八月六日
365日限定放送局。は12時の発表がないので割愛します。
放送自体は設定上、違うMCがやってますが書きません。
「マーロン、今日はどうしたい?」
宿で朝食を食べながら今日どうするか確認する。
「魔物をギービットとガービットに倒してもらって魔力を増やしたいです。」
マーロンの目的は人魔力を増やすこと。
まあ、増やさないと召喚出来ないから必死だな。
「ミスリムは?」
こいつは、マーロンみたいにちゃんと考えてるのか?
「何もしないで施しを受け続けるなんて屈辱だから冒険者になるわ。」
すこしは考えてたか。
「ミスリムの職業はなんだ?」
「そういや、知らない。」
やっぱり考えてなかったな。
ステータス
名前:ミスリム・フトッテーラ
性別:女
職業:寄生型無職
心 :Lv30
技 :Lv4
体 :Lv10
魔力:1人魔力
筋力平均:100kg
動体視力:並
頭の回転:並
咄嗟の判断力:並
取得スキル一覧
我慢Lv30
「人前でスキルは出さないほうがいいぞ、見えてるから。」
俺の言葉を聞いて。
「見ないでよ。寄生型無職って何よ。」
「そのままだな。お前は今俺に寄生している無職って事だ。
早く冒険者にならないとな。」
「そうね、無職でも嫌なのに寄生とか。」
言葉が続かないみたいだな。
我慢Lv30とか実は我慢強い良い子なのか?
「マーロンも冒険者になるか?」
マーロンも冒険者になっておいたほうがいいだろう。
稼げるし。
「なります。」
即答か。
「簡潔でよろしい。じゃあ食い終わったら行くぞ。」
「オーケー。」
この返事はミスリム。
「わかった。」
マーロンとミスリムのキャラが未だにつかめない。
ちょいちょい口調が変わるのは情緒不安定なのか心を開きかけてるのか。
そういう性格なのか。
色々気になるところだ。
歳も聞けないしな。
「案外簡単なんですね。冒険者になるのって。」
マーロンがアイアンカードを見ながら言う。
「そうだな、字も手が勝手にこっち世界の字を書いてくれるからな。」
冒険者ギルドに登録を済ませて、今村の外に出るために門に向かって歩いてる
「それには驚いたわ。」
ミスリムも字に関しては、驚いたらしい。
「ミスリムは武器はどうする?」
ミスリムの武器がない。
無職でも、この世界に来た時に、ナイフくらいは貰ってるんだろうけど。
「弓がいいかな。あたらないと思うけど、牽制くらいにはなると思う。」
いや~使ったことの無い、武器の話をされてもな。
考えてのことだろうから、否定はしないで置こう。
「魔法を覚えてくれると楽なんだけどな。1人魔力じゃきついよな。
俺達には魔物が居るからな。
それにこの村には武器屋が居ないんだ。
そろそろギルドが連れて来ると思うけどな。」
しばらくは俺が戦うことになるだろうな。
将来この二人には独り立ちしてもらわないといけないからな。
そのためにまず、マーロンの魔力を1000くらいにしないとな。
「おはよう。今日は3人で狩りに行って来ます。沢山狩れたらお裾分けしますよ。」
いつもの門番に話しかける。
「おはよう。それは楽しみだな。明日は休みだからな。それを肴に酒を飲むのが楽しみだ。」
明日は休みなのか、明日は違う門番なのかな面倒だな。
「明日は休みなんですか。ゆっくり体を労わって上げてください。」
「おう、そのためにも肉楽しみにしてるぞ。」
肉は俺も食いたいし楽しみにしててくれ。
「ハハハ、頑張ります。」
いつもの門番とのやり取りも終わって森に行く。
「俺達も明日休むか。」
「昨日も休んだのに明日も休むの?」
ミスリムが疑問に思う。
「明日は俺が用事があるんだ。すっかり忘れてたが、今思い出したんだ。」
俺の放った、奴らの情報を回収しないといけないからな。
明日は休みにしないとまずい。
「そうなのそれなら仕方ないわね。」
1人じゃ狩りができないからか。
ミスリムは納得したようだ。
「それにミスリム、お前は明日休みたいって言うと思うぞ。なあマーロン。」
何十もの魔物の死体を見れば気分が悪くなるだろうし疲れるだろうさ。
「それはあるかもしれないですね。昨日休みで良かったと思ってますから。」
マーロンは一昨日を思い出してか少し疲れた顔をした。
やっぱり結構きつかったんだな。
森をすこし入ったところで。
「さてと今日もやりますかね。」
「ガービット。ギービット召喚。」
二匹を同時に出した。
「二匹同時に出せるようになったんだな。」
そう言いながら、俺はギーガル部隊を出す。
それとスターターパックの内容を見る。
「出せるようになった。人魔力が8になったおかげ。」
ガービットが2とか3だとしてギービットは4とか5くらい使うってことかな?
俺は大量に魔力を使うとクラっとするのに
マーロンは平気みたいだ、なんかずるいな。
「なあスターターパックってさ、魔物どんな感じ?
俺のはなんか微妙なんだよね。」
弱そうな魔物とでかそうな魔物しか居ない。後は補助系だ。
まあ俺にはスターターパックがなくても1万近くの魔物がカード化されてアイテム袋に入ってるけど。
あの世界に居た魔物はスターターパックのよりは小さいと思うし。
森より上に頭があるんだからな。
そのでかそうな魔物のカードをマーロンに見せる。
「それはあるけど、あとはこっちにはない。大きすぎて使い勝手が悪そう。」
あるって言った、カードはでかそうな魔物のカードの中では小さい感じだ恐竜っぽいな。
「それ、魔力が足りなくて出せないみたい。」
「私のはこんな感じ。」
見た目がリザードマンに猿、狼男、小さめの巨人だ。
「二足歩行で手も器用そうでいいな。」
「人魔力が増えたら出してみる。」
「この恐竜っぽいの出してみるよ。」
名前はまだわからないが。
スキルに強制恐慌、っていうのがあった。
これは使えるかもしてない。
召喚。してみた。
「大体10メートルって所か。こいつには強制恐慌ってスキルがあるから。
こいつが魔物を止めて。マーロンのギービットたちに倒させよう。」
「わかった。」
「ギーガル部隊。追い込み漁だ。周りから動物魔物を追い込んでここまで連れて来てくれ。」
これで追い込まれた奴らを一網打尽だな。
ギーファも3頭出して壁にしよう。
「なんなのこれ。あんた達なんなのよ。」
「ミスリムうるさいぞ。俺達は召喚が使えるんだよ。
会った日に馬に乗ってただろ、それにその馬が途中で消えただろ。あれも召喚だ。」
ミスリムは納得したようだ。
「これから魔物が生きたままコッチに来る。死にたくなかったら集中しろよ。」
しばらく待っていると。
「来たぞ。あ~ギーガル、同属召集使ったな。なかなかの数を集めたな。」
すごいすごい。
沢山の魔物や動物達が走ってくる。
「なかなかじゃないわよ。なんなのあの数は。」
まあ初めて見たらビックリするよな。
「100以上じゃないかな?」
「数を聞いてるんじゃないわよ。」
怒られた。
あれ?数の話じゃなかったっけ?
「あ~ギーガルが対応出来ない奴も居たみたいだ。追い込みながら逃げてる。
スターターパックにあった大きい奴ら出すからすこし離れたほうがいいぞ。」
スターターパックにあったカードから召喚した。
木よりデカイ巨人。羽を広げないで恐竜並みのでかさの怪鳥。デカイ熊?それと巨木が出てきた。
「お前達は、ギーガルの手に負えない奴を相手にしろ。殺して構わない。
お前は手前の動物や魔物に強制恐慌だ。ギーファは出来るだけ殺さないで瀕死の状態に追い込め。
みんな頼むぞ。」
ギーガルを追ってきたのは。熊みたいな魔物とデカイ猿。ギーファよりデカく鋭い牙のある猪。
虎みたいな魔物に、ダチョウを大きくしたみたいな鳥に牛を大きくしたみたいなのも居る。
ギーガルよく死ななかったな。
こんな奴らに追っかけられながらも追い込み漁を成功させている。
優秀すぎるな。
「マーロン。瀕死の魔物をギーガルに連れて来させるから油断せずに倒せよ。」
「わかった。」
この状況で戦う意思があって良かったよ。
俺も魔物っていう仲間が居なかったら今頃、詰んでたな。
こんなことを考えられるのも、巨人達が頑張ってるおかげだ。
怪鳥は森の中じゃ飛べないの風の塊を飛ばして森の木ごと吹き飛ばしてる。
「まずいな、この音聞きつけて誰か来るかもな。もっと森の奥で戦えばよかったな。」
ギーガル達が狼とかを連れて、瀕死のガービット、瀕死のガーラット、瀕死のガーディア、瀕死のガータン、瀕死のガース。
ギーが付くのも居たけどまあ沢山居たってことで。
ガーガルも獲物を持ってきたその場でギーガルに瀕死にされたりした。
「残りは全部殺していいぞ。早めに終わらせろ。」
30匹くらいの魔物がピクピクしてるのは無視して残りの魔物と動物を蹂躙していった。
「マーロン、お前用だ全部殺していいぞ。」
「わかった。」
マーロンはガービットとギービットに命令をして次々と殺していった。
20分くらいで魔物たちは全滅した。
「カードに戻ったな。マーロンの持ってた奴と同じだよな。
こいつの名前ギードンだってさ。
他にもゴーソン、ゴーラプ、グーツン、ゴーズリーが俺の召喚した魔物だな。」
ギードンが恐竜みたいなの。
ゴーソンが巨木人と言うべきか大木。
ゴーラプが怪鳥。
グーツンが巨人。
ゴーズリーが熊。
熊という短い足4本にデカイ腕と体でバケモノだったけど。
「名前わかったけど。たぶんまだ召喚出来ないし。あの大きさはやっぱり使い勝手が悪い。」
「俺もそう思うよ。リザードマンみたいな奴のほうがいいと思う。」
「そっちも呼び出せないけどね30匹倒してステータス見て。100人魔力超えてたのに駄目だった。」
「それだけあるならここから好きなのをカードにするといい。
ガースは馬としても使えるし。上手くすれば。
馬を呼び出すスキルもギーガルみたいに覚えるかもしれない。同属隷属は確か持ってたはずだから。
馬だけを探して連れて来るとか出来れば金は稼げるぞ。」
「これと、これにする。」
マーロンはガースと虎にしたようだ。
虎をカード化するとギーリアと書かれてた。
大きさはギーガルより小ぶりだったがそれでも2,5mってところか。
爪と牙と脚力に関してはギーガルを超えていたし。
いい戦力だろうな。俺も残りのギーリアをカードにした。
「良いのを選んだな。機動力にガースと火力にギーリアか。
あとはギーリアを召喚出来るかどうかだけどな。」
熊みたいな魔物はガーズリーとギーズリーだった。
ギルドで高値だったはずだ。
でもアイアンで狩ったのを知られるのはまずいから。
ガーズリーを一頭倒れてたってことにしてギルドに売ろう。
デカイ猿はグータンとギータンにガータンが居た。
こいつらはきっと群れで生きてるんだろうな、ギーガルがガータンを追い回したから追っかけてきたんだろうな。
グータンをカード化したら能力譲渡。ってスキルがあった。
俺は残りのグータンからスキルを奪った。
1頭にだけ同じスキルと違うスキルがあった。能力貸出があって習得出来た。
いいスキルが手に入った。
ギーファよりデカく鋭い牙のある猪はグーファ。
ギーファと違って戦闘特化っぽい硬い皮に大きい牙。
森を破壊しながら走り抜けそうだ。
カード化した後に後悔した。
武器屋と鍛冶屋が来た時に装備に出来たかもしれないのに失敗した。
ダチョウを大きくしたみたいな鳥はガーリッチとギーリッチ。
でも見た感じはギーガルを追いかけてたというよりは、その後ろから来た。
牛を大きくしたみたい魔物、ガーソンの群れだった20頭くらいの。
こいつはいい肉になりそうだったから15頭は解体した。
大きさは牛と言うか闘牛みたいな感じのをさらに筋肉質いした感じにも見える。
いえるのは森には居なさそうな魔物だ。
ギーガルは何処から追われてきたんだろうか。
「ギーリア召喚できた。でも他のが出せない。100目一杯使うのかもしれない。」
「そうか。それでも十分戦力だ。何回か狩りをすればすぐに皆出せるさ。」
敬語の余裕がないのか少しカタコトになってる。
マーロンの話し方は本当に安定しない。
「皆解体とカード化終わったな帰るぞ。」
帰ろうとすると、ミスリムが動かない。
怪我とかはしてないはずだけど。
「私何もしてない。」
気にしてるのか。
こんなの普通人間には無理だ。
俺も無理だ、魔物を召喚できるから何とかなってるだけだぞ。
言わないけど。
「ミスリム、気にするな。次がある。なにが出来るか考えればいいさ。」
次にはスキルを渡して何とかしてもらうさ。野球とかのテニスとかイラナイ棒術スキルがあったはずだし。
「ステータスで職業みたら。パーティ寄生型冒険者(鉄)って書いてあった。」
なんて残念な職業だ。
次は戦えば変わるさ。
「じゃあ明日一日休んで考えて次の狩りで役に立てばいいさ。」
俺はミスリムに声を掛けてから歩き始めると。
「おい、あんた」
声を掛けられた。
「なんだ?」
何が目的かわからない間は油断出来ないな。
「すごい音がしたんだが知らないか?」
音か、それを聞きつけてきたのか。
過剰な好奇心は身を滅ぼすって言葉そ知らないのか?
「ガーソンの群れなら居たぞ。たぶんそいつらの暴走している音じゃないか。森がぐちゃぐちゃだ。」
ぐちゃぐちゃになってる森を指差す。
「ガーソンは?」
殺した、とか面倒だから言ってあげないよ。
「さあな、俺達はあんなものを見て疲れたんでな、村に帰りたいんだ。
すまないが道を開けてくれ。」
全部で三人、こちらと同じ人数が居たが誰も動かない。
なんで道を開けてくれないんだ。
まあ道はないけど。
方向的にはそっちが森なんだよな。
「は」
何か声にしながら俺を掴もうとしたから。
「な」
それを躱し、その動作で踵を返しマーロンとミスリムを脇に抱え、
「し」
多段ジャンプで逃げる。
「を聞かせろ」
なんか遠くから聞こえたが無視する。
すぐに村まで戻った。
「さっきのはなんだったんだ。」
「あれ逃げちゃって良かったの?」
ミスリムが心配そうに言う。
「じゃあ聞くがあのまま掴まれて、尋問されたほうが良かったか?」
「そうは言わないけど。」
まあ確かに不安にはなるだろうけどね。
「ただいま。これお裾分け。」
「おっなに狩ったんだ。猪とは違うみたいだし。」
「ガーソンの群れと会ってな死にかけたよ。」
いや~普通のアイアンがあの群れにあったら死ぬよな。
「これはガーソンの肉かいいのか?あまり無茶はするなよ。」
ガーソンの肉と聞いて興奮したが、冷静になって俺に注意した。
「はい。いきなり出くわしたので仕方なくでした。
自分から狩れると思ってあんな怖い群れには近寄りませんよ。ハハハ」
「ならいいんだ。そうそう、さっきなギルドの職員が町から武器屋と鍛冶屋を連れて帰ってきたぞ。」
「あれ馬車が町に行ったのって、ついこの間ですよ?」
「ああ、それはなここに来たがる冒険者が居なかったのと。馬車と馬が町で不足してたんだ。
町までの距離は馬で1日程度なんだけどな盗賊に狼やら居るから。
それなりの冒険者と儲けが見込めないと来ないんだ。
だから自分達で迎えに行けば。往復2日に馬を1日休ませたりで3日あれば帰ってこれるんだ。」
「そうだったんですね。俺としては嬉しいですね。
明日は休みにして、武器や防具を頼みますよ。」
「そうしておけ、冒険者は皆殺到するだろうさ。
あと、たまたま、シルバーランクの冒険者が空いてて、雇えたからしい。
護衛の人数が少なくてその分。素材とか元々持ってた武器とかも持ってこれたらしいから在庫はあるはずだ。」
「安心しました。それでそのシルバーの冒険者は?」
冒険者って響きに嫌な予感しか居ない。
「それが村に着くなり。森が変だって言って走って行っちまってな。」
「それならさっき会いましたよ。3人組の冒険者ですよね。
俺がガーソンの群れに襲われた現場に来てましたね。
シルバーランクの冒険者はすごいですね。
この距離からその異変に気づいてくるなんて。」
「そうだ3人組だ。確かにすごいな。この村じゃシルバーが来ることすら少ないからな。
宿で武勇伝でも聞いてみるか。」
「あっ宿って言えば部屋無いんじゃないですか?」
「あ~でも、シルバーは優遇されるからな。誰か追い出されるんじゃないか。
お前じゃないといいな。」
「言わないでくださいよ。本当になってたら。あなたの家に駆け込みますよ。」
「おいおい勘弁してくれよ。まあでも本当にそうなったら宿の酒場の誰かに頼んでやるよ。」
「それじゃあまた酒場で」
「ああ、酒場でな。」
村の中に入っていく。
「いや~困ったなぁ」
俺は頭を抱えていた。
「さっきのどういう事?」
ミスリムは理解してないみたいだ。
「わからなかったのか。今一杯一杯の宿に3人足されるんだ。どこに皺寄せが行く?」
「アイアンの冒険者?」
「そうだよ、俺達だたでさえあの部屋に3人だ。他の奴に皺寄せが行くか俺らに来るかわかったもんじゃない。
それにあのおじさんだ。
『お前さんなら宿じゃなくても生きていけそうだ』、とか言って気軽に部屋を譲り兼ねない。」
「それは…あるかもしれないわね。」
ミスリムも同意したようだ。
「先に宿に行くぞ。まあギルドは最悪、明日でもいい。」
マーロンは疲れたのか、歩きながらさっきからうとうとしている。
まあ魔物を瀕死とはいえ、魔物を操って倒したんだ。
疲れたんだろうな。
宿屋にたどり着いて。
宿のおじさんに声を掛けた。
「ただいま。おじさん部屋の鍵頂戴。」
出来るだけ自然に鍵を貰おうとした。
「すまねぇな。」
俺はその先は言わせない。
「鍵をくれればいいんですよ。おじさん。」
俺もすこし感情的になる。
「いやな。」
「鍵を。」
「だからな。」
「鍵。」
「聞けよ。」
「おじさんこそ。」
俺もさすがに諦めた。
「すまねぇな。実は今日ギルドの職員が来てな。シルバーランクの冒険者のパーティが3人だから。
お前さんたちが3人だから部屋を譲ってくれって言って来てな。」
「俺達の部屋は1人部屋に無理やりベッドを置いてるだけですよ。」
「俺もそう言ったんだがなんかギルド職員が強引でな。」
「マーロン。ギーリアを出せ。俺はギードンを出す。ギルドを潰すぞ。」
俺は勢いで声をあげた。酒場中に聞こえる声で。
俺のギルドを潰す発言に酒場の人たちは殺気立った。
「おいおい何、物騒なことを言ってるんだ。ギーリアとかギードンとか何の話だ。
そんな魔物が居たら、この村が滅んじまう。」
「俺達は召喚士で召喚した魔物を使える。俺を怒らせたんだ。魔力ギリギリまで搾り出してでも召喚して潰してやるさ。」
パンッ!!
スカッとする音を立てて、俺はミスリムに叩かれた。
「落ち着きなさいよ。私はお尋ね者になりたくないわ。
森で何日も彷徨ったのよ。外で寝るくらいなんでもないわ。」
「わかった、落ち着いたよ。すまなかった。
おじさん今の話は内緒で頼むよ。少し頭に血が上ったようだ。」
「いや、俺もこんな理不尽は切れて良いと思う。
村の食糧難や馬の確保。お前達は、村を救ってくれたんだ。
それなのにこんな嫌がらせみたいなことをするなんて。
ギルドは何考えてるんだ。」
「まあいいさ。美味い飯を頼むよ。それともう肉は期待するなよ。あと先払いの金も返してくれ
ギルドにも卸さないからな。恨むなよ。」
おじさんに文句言ってもしょうがないけどな。
腹立つよ。
「恨まないさ。ほらよ。今日の飯代はサービスだ。俺の謝罪だと思ってくれ。」
「いや、この空気を作った詫びだ。今日の飯の肉は俺が全部奢る。
ガーソンの肉1頭分だ。食い尽くせ。」
おおおお~
客達が色めきだした。
「いいのか?空気の悪い中、飯を食う趣味がないんでね。
美味いステーキを頼むよ。」
「わかった、待ってな。」
おじさんは肉をもって厨房に行く。
ガーソンの肉は言ってみれば牛の肉だ。
筋肉質だが魔力のせいか甘みがすごい。
ってあとでおじさんから聞いた。
「済まなかったな、ミスリム助かったよ。」
肉を待つ間にミスリムに感謝と謝罪をした。
「気にしなくていいわ。私も腹が立ったもの。でもお尋ね者になるのはもっと嫌だっただけよ。」
「そうだな、俺も嫌だ。どういった意図で俺らに嫌がらせしたのかわからないが、明日マントとベストが出来上がってたら。そのまま町を出て行く。」
「私もそれでいいわ。」
「うん、それがいい。」
二人とも賛成してくれたようだ。
俺は二人と居てよかったな。
短絡的にぶち壊すところだった。
色々とな。
それから飯を食って宿を出た。
「なんで宿を出たのよ。門番待って泊めてもらうんじゃないの?」
「ギルドに嫌がらせされてるんだよ。門番が俺らを泊めたの知ったらどうするともう?
門番にも何かしないとも限らないだろ。」
「そうねそれはあるかも知れないわね。」
そう言って俺は路地に入っていく。
「こんなとこ入って行ってどうするのよ?」
「明日の予定を切り上げて今日、用事を済ませる。」
すぐに俺の放った3人と会った。
「首尾はどうだ?」
「命令のことは済ませてあります。」
「行商人らしく。馬車を手配しました。馬は誰も売ってくれませんでしたが。」
ガースを2頭、出してやった。
「これを繋いでおけ」
俺に情報を書いた紙を渡して2人はカードに戻った。
別の奴を出して。
「お前達が御者権護衛だ。馬車を守れ。これから服屋に行く。」
3人御者権護衛として出した。
馬車を調達した奴もカードに戻った。
マーロンとミスリムを荷台の乗せた。
「なんなの、いきなりすぎてわからないわ。」
ミスリムの我慢Lv30は見せ掛けだけか?
こいつが我慢してるのを見たことが無い。
「あ~これはお前達が来る前に用心して情報収集と行商人として振舞えって3人を放っておいたんだ。」
「で、なんでこれから服屋なの?」
ミスリムがまた話しかけてくる。
「出来てなければ急がせる。出来てるならもう村を出るぞ。もう居る意味は無いからな。」
「確かにそうだね。」
マーロンが久しぶりに発言した気がする。
服屋は店を閉める所だったが、聞いてみたら出来てるとのことで、服を受け取って村を後にした。
俺は服屋で適当に安い布を沢山買って。
馬車の荷台に敷いた。
もちろん、想像魔法:清潔で馬車と布を綺麗にした。
「これで寝れるよな。宿代わりとしてはゆれるが悪くないだろ」
「そうね下手に外に寝るよりいいわね。寝台特急だとでも思っておくわ。」
ミスリムは平常運転だな。
「寝れるから大丈夫です。」
マーロンは眠いのか小動物みたいな目をしながら、寝るって目が訴えていた。
俺も寝るが寝る前に、ギーガルを3頭出して護衛をしてもらった。
街道の狼をどんどん仲間にして夜の街道を突き進んだ。
魔物の名前と種類です。
ガーラット:鼠の魔物
ガービット:ウサギの魔物
ガーディア:鹿の魔物
ガーガル:狼の魔物
ガータン:猿の魔物
ガーズリー:熊の魔物
ガーファ:猪の魔物
ガース:馬の魔物
ガーリア:ネコ科の魔物、見た目は虎
ガードン:二足歩行のトカゲの魔物
ガーリッチ:ダチョウ型の魔物
ガーソン:木の魔物
ガーツン:巨人の魔物
ガーソン:牛の魔物
ガーラプ:怪鳥系の魔物
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