に気付かないなど、相当な強者とお見受けする、お主、一体何者じゃ?」
「なぁに、ただの神だよ、ただし、悪魔のほうのな」
そういうと悪魔神?はニヤリとする
「そうか、で、その悪魔の神さんがわしに何か用ですかな?」
なんだコイツの威圧感は、今まで戦ってきた奴らなんざ足下にも及ばん威圧感じゃ、これは少し不味いかもしれんのう
「なに、少しお前に頼みがあるだけだ」
「その頼みとはなんじゃ?悪魔のようだし良い頼みという訳じゃ無いのであろう?」
「うむ、簡潔に言うとな、異世界行ってそこの悪魔神以外殺してくれぬか?」
何を言っとるんじゃコイツは、人に頼むのが殺しか?
「神ならわしには倒す力が足りんだろう、それより神のお主が行ったほうがいいんじゃないか?」
「それがな?結界がはられてて俺は直々に行けないんだよ、それと、力に関しては大丈夫だ俺がやるから」
「うむ、頼みはわかったがいきなり与えられた力で神など殺せる訳がないじゃろ若造が」
「そのへんもちゃんと考えてるよ爺さん、お前には殺してほしい神が創った世界で修行してもらうぞ、まあ、そこからじゃないと神のところに行けないってのもあるがな」
「うむ、まあ強者と戦えるのであればいいじゃろう」
「ありがとう、では、選別だスキルをやろう」
「スキル?なんだそれ?」
「ああ、お主の世界にはスキルなど無かったな、スキルと言うのはな、昔、神と神の眷属が創り出した世界、今から行く世界だぞ、そこに神が寝てるあいだに眷属が色々好き放題して神の怒りをかい崩壊した古代文明?の遺品じゃよ、スキルもステータスもアーティファクトも全部神の眷属が創ったんじゃよ」
「へぇー、そゆことかじゃあリストはどんなかんじだ?」
「こんな感じだ
•剣術•槍術•弓術•斧術•闘術
•火魔法•水魔法•風魔法•土魔法•光魔法•闇魔法
•異世界言語理解•異世界文字理解
この中から5つ選べ」
「そんなもん剣、槍、弓術と異世界言語、文字理解に決まってるだろバカ野郎」
「決まっているのか」
そういうと悪魔神は苦笑しつつ
「では、武田 弘よ次の人生せいぜい頑張ってくれよ?」
そういうと、俺の周りが光だした
「あ、あとなお前が今選んだスキルで世界最強になったら新しい力解放されるぞ、それで神殺せよ〜勝手に体に馴染むから、今渡せよとか言うな、コラ、最強になるのは試験だよ、試験をクリアしたら力をもてる?てきな?だからガンバー」
「クソガキィィィ年寄りにたいしてなんじゃお主ぃぃぃ!」
そんな事を言ってるあいだにも、どんどん意識が沈んでいった
「ん?ここどこdって頭痛い」
なんかいきなり膨大な知識が入ってきたよ
ていうか知識とか説明のところに、若返り 口調も変わるよとか入って来たんだけど
「まあいいか、取り敢えず、ステータス!」
ブワン
名前 ヒロシ タケダ
種族 人族
年齢 16
level 10
封印中 解放
HP 1,000 ???
MP 1,000 ???
攻撃力 500 ???
防御力 500 ???
魔攻力 500 ???
魔防力 500 ???
俊敏値 500 ???
運 500 ???
スキル
神話スキル
???
凡庸スキル
剣術 槍術 弓術 異世界言語理解 異世界文字理解
アイテムボックス←おまけ
「ステータスも封印されてるのかよ!!」
解放したらすごくなりそうだな、そして口調が気に入らない、しかし勝手に出てしまう、どうしたらいいんだ!!そして一番使えそうなアイテムボックスがおまけってなんだ!気に入らない!
「よし!街に行こう!」
幸いな事に悪魔神のくれた知識にこの世界のマップがあるので迷わなかった、30分ほど歩くと街の城壁が見えてきた
「やっとか、長かったぜ 」キリッ
城門を通って中に入ろうとすると
「おい、お前」
「あ?なんだ?」
「身分証明書を提示しろ」
「身分証明書?なんだそれ?」
「お前身分証明書ないのか?」
「あたりまえだろ若造が」
あ、さっきぶりに素の言葉がでたな
「若造だと?お前馬鹿か?」
「ガキに若造なんて言われたくないねクソ野郎さっさと通せ」
「はあ、もういいよ、この水晶に手を触れてくれ」
「ほい、これでいいか?」
「おう、もう通っていいぞ」
「あ、そうだ、冒険者ギルドはどこだ?」
もうとっくに知識の中から冒険者ギルドがある事は調査済みだ
「あそこのでっかい道をまっすぐ言った右にでっかい建物があるだろ?あれだ」
「そうか、ありがとよ」
「おう、さっさと行きやがれ」
「へいへい」
そう言って俺は足早に去って行った、何故なら、ギルドが楽しみなんだよぉ!
「おお、ここがギルドか」
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