八月八日
「月曜日の12時の365日限定放送局。始まります。
今日は8日目の12時の発表です、
先週の時点では月曜の開始時1000/1000名だったのですが金曜の12時の発表では262/1000名となっておりました。
現在の生存者は189/1000名となっております。」
「今日も絶好調MCハイブリッドボーイこと、ハイブリだ。
アシスタントのサワと一緒に今週もやってくぜ。」
「はい今週もがんばっていきましょうね。
今日の面白現状報告は召喚士が3人に増えた事とジョンさんが村を移動した事です。
1年間生き残り有力候補のジョンさんは村を出て町へと旅立ち無事町に到着してます。」
「じゃあ今日は町を見せるためにジョンのモニターって事だな。」
「違いますよ、ハイブリさん、それは大きな間違いですよ。
今日はジョンさんではなく。
200人をより減ってしまったので、23時までの投票結果で決めました。
これから毎日投票結果のモニターです。
ですが、一つ問題が発生しました。
24時間同じモニターだと寝てしまう時間が出来てしまいます。
そこで夜中活動してる人達はその人たちだけの投票結果を反映します。
そして12時間交代ではなく、更に分割しまして6時間交代になります。
MCもアシスタントも6時間交代になります。」
「おいおい聞いてないぜ。いくらスケジュールが空いてるからって6時間はきついぞ。」
「そして番組はMCのトイレタイムを考慮しまして。」
「無視された。」
「アシスタントがイクイクちゃんと私、サワの2名になります。
急遽決まった事なのでイクイクちゃんがまだ来てませんし。
これから出来るか交渉します。」
「行き当たりばったりすぎるだろ。」
「交渉が成功すれば、明日は最初からイクイクちゃんが居ますよ。
どうです、ハイブリさんこれから6時間ですよ。」
「原稿きっちり読みやがって、俺を無視しすぎだ。12時から18時が俺の時間なんだな。」
「そうです。今日からは12時から18時がハイブリさんの時間になります。」
「わかった気合を入れ直して頑張るわ。帯での6時間の生放送の拘束、安いと思うなよ。
4時間でも渋々だったんだからな。」
「ハイブリさんプロデューサーを睨まないでください。
そういう交渉は番組後にお願いします。
気を取り直して今回は投票結果一位で
昨日遺跡にたどり着いたというハーガンさんをモニターします。」
「遺跡って、それこそ面白現状報告で報告しろよ。」
「いえいえ一位のハーガンさんで遺跡は見れるので、現状報告は町に着いたジョンさんなんですよ。
町に居るジョンさんなんて何時でも見れますからね。」
「なにげに酷いな。」
「そんなことないですよ。ちなみに投票アンケートの一位はジョシアさんの顔が見たいでした。
ではどうぞお楽しみください。」
「ジョシアってあれかあのオジン、オバンとマイクのグループだろ。
そこにいたハーガンをモニターにしてジョシアを見たいって事か。」
「そうですよ、昨日一晩、遺跡で過ごした様ですね。」
「ジョシアが引っ張ってやってきたグループだからなジョシアが潰れる前に休める場所に着けたのは良かったんじゃないか。」
「わからないですよ。今ではハーガンさんが引っ張ってるかもしれないじゃないですか。」
『ジョシアさん、見張り換わりますよ。マイクさん大分落ち着きました。』
「マイクがピンチみたいだな。」
『あれはなんだったんだ。」
「ピンチを脱したみたいじゃないですかね。」
『あいつはって言いたいですけど、やはりアレはなんだって言いたくなるのはわかります。』
「なんのはなしですかね?」
「知るかよ、これから話してくれるんじゃねぇか?」
『あれは言っていたな。
「お前は戦力外だが、お前達二人はいいぞ、もっと強くなれ。
この大陸には居ないが別の大陸に魔王が居る。それと戦えるのはお前らみたいな異世界人だけだ。」
とかなんとか。』
『そうですねそれで。マイクさんが斬られ、オジンさんとオバンさんは。クソ。』
「おい、魔王とか言ってるぞ、異世界で一年生き残る話じゃなかったのか?」
「なんでしょうね。しかも異世界人ってのもばれてますよ。その『あれ』って呼ばれる者が気になりますね。」
『オジンとオバンはきっと生きている。信じろ。』
『アレは何者なんですかね。
「この二人が居たら。お前らに言い影響を及ぼさないからな。俺が代わりに守っておいてやる。
お前達が強くなったらまた俺の前に来い。
最低でも12魔族の族長と戦えるレベルまで上がって来い」
とか言ってまじだね。
じがも、オジンざんどオバンざんを』
ズズズー
「鼻をすする音です。」
「解説しなくてもわかるわ。」
『泣くな、ハーガン。私達が強くなればいいんだ。
今回の事は私達が弱かったからだ。オジンもオバンも簡単に連れ去られてしまった。
遠くに居たと言うのにいきなりオジンとおばんが浮き上がって、一体誰はなんだったんだ。』
「その時の映像が見たかった。過去のモニターから引っ張り出せたら見たいんだけどな。」
「今は出来ないそうですよ。」
「早く技術が上がることを願うな。」
『あれこれ考えても仕方がない、ハーガン。アレも言っていただろう。
「強くなりたければ、魔物を倒せ。狼どもはただの動物だ。その上の魔物を倒せ。
狼の魔物の名をガーガルと言う。この森には沢山居るからな。そいつらを倒して強くなれ。」
そう言っていたな。
ハーガン、マイクが落ち着いたなら魔物を狩りに行くぞ。
本当に魔物を倒せば強くなるのなら。
マイクのためにも強くなって守りながら移動できるようにならなくては。』
『そうですね。マイクさんをすこし移動させて安全な場所を確保しましょう。』
『ああ、そうしよう。』
「なにか準備を始めましたね。ハイブリさん。
・・・・・あれ?
ハイブリさん。
ハイブリさん?」
「あぁ悪い悪い。」
「ハイブリさんさっきから黙ってどうしたんですか?」
「話がいきなりでかくなっただろ。ビックリしたんだ。
魔王を倒せとか魔物を倒して強くなるとか。
そんなのゲームの世界だけだと思うだろ。
こいつらが羨ましいぜ、魔王を倒す、異世界人そんなの物語の主人公待遇じゃねえか。」
「ハイブリさんが興奮してしまいましたね。
でもこれからどうしますか?
これだと、毎回、投票一位がこの二人になって。
ハイブリさんこの二人をずっと見続けることになりそうですね。」
「確かに、そうなりそうだな。他の時間で他の奴らの動向は見られるだろうから。
1位はこの二人というかハーガンがずっと一位な気がするな。
ジョシアが意外だったしな。体ががっちりしてて顔も男っぽいと思ったら声に合うような顔だったな。」
「そうですね、私も少しびっくりしました。
雰囲気身長が170前半位で筋肉質。でも膨らむところは膨らんでいて。顔は童顔。
今着てる服が半袖で腕が見えてるから筋肉質ってわかりますが、これで長袖の服着てダボっとした服を着たら誰も。こんな鍛え上げられた体だなんて思わないですよ。」
「そうだな俺も同じ感想だ。おっ、マイクを隠し終わったな。
さっき言ってたガーガルってのを狩りに行くぞ。」
「楽しそうですね。」
「楽しいに決まってるだろ。」
『まずはステータスを確認しよう。昨日はバタバタしてたからな。』
『そうですね。』
ステータス
名前:ジョシア
性別:女
職業:槍士
心 :Lv12
技 :Lv10
体 :Lv37
魔力:4人魔力
筋力平均:229kg
動体視力:動物並み
頭の回転:並
咄嗟の判断力:早い
取得スキル一覧
なぎ払いLv5
槍突き三連Lv10
石突割りLv4
槍術Lv15
『槍術のレベルが少し上がってるな。』
「職業が槍士なんだな槍術士になるのかとおもったが。違うんだな。」
「そうですね、なんか違いがあるんですかね?」
ステータス
名前:ハーガン
性別:男
職業:戦士 槍士
心 :Lv23
技 :Lv50
体 :Lv19
魔力:13人魔力
筋力平均:169kg
動体視力:並
頭の回転:少し早い並
咄嗟の判断力:皆無
取得スキル一覧
なぎ払いLv2
石突割りLv5
全力振り回しLv3
自己防衛本能Lv50
槍術Lv5
棒術Lv19
天性の能力Lv50:危機回避Lv50
『棒術が大分あがってますね。』
『骨棍棒を作ってよかったな。』
『そうですね、槍は牽制には使えますけど。向いてなかったようですね。
技術の必要な動きじゃなく、棍棒は咄嗟に殴れるって所が向いてましたね。』
「なんかすごい能力持ってますね。」
「生き残れる確率が上がる能力持ってるなら、こいつが一番生き残る確率高いんじゃないか?」
「遺跡を出て森に行きましたね。」
『ガーガルってあれですよね。狼をまとめてる。ガタイのいいリーダーみたいなの。』
『多分、そうだろうな。狼をまず倒す事から始めよう。』
『そうですね。絶対強くなりましょう。』
『当たり前だ。』
「熱いですね。」
「このくらい熱くないと異世界じゃ生きていけないんだろう。」
『止まれ。』
『居ましたか。』
『ああ、10時の方向だ。』
「ハーガン。流石にこの状況で、ジョシアの胸元見てるのはおかしいだろ。」
「ハーガンさんも男ですからね。でも10時方向を見て欲しいですね。」
『ハーガン疲れてるのは分かるが顔を上げろ。獲物はすぐそこだ。』
「ジョシアはわかってないな。」
『はい。』
「まあでもハーガンが疲れて欲求が強くなってるのかもな。」
「そんなことになったら。モニターは切り替えて貰います。」
「まあ、そんなことになったら。狼に食い殺されるから。ありえないだろ。」
「そうでしたね。流石にないですよね。」
『いくぞ。』
「タイミングを測ってたジョシアが飛び出したな。ハーガンが追いかける。」
「ジョシアさんが初撃を入れましたね。」
『はぁああ』
「ハーガンが二匹目の頭を潰したなって多くないか。狼10匹は居るぞ。」
「多いですね遠くからじゃわからなかってですが。こんなにいたんですね。」
『ハーガン止まるな。動きながら攻撃しろ。』
「ハーガンさんがジョシアさんと違う方向いたのでジョシアさんの動きがわからないですね。」
「それは仕方ないだろ。ジョシアと同じ方向を見ながら戦うのは無理だろうよ。」
「たしかに、そうですね。」
『くそ。ズゥア。』
「気合の入ったいい攻撃だ。棍棒を一回振る毎に狼が吹き飛ぶな。
残念なのはジョシア並の筋力がないことだな。
それさえあれば一撃で倒せるのに。」
「そうですね、頭を叩き潰したのは死んでますが。体を殴られて飛んでいった狼は、まだ動けてますね。」
『残りの狼任せても大丈夫か?』
『いけます。』
『なら任せるぞ。』
『はい。』
「いま一瞬チラっと見えたな。」
「ハイブリさん、何を見たんですか?」
「サワ、何を勘違いしてるんだ。ガーガルって奴よ。狼が大体1m~1,5mだとするとガーガルは2m弱って所か、ジョシアが一人で行くみたいだな。」
「ハーガンさんは手一杯で、戦うところは見れませんね。」
「まあ仕方ないだろう。だが、この会話の間にも3匹仕留めてるからな。
後2匹倒してる間に終わってない可能性もあるかもな。」
「そうですね。期待しましょう。」
「最後の一匹、倒し終わったな。」
『ジョシアさん。』
「おぉ~。これはすごいですよ。」
「劇的ってこういうのを言うんだな。
ハーガンが振り向いた瞬間にジョシアの一撃がガーガルの眉間に槍が突き刺さるとはな。
これは英雄的な伝説にありそうなシーンだな。」
「そうですね。
『私はガーガルを倒す姿を見たあの時、あの人が英雄になると確信した。
そして、絶対その瞬間に立ち会うのは自分だと覚悟を決めた時でした。』
みたいなことをハーガンさんなら魔王を倒した後に言ってくれそうですね。」
「まあ、言い方は違いそうだが、似たようなこというかもな。」
365日限定放送局。は続く。
8日目のジョン達は。
「今日は二人共よくやった。」
俺は珍しく他人を褒めてた。
「ちょっと、私たちを褒めなさいよ。なんでガービットとギーリアだけを褒めるのよ。」
他人じゃなく他魔物だった。
「ミスリム。ガービットのおかげで人魔力が上がってくんだぞ。感謝しないとバチが当たるぞ。」
バチが当たるってよくわからないが。こういう時には使うんだよな~。
「感謝はしてるわよ。なんで私達を褒めないのよ。」
わがままめ、だから我慢のレベルが下がるんだぞ。
「ミスリムなにかしたのか?マーロンもよくやったぞ、逃げようとしたガービットをガースで咄嗟に逃げ道を塞いでたな。
ガースもよくやった。」
マーロンがエヘヘっと言わんばかりの顔をしている。
今日のマーロンは変だ。
なにがあった?
「なぁ、ミスリム。」
俺はマーロンから離れて。
ミスリムに声を掛けた。
「なによ。」
ミスリムは怒りながら、真剣な俺の顔に動揺したみたいだ。
「マーロンが変なんだが何があったんだ?」
マーロンには聞こえない声で聞いてみた。
「し、知らないわよ。本人に聞きなさいよ。」
ミスリムは何か知っているみたいだが、答えてくれないようだ。
「頼む教えてくれ。」
お願いしてみた。
「あの子ね、毎回話し方も安定してなかったでしょ。
家族も居ないしずっと、気を張ってたみたいなのよ。
昨日、スキルくれたじゃない。あれでずっと気を張ってたのが緩んだのよ。
私達を仲間って思ってくれたんじゃないの。
それで、気を許してるんだと思うわ。」
「そうだったのか。良い事だな。」
俺は思わず笑ってしまった。
ミスリムはずっごく顔を赤くしている。
自分で言ってて仲間とか言うのが恥ずかしかったんだな。
「だから、自分で言いたくなかったのよ。」
マーロンや周囲を警戒しながらだけど、笑えるもんだな。
ミスリムのおかげかもな。
「顔を赤くしなきゃ、俺は笑わなかったさ。恥ずかしいことだと思ってるからこっちも笑ったんだ。」
1人で生きていこうと思ってたらできなかったかもな。
3人で居ることを楽しもうと思った。
「恥ずかしいものは恥ずかしいのよ。」
「まあ、マーロンが気を張ってなくても平気になったのは嬉しいことだな。」
「そうね、私もそう思うわ。」
そんな俺らの状況を見た。
マーロンが
「二人で何やってるの~。解体手伝ってよ。一人じゃ大変だよ。」
俺たちに声を掛けた。
「あれが素に近い話し方ってことか。」
俺はマーロンのところに戻りながら呟いた。
「そうなんじゃない。可愛いわね。」
俺はマーロンを見て、妹を思い出していた。
「それは認める。妹の性格が違ったらあんな感じだったかもな。」
妹を思い出したら、性格が全然違ってた。
「もはやそれは妹じゃないと思うわ。」
「そうか?もう一人性格の違う妹がほしいと思ってたんだ。」
「妄想乙。まったく妹フェチ的な人種なの?」
「いやいや、実際に妹が居るとな。漫画やアニメみたいな可愛い妹なんて居ないって現実に襲われてな。
もう一人居たら違う性格だったのかなとか思うようになったんだ。」
「十分変態よ。きっともう一人妹がいても同じ性格よ。」
きっぱりと断言された。
そんな感じで解体やカード化が終わって帰り道でも延々とくだらない言い合いをしていた。
マーロンはニコニコと楽しそうに俺たちを見ていた。
街に帰ってギルドにも寄って宿屋に帰った。
「今日の稼ぎにカンパイ。」
「カンパーイ。」
「カンパーイ。」
宿屋の酒場で乾杯をして楽しんでいた。
「兄ちゃん、稼いでるのか。俺たちにも奢ってくれよ。そっちの」
そんな時こそ邪魔されるもんなんだな。
20代前半ってところか。
色々狩れるようになって調子に乗ってるのか?
「それ以上、先を言ったらお前の命は保証できないな。」
そっちの女でもいいぜ、
なんて言わせるわけないだろ。
「なんだと、やるってのか。」
アイテム袋から今日の狩った物をだした。
「この牙なんだと思う?」
俺は大きな牙を見せてやった。
「そっそれがなんだっていうんだ。」
なんの牙かわかってないようだった。
「今日狩った獲物だ。この牙を見た事無いようなら、どうせ狩ってるのはギーガル程度だろ?
死にたくないだろ。やめときな。」
「その牙がどうしたってんだ。」
俺に襲いかかろうとしてきた。
「やめねぇか。
すまねぇな坊主。
こいつは短気でな、俺の奢りにするから許してくれ。」
30代半ばってところか。
襲いかかろうとした奴とは格が違うな。
「奢ってもらうほどじゃないさ。気にしてない。それより飯を食わせてくれ。」
俺はそこまで言ってから
食事を済ませて。
二人を連れて部屋に戻った。
「びっくりしたわね。本当にあんなガラの悪い乗っているのね。」
ミスリムが辟易した様子で言う。
「まったくだな。居ないとは思ってなかったが本当にいるとはね。」
俺も同意する。
「ジョンが守ってくれるって信じてたよ。」
マーロンが可愛すぎて思わず、頭を撫でていた。
「そういう問題じゃなくってね。もういいわ。もう寝ましょう。」
ミスリムはマーロンのエヘヘって言わんばかりの顔を見て言うのをやめて寝ることにしたらしい。
「俺たちも寝よう。」
これからしばらくはマーロンとミスリムの魔力アップだな。
因みに、牙はグーファの牙だバカみたいにデカイから見れば普通わかるんだけどな。
そんなことを考えながら俺は眠った。
転生?いえ、乗っ取りです 体を乗っ取り何をする?、もよろしくお願いします
聖王記ってシリーズにしてます。
聖王国周辺の話を書いてるので、
良かったら暇な時にでも読んでいただけると嬉しいです。
読んで頂きありがとうございます




