八月七日
特に何事も無く朝を迎えた。
馬車の御者には召喚した人。
外には召喚したギーガル。
同属隷属された狼達。
馬車には散乱した布と2人の寝てる女が居る。
そんな中で俺は、受け取った紙に書かれた内容を読んでいた。
今は聖王暦2016年だそうです。
聖王暦を調べることにしました。
聖王暦の始まりは聖王国をアルロイス王が建国した時。
『聖王暦はアルロイス王の生誕の日からすでに始まっている。今は聖王暦48年である。』
という発言をしたそうです。
史実に残っています。
聖王暦48年5月が聖王国誕生になっていて。
それに、ちなんで5月の4日から8日まで誕生祭が聖王国アルロイスや周辺属国では開かれているそうです。
脱線しましたが、聖王暦1年1月1日はアルロイス王の誕生日です。
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特に大事な史実は無く。
聖王歴1204年、フルネイス王国歴83年に聖なる大盾を携えし英雄エイジャー、魔王を討つ
という史実があるのですが、何時始まった戦争なのか。
フルネイス王国の何処で起こった戦争か確かなことが残っていません。
この大陸の歴史上初めて史実に魔王が出た記録ですね。
聖王歴1404年、フルネイス王国歴283年、この年に聖王国アルロイスに巨人王と名乗る魔族が宣戦布告をしました。
聖王歴1414年、フルネイス王国歴293年に勇者が召喚されたという噂がありまして、噂の勇者の名前がラヴォーというらしいのですが、それが後の魔王ラヴォーだという、噂もあるそうです。
聖王歴1420年に、フルネイス王国歴299年、アークロード・フルネイス、巨人王を討ち、戦争終結。
盲目の英雄アークロード誕生したそうです。
ですが史実にはないですが、弟が巨人王を倒した直後に兄のアークロードが闇討ちして自分の手柄にしたという物語などが多くあります。
事実として巨人王を討ったにもかかわらず、王家を継ぐことも無く、歴史からアークロードの名は消えました。
聖王暦1511年八月、フルネイス王国、スイド帝国に突然の侵略を開始し国境にある町を占拠。
12魔族、10位族長、翼人王レジィ、国境の町に魔物を放ちフルネイス王国の兵士を蹂躙す。
聖王暦1530年、12魔族、3位族長、鬼人王セリア、フルネイス王国を滅ぼす。
聖王暦1536年、12魔族全てでスイド帝国を滅ぼす。
聖王暦1538年に魔王ラヴォーがこの時に初めて、この世に現れ。
大山の死霊王ジェスの封印を解く。12魔族1位族長に死霊王ジェスが就任。
聖王暦1540年、聖王国アルロイス。大陸全ての人間を集め勇者を選出。36英雄と108人の御付を伴い魔王討伐に乗り出しました。
聖王暦1541年。12魔族中5魔族の族長を倒すも英雄達は全て倒される。
聖王暦1546年、聖王国アルロイスは魔王ラヴォーに滅ぼされ、一度、王国の歴史に幕を閉じた。
聖王暦1582年に魔王ラヴォー、巨大船団を作り。12魔族を連れて新大陸へ行く。
聖王暦1600年1月1日、わずかに生き残った人々は新生聖王国アルロイスを建国、アルロイス王家の血筋の者が王と成るとされるが名も発表されずに、子供が産まれてすぐに人生の幕を閉じた。詳細は不明。
聖王暦1601年、新生聖王国アルロイスに不満を持つ者たちが増えていった。
真正聖王国を旗印に掲げる者達が現れ。不満を持つ民衆を扇動していき遂には、
新生聖王国アルロイスの軍関係者をアルロイス王族を全て討ちとり。
真正聖王国アルロイスが誕生する。
真正聖王国アルロイス王にはアークロードの末裔と名乗る
グドン・アルロイスが真正聖王国1世となる。
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その後、特に大きい事柄も無く400年経った。
聖王暦2016年、現在も真正聖王国アルロイスが大陸を制している。
というのが歴史を調べた結果です。
「この400年の平和が色々な汚職や政治の腐敗が温床になってそうだな。」
報告を読んだ感想は真正聖王国になってから貴族の入れ替わりが無く。
商人も新しいことを始めると押さえ込まれ、潰される。
冒険者ギルドの件にしてもそうだ。食糧難に陥っていたところを助ければ。
助けた者を英雄に仕立てるかもしれない。
平和な時に英雄は要らないといわんばかりに、英雄にされうる者の排除に乗り出した。
というのがきっと今回の良くわからない俺への嫌がらせだろう。
大きい事件も何もないというのもおかしい。
歴史が色々ごまかされてる可能性もあるな。
「短い期間でよく集めたものだな。」
思ってた、よりも優秀だったな。
紙には他にも色々書かれてた。
魔法は才能が有れば使えるそうで
聖王国アルロイスが滅びるまでは、魔法を魂に刻む技術があったそうだが失われた技法とされているようだ。
せっかく進んだ時代が魔王のせいで退行したのがわかる。
魔法を打ち出す筒が登場する物語があるそうだ。
「銃もあるのか?」
魔法を魂に刻む技術が失われた、結果、収納袋を作れるものが激減して、今ではその才能の確保のために国の主導で領主達が毎年、王都へ優秀なものを魔法学校へ送るそうだ。
その努力のおかげで収納袋の高騰を防いでいるらしい。
そして、その魔法学校での研究により、魔道具の進歩が目覚しく属性魔石を作り出し。魔法の才能が無い者も魔石に魔力を流せば使えるようになったらしい。
辺境の地のためそれ以上の情報は無かったらしい。
次は大陸について、
村があった場所は昔は森だったそうだが魔王の部下の12部族を連れて行くための船を造るために大陸の半分の森の木を切り開いたために草原になったらしい。
北に見える山がチェロッス山。
その昔、12魔族の11位竜人王が住んでた山らしく、今でもトカゲ系の魔物が多いらしい。
東の海。昔はもっと先まで大陸があったが魔王の船建造を邪魔したため、魔王の怒りを買い、結果大陸が削れて海になったらしい。
西の森。今は森だが旧アルロイス王都と学術国家が昔はあったらしい。
俺達は今南西にある町に向かって馬車を走らせている。
「ん~ん~、あっ。」
マーロンがいきなり動き出して伸びをした。
「起きたか、おはよう。」
「おはよう。」
「昨日もらった報告だ。読んでみるか?」
俺はいつも先に朝飯を食べるために宿の1階に降りてたので。
寝起きを見るのは初めてだな。
「うん。」
寝起きだからか返事の口調も軽いな。
少しわかったのはマーロンは気が緩むと口調が変わるのと、演技をする時に会話の仕方が柔らかくなる。
緊張すると口調も固くなる事がわかった。
キャラが安定しないのは困るが口調で心を読める気がするのは面白いな。
「俺は朝飯の準備でもするか。」
馬車の外に出て。御者に声を掛ける。
「ここら辺で一旦」
と言った所で出そうとした言葉を出さずに目の前の光景に集中した。
「あれは町か。不味い。ギーガル、連れてる狼を殺してカードに戻れ。」
不味い不味いぞ。
「ミスリム起きろ。マーロン外に出て戦ってるふりをしろ。」
狼に襲われて必死に逃げたが、逃げきれないから戦ったってことにしよう。
あの町に見張り台か何かがあったら非常に不味い。
この光景を見られてる可能性を捨てずに行動しよう。
「ミスリム起きろ。」
ミスリムはまだ起きてなかった。」
「くそ。失敗した。1日掛かるとは聞いてたが昼の時間だけを指すのか。夜の間、ガースで走れば8時間位で着くってことか。」
9時くらいに村を出て今5時くらいだろう。
馬だったら10時間以上掛かるから時間を間違えた。
俺の連れてるのがガースなんだよな。
朝方日の昇り始めで、大分明るくなってる。
ギーガルが狼を蹴散らしてカードに戻る。
狼を解体してアイテム袋に放り込む。
「一体どうしたのよ。」
ミスリムが漸く起きた。
「町にもうすぐ着く。ギーガルが同属隷属で狼を大量に連れてたんだ。
それを見られてる可能性がある。
一応、言い訳として俺たちは狼から馬車で必死に逃げてたってことにしたい。
話を合わせてくれよ。」
「なんでそんなことしてたのよ。」
ミスリムに怒られるが、
「ギーガルが隷属させれば夜中に走っても狼に襲われないからな。
狼に襲われながら夜中進むのは疲れるだろう?」
こう言うと、ミスリムも黙る。
人間とは効率を求めてしまう。
しかも昨日は狩りで疲れてたミスリムだ、ゆっくり寝れた事を思い出して何も言えなくなっていた。
「まあとりあえず、このまま村に行くぞ。
マーロンその紙、読み終わったらミスリミにも、馬車が揺れて噛んだ、済まない。
ミスリムにも見せてやれ。」
「想像魔法で揺れない馬車作れないの?」
「想像出来るものはいくつかあるが俺が出来ると思ってない、非現実的だと思うとイメージ出来ても発動しないみたいだな。」
試したけど、ダメだったんだよな。
今日はまだ始まったばかりなんだよな。
先は長いな。
「止まれ。」
「はいはい。お役人様お仕事ご苦労様です。」
門番をさぞ偉い人みたいに扱おうと少々演技してみた。
「夜にあの街道を抜けてきたのか?」
途中林程度はあったが草原を夜に抜けるのは危険だったのか?
「はい。最初は休んでいたのですが、狼に追われておりまして。必死に逃げていたのですが。
明るくなり狼の動きも把握出来たのでなんとか追い返せました。」
「先程のはそういうことか、狼に襲われてたのだな。」
見えていたのか。ギーガルが見られてるなら厄介だな。
「お前達は冒険者なのか?」
「えぇ冒険者を生業としております。この街道の先の村に身を寄せていたのですが。
シルバーランクの冒険者がこられてギルドの者が宿に圧力をかけまして、シルバーの方と同じ人数なのだから部屋を明渡せとの事で馬も宿以外では馬も預けられないですし夜の内に村を出ました。」
これをどう思うかでこの街での対応も変わるな。
そう思いながらギルドカードを見せる。
「アイアンで馬車持ちか親の金か?まあそんなことはいい、災難だったなアイアンとシルバーならシルバーを優先するのは仕方のないことだ。」
まあ客観的に見たらそんな感じなんだな。
アイアンは軽く見られるってことか。
「アイアンだと軽く見られるのが嫌なら、せめてカッパーにはなっておけ。優先順位が変わるからな。」
「ご忠告ありがとうございます。この町で腕を磨いてカッパーを目指します。」
「そうしておけ。冒険者向けの宿屋はここを入って4件目だ、夜も開いてるからな便利だ。」
「ありがとうございます。」
門を通り過ぎて一旦路地に入る。
「相変わらず、門番と仲良くなるのが上手いわね。」
ミスリムに、そう言われながら、ガースをカードに戻して、馬車はアイテム袋に入れた。
結構簡単に入るもんだな。
「まあそれが俺の、処世術だ。」
「馬車まで入るなんて。」
マーロンが驚いていた。
俺のは収納袋じゃないからないけると思ったがちゃんと入った。
「さあ宿に行くぞ。この町なら宿も何個かありそうだから大丈夫だと思うが部屋が無いのは嫌だからな。」
ギルドにアレを売るか迷うなぁ。
「確かに、宿の部屋は大事ね。」
ミスリムの俺の意見に賛同した。
「今日はその後に、ギルドと雑貨屋とか武器屋、鍛冶屋色々よるつもりだ。」
会話してる間に、門番に言われた宿屋に着いた。
「じゃあ、入るぞ。」
「オーケー。」
「うん。」
宿の中に入っていく。
「すみません、3人なんですが部屋は空いてますか?」
カウンターに居るおばさんに話しかけた。
「冒険者かい?冒険者は先払いだよ。3人部屋で1cだよ。」
3人部屋で1cかすこし高い気もするけど、まあいっか。
他はもっと高いかもしれないからな。
冒険者は踏み倒す奴が居るのか。
「20cで20日頼む。」
「あいよ、冒険者にしては金を持ってるんだね。カッパーくらいなのかい?」
値踏みするかのようにおばさんが俺を見る
「カッパーはこれからなるよ。そのために依頼を堅実にこなしてるから金に余裕があるんだよ。」
「部屋は3階の一番手前だよ。名前は?」
帳簿に名前でも書くのかな?
鍵を渡そうとするが受け取らない。
「ジョン・スミスだ。部屋には夕方に行くよ。それより上手い飯屋をしらないか?」
「貴族様だったのかい?飯ならウチで食べていきな。美味いよ。」
「じゃあ3人分頼むよ。俺は貴族じゃないよ。
これは貴族の家名じゃなくて、俺の先祖は名のある職人だったらしいんだ。
このスミスってのは先祖が居た土地の古語で職人って意味らしい。
だから、これは職人を指す言葉なんだ。」
もっともらしいことを言ってみた。
「そうだったのかい。確かに貴族様にスミスってのは聞いたことがないからね。
でも、気をつけなよ、貴族じゃないのに家名があるっていちゃもん付けられるかもしれないからね。」
確かに、そういうのは困るな。
「わかった、これから名乗る時はジョンだけにしておくよ。」
まあ、スミスまで言う必要はないな。
「そうしておきな。そこらへんに座って待ってな、今もって来るよ。」
その言葉にしたがって、席に着いた。
「マーロンは名前だけだが。俺とミスリムはこれから苗字は名乗らないようにしよう。」
「貴族に目を付けらるのは困りまるわね。私も名乗らないようにするわ。」
ミスリムも面倒ごとは嫌みたいだ。
まあ皆そうだよな。
宿屋の飯は美味かった。
門番は宿の値段じゃなく、飯の味で奨めてくれたようだな。
「次はどこに行くんですか?」
マーロンに聞かれた。
「冒険者ギルドに行こうと思う。依頼を終わらせて。速攻カッパーランクを目指す。」
「そうですね。アイアンランクだからと下に見られるのは嫌ですね。」
マーロンも下に見られるのは嫌みたいだ。
「そうだ、名誉欲があるわけじゃないが。評価が低いのは困るからな。」
最初はずっとアイアンでもいいと思ってたがランクで軽く見られるなら上を目指すしかないよな。
「あっ、」
ミスリムが紙の字を読みながら声をあげた。
「どうした?」
何か思うところがあったのか?
「ギルドの場所何処?」
「あっ。」
俺も気づいた。ギルドの場所を聞いてなかった。
「そのうち見つかるさ。」
テキトーに答えておいた。
「結構広いわよ。」
「広い通りを歩いてればきっとあるさ。」
この考えは間違ってないと思う。
ギルドがひっそりしてたら裏で何かしてるとか噂を立てられそうだからな。
「あれじゃないですか?」
マーロンが指差した。
大通りの目立つところに結構大きい建物があった。
「行けばわかるわね。」
ミスリムはそう言って歩き出した。
「あってそうだな。」
血の臭いが漂ってきたからだ。
魔物を狩ったりしてそれを買い取ったりしてるから仕方ないのかもな。
中に入ると。間違ってなかったと確信する。
入ると奥に依頼掲示板があった。
アイアン、カッパー、シルバーの3つに分かれている。
全部の掲示板を見てアイテム袋に入ってる魔物と、同じ魔物を探す。
証明部位だったり。肉を渡す依頼だったり、色々あった。
依頼書を剥がしてたらシルバーの依頼が10くらいあることに少し驚いた。
「これをお願いします。」
依頼書を30枚くらい渡した。
それと証明部位と依頼の肉など沢山出した。
依頼書は30枚くらいだけど。
狼は100頭以上居るし。
ガーガルも30頭くらい居たりと、依頼自体は100以上終わらせる勢いだ。
「これを終わらせたあとに、カッパーへランクアップしたいのですが。出来ますか?」
「はい。依頼は153回終わらせてますね。カッパーランクへのランクアップは可能です。」
訊いてみると、依頼失敗無しで100回依頼をクリアするとカッパーへのランクアップを認められるそうです。
依頼を99回やって100回目に依頼を失敗するとまた1からのスタートらしい。
シルバーになる場合は領主の直轄地のギルドで試験を受けないといけないらしい。
説明を受けていると依頼の報酬とカードの準備が終わったらしい。
俺達は速攻でカッパーランクにあがって。
色々売って。100g以上稼いだりした。
「いや~カッパーに成るのは結構簡単なんだな。」
「聞いた限りじゃ大変だと思うんだけど。あんただけよ。簡単なんていうのは。」
そうかもしれないな。俺は色々運が良かったのかも。
「これだけ稼いだし。色々買うぞ。」
それから、結構歩いて、漸く武器屋を見つけた。
中に入ると色々な武器が置いてあった。
「ん。冒険者か、金はちゃんと持ってるのか?」
なんか偉そうだから、さっきの報酬じゃなく、贋金を渡した。
「これで文句ないか?」
「ずいぶん傷がないな。」
金貨の傷の無さに注目された。
そういうので贋金とかばれるかもしれないのか。
「収納袋にずっと入れてたからな。金貨なんて武器と防具かうときにしか使わないからな。
それは王都の近くで稼いだときの金貨だ。」
適当に誤魔化してみた
「王都の金貨か。傷が少ないのはこんな辺境にはあまり来ないんだ。」
そういうものなのか。
「まあ金貨の傷云々はあまり気にした事が無かったが、何ならここの武器をきれいな金貨で買おう。」
舐められたらいけないと金持ってるのが普通と言わんばかりに言ってみた。
「おいおい、ちゃんと扱えるのか?扱えない奴に売るつもりはないぞ。」
ナイフを何本もカウンターに置いた。
「大丈夫だ、使えない武器を買うのは俺じゃない仲間だ。
弓を覚えたいらしくてな。
俺は色々武器を使えるが欲しいと思ったのはナイフだな剥ぎ取り用に買いたい。」
「オイオイ、ギードンの牙を剥ぎ取り用とかふざけてるのか?」
「ふざけてないですよ。」
俺の持っているナイフを見せる。
「ぼろぼろじゃないか。」
「魔物の解体でこうなるんですよ。硬い魔物が多くてね。」
「なんてもんを狩るんだお前は。ギードン並みのを狩れるって事か。」
「否定はしませんよ。」
ちゃんとナイフを売ってくれて。
ミスリムに弓も矢も買った、ナイフもミスリムに渡した。
もちろん、マーロンにもナイフを渡した。
「お金が出来たらまた来るよ。あと、魔道具屋を教えてくれてありがとう。」
「おう、いつでも来い。」
武器屋のオヤジは上機嫌になっていた。
まあ30g近くも金を落としていけば喜ぶか。
「収納袋が魔道具屋にあるなんて知らなかったな。場所も聞けたしいいか。」
「行き当たりばったりね、まったく。」
「旅の醍醐味だろ?」
そんな言い合いをしてたら。
魔道具屋に着く
「魔道具屋ってどんなのあるんだろうな。」
魔道具屋の中に入った。
中に入ると、よくわからない道具が沢山あった。
「魔道師用の武器はないか?」
店主に聞いてみる。
「魔道師用ねぇ。賢者用の武器って言われてる物があるけど買うかい?」
「面白そうですね見せてください。」
「昔、学術国家という国があったらしい。遺跡専門の冒険者がその国の都市を見つけたらしくてな。
その時出てきた魔道具らしいよ。」
興味を無くす発言だ、そんなもの事実なら国に寄贈するようなものだろ。
「へぇ。収納袋を買いに来ました。」
興味がなくなったので目的の収納袋を探す。
「なんだ、嘘だと思うのか?」
「嘘とかそういうことじゃないさ、そんなものは国に渡せよ、一介の冒険者が買うものじゃない。」
「だけどな、誰も使うことが出来んのだ。それじゃ売れないし証明にもならんだろう。」
ガラクタだな。
「わかった、その武器は買わないが400g分の魔道具を買うからそれをおまけで付けてくれ。
旅に必要な魔道具一式と武器になる魔道具を頼む。
それと収納袋だ。」
色々あわせて400gに無理やりした。
店主は最初考えていたが、400g買った者に渡してもいいかって気持ちになったようだ。
「わかった、これも付けよう。」
贋金の金貨、400gを置いた。
贋金も大体片付いてきたな。
賢者の作った武器を手に取った瞬間。
魔道具が変形した。
「な、なんだ。」
「知らぬ、一度もこんな事になったことはない。」
店主も動揺してるし。
鑑定してみた。
鑑定結果
擬態魔砲
今は小手としてキャムフラージュしているが任意で変化する。
変幻自在の銃だ。
持ち主の使いやすいイメージに従って変化する。
ある一定以上の魔力の持ち主にしか使えないかもしれない。
魔力を流すと魔石を生成して打ち出せる。
魔石を直接、撃つことも、魔石のエネルギーだけを撃つことも出来る。
私は使えないから値段もだせないね、ゴミだもん。
なんなんだこの鑑定結果はすごいな。
魔道具屋の店主が色々言っていたが無視して店を出る。
雑貨屋にも寄って旅に必要な雑貨や馬車での移動も考えて寝具や水を入れる樽とか色々買い揃えた。
全てを終わらせて宿に帰る。
「飯頼む。」
宿の女将に飯を頼むと。
「朝も食べたろ、また食べるのかい?」
今は昼過ぎくらいだ。
「育ち盛りだからな。」
「そうかい、金に余裕があるってのは羨ましいね。」
まあ金がある奴は良く食べ良く肥える。
裕福な国は肥満が多くなる理由だな。
美味い飯を食い終わって。
部屋に戻る。
「二人ともずっと黙ってたがどうしたんだ?」
理由はわかってる。俺が大金を使いすぎたんだ。
「どうしたって、何でそんなに金持ってるのよ。」
「持ってるんだからしょうがない。」
「説明になってないわ。」
ミスリムは憤慨している。
「教えて欲しい。」
マーロンに言われると言ってしまいそうになるが、言わないぞ。
「能力譲渡、解体術Lv1、マーロン。」
俺は唐突にマーロンにスキルを渡した。能力譲渡はレベルで渡せるスキルだ。
能力貸出はスキルごと貸し出すから肉屋レベル30だとしたら、30全部貸し出してしまう。
色々制約のある能力だった。
「能力譲渡、解体術Lv1、ミスリム。」
「いきなり何?」
「ステータスを見てみろスキルが増えて、解体術が使えるようになってるはずだ。」
「ほんとだスキルに解体術があるわ。」
「同じく。」
「最近覚えたスキル、能力譲渡だ。俺の持ってる、スキルが渡せる。
これからマーロンとミスリムにスキルを渡すから仕事に役立てろ。」
そうして色々渡した。
ステータス
名前:ジョン・スミス
性別:男
職業:冒険者(銅) 盗賊 詐欺師 慈善事業 ファンタジー職人 魔道師 魔召喚師
心 :Lv102
技 :Lv70
体 :Lv57
魔力:113,054人魔力
筋力平均:379kg
動体視力:動物並み
頭の回転:並
咄嗟の判断力:結構早い
取得スキル一覧
死体漁りLv572
多段ジャンプLv52
壁走りLv32
影踏みLv8
タッチバリアLv4
カード召喚系Lv230…
・
・
・
・
格闘技術Lv54
剣術Lv39
棒術Lv90
魔術Lv145
召喚術Lv230
解体術Lv345
持っていた術系のスキルを端数分を全部ミスリムに、マーロンには10ずつ渡した。
端数がないのはミスリムにも10渡した。
ステータス
名前:ジョン・スミス
性別:男
職業:冒険者(銅) 盗賊 詐欺師 慈善事業 ファンタジー職人 魔道師 魔召喚師
心 :Lv102
技 :Lv70
体 :Lv57
魔力:113,054人魔力
筋力平均:379kg
動体視力:動物並み
頭の回転:並
咄嗟の判断力:結構早い
取得スキル一覧
死体漁りLv572
多段ジャンプLv52
壁走りLv32
影踏みLv8
タッチバリアLv4
カード召喚系Lv220…
・
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格闘技術Lv40
剣術Lv20
棒術Lv70
魔術Lv130
召喚術Lv220
解体術Lv345
渡してわかったが、術は細かいものを集約してるから、かかれてないが格闘術にはボクシングとかがあって、魔術のなかには未経験魔法使いとかが隠れてるんだがそのレベルも同じだけ減っていたからそれもミスリムとマーロンにも移ってるんだろうな。
ステータス
名前:ミスリム・フトッテーラ
性別:女
職業:冒険者(銅) 見習い魔道師 見習い召喚士
心 :Lv30
技 :Lv25
体 :Lv11
魔力:3人魔力
筋力平均:100kg
動体視力:並
頭の回転:並
咄嗟の判断力:並
取得スキル一覧
我慢Lv29
カード召喚系Lv10
格闘技術Lv4
剣術Lv9
棒術Lv10
魔術Lv5
召喚術Lv10
解体術Lv1
ステータス
名前:マーロン
性別:女
職業:冒険者(銅) 召喚士
心 :Lv8
技 :Lv46
体 :Lv17
魔力:134人魔力
筋力平均:120kg
動体視力:並
頭の回転:弱
咄嗟の判断力:皆無
取得スキル一覧
カード召喚系Lv43
格闘技術Lv10
剣術Lv10
棒術Lv10
魔術Lv10
召喚術Lv43
解体術Lv1
二人にちゃんとスキルが譲渡できたな。
「二人ともこれで解体も出来るし、魔法も出来る。ミスリムも召喚が出来るから魔力も増やせると思うぞ。
マーロンのガービットのカードをミスリムに貸してやってくれ。
レベルもあるから同種のガービットなら倒してくれると思うぞ。」
これで全員召喚士だな。
「俺は疲れたから寝る。また明日な。」
二人で色々言って来たら面倒だったから寝て誤魔化すことにした。
読んでいただきありがとうございます




