始まりました。365日限定放送局。
「始まりました。365日限定放送局。
番組名も365日限定放送局です。
番組の主役は、異世界に旅立った、選ばれし1000人の記憶達。」
8月1日12:00に始まった、放送局と番組だ。
ネット配信オンリーだが、色んな動画配信サイトからも見れるようになっている。
「メインエム、MCのDJハイブリッドボーイだ。」
「さっそく、ブリッドさん噛んでましたね。私はアシスタントのサワ・ツクです。
この番組は1000人の内、誰かの主観で、毎日放送されます。
視聴者の皆さんの投票で、次の日のモニターする主観が決まります。
視聴者の皆さんは誰のモニターで異世界を見たいか一回目の投票は今日の23時までの集計結果で0:00にモニターが切り替わりますので。ご了承ください。
本日は1時間毎にモニターの方が変わります。
最初の主観モニター者は生き残り有力候補のジョン・スミスさんです。
皆様楽しんでご覧下さい。
因みに名前は異世界での仮名です。
こちらの世界とは関係ないのでご了承ください。」
配信映像には。ヘリで上空撮影したかのような映像が流れていた。
手前に森があり、その先に大草原が広がっていた。
「すげぇな」
『すげぇな』
「ブリッドさん、ジョン・スミスさんと台詞がかぶってますよ。」
「うるさい。素直な感想なんだから仕方ないだろう。それに俺はブリッドじゃない。ハイブリだ。」
「ハイハイ、わかりました。これからはハイブリさんって呼びますね。
で、ハイブリさんこれはどんな状況ですかね。」
「木の上かなんかで見てるんじゃないか。」
「ハイブリさん、映像は落下して見えますよ。」
『いや~、あそこが草原か、村っぽいのも見えたしあそこを目指すか。』
「村を見っけて降りてるみたいだな。サワ細かいことは気にするな。」
「確りと実況してくださいよ。あっ着地しましたね。ジョン・スミスさんの音声が無かったらわからないかもしれないんですよ。」
「俺だってな、こんなの初めてだからわからないんだよ。」
「ハイブリさんぶっちゃけましたね。
ジョン・スミスさんはこれから、今見えた草原のどこかにある村に向かうようです。」
「そうだな。今は森をナイフで切り開きながら進んでるな。」
「そうですね。しばらくかかりそうですね。」
森を切り開く映像がずっと流れていたが、しばらくすると主観映像が切り替わる。
「あ、映像が切り替わりましたね。
画面の右上に見えていますが次の方はサンダー・サイダーさんです。」
切り開かれた森を歩いている。
「すげぇ名前だな。」
『すげぇ名前だな。』
「ハイブリさん、また台詞がかぶってますよ。」
『僕の名前教えたんだから。お前の名前も教えてくれよ。』
『俺か俺はカズ・ハジメだ。漢字にすると一一だ。』
『あははははは。なかなかな、名前だな。』
「俺も同じ意見だ。」
「ハイブリさんモニターに話しかけても返事はないですよ。
それより、ジョンさんの後をつけているようですね。」
「そうだな、またずっと森の映像ですかね。森が最初の場所とはいえ厄介ですね。
映像に面白みが無いですよ。」
『誰が切り開いてるんだこれ?』
「おっと。ガズさんが話しハジメましたよ。」
「ダジャレかよ。そういうのは乗ってあげないからな。」
「ハイブリさんやめてくださいよ。そんなつもり無いですよ。」
『あの先に村があるらしいよ。』
『マジか。早く行こうぜ。』
『早くって言ってもこの人数だからね。中々進まないよ。』
『1000人居るんだっけ。』
『おっ、森を抜けるぞ。』
「森を抜けましたねぇ。」
「見事な草原だな。中々見れないぞここまで大きい草原は。」
「あれが彼の言ってた村ですかね。なんか建造物が見えますよ。」
森からさほど離れていないところに村らしき建造物があった。
「いいねぇ、第一村人とか発見出来るのか?」
「それどころじゃないようですね。」
『お前達無駄な抵抗をするな。先程村に来た者から聞いたぞ、最近森のむこうで村を潰されて盗賊になり、身を窶していたそうじゃないか、きっと初犯故、罪事態は軽くしてくれとまで同情されていたぞ。』
ナイフを持った集団が森から現れて、村の警備に囲まれている図が出来上がった。
「これはどういうことでしょうか?」
「村に一番最初に行った奴はもちろんジョンだろうな。ジョンは盗賊に追われているとでも言ったんだろ。『皆ナイフを持って居るので気をつけてください』とか言っておいたんだろうさ。」
「なるほど。犯罪者にして一網打尽ですか。」
『抵抗をしなければ悪いようにはしない村で強制労働か奴隷として売りに出される位だ。誰も今までに襲っていなければ死罪にまではならないだろう。』
「見る限り40人くらいですね。これって40人は1年生き延びたも確定なんじゃないでしょうか。
おっと1000万円は確実ですかね。」
「ジョンはきっとこれを狙ったんじゃないか。下手に旅するより危険がないということで犯罪者に仕立て上げて、しかも10億の芽は摘んでおく。
中々に策士じゃねぇか。」
「皆さん連行されていきましたね。一一さんもサンダー・サイダーさんも捕まっちゃいましたね。大人しくしてたらきっとこっちの人は1000万確定ですけど。あっちの人達は1年後、何人かは奴隷の身分ですよ。」
「まあ逆らって死ぬ可能性考えたら無抵抗で捕まるしかないわな。」
「あっと、画面が切り替わりまして、今度はどこだ~。」
画面が切り替わり、今度の主観者は戦闘中だった。
「おっと。異世界での初戦闘だ。誰だ?戦ってるのは。
ノートン・マトンって名前か、スポンサー様や研究者に文句言いたくないが、流石に名前の付け方雑だろう。
もう少し考えたほうがいいぜ。」
ノートンは木の枝を振り回していた。
「ノートンさんの攻撃全然当たりませんね。あれはなんでしょうね。」
「魔物の名称は決まっていません。皆さんに募集するか、異世界に行った人達が異世界で話を聞くまで待ちましょう。」
新しい女性が現れた。
「お前誰だ。」
ツッコミを入れる、ハイブリ。
「二時間経ちましたので、アシスタント交代です。名前はイクイクです。」
サワとハイタッチしてアシスタントを交代した。
「俺の交代はいつだ?」
オーバーリアクションをしながら訴える。
「私は存じ上げません。」
「まあいいか、絶賛戦闘中だが。攻撃全然当たってないな。」
画面の出来事に切り替える。
「仮名としてラビット君としましょうか。素早いですね。」
「確かにウサギに見えなくないな。」
『くそ、なんで当たらないんだ。』
「めちゃくちゃな振り方だし全部おお振りだもんな、あれじゃ当たんねぇよ。」
戦闘はちゃんと解説していた。
「そうなんですね。いや~逃げちゃいましたね。もっと皆さんには頑張って欲しいです。」
ウサギは逃げていった。
そんな感じで365日限定放送局は続く。
本作の主人公、ジョン・スミスは?
「う~ん。」
目を覚ますとそこには武器がいくつかあった。
スキルの影響か、
「剣に刀、棒に杖、ナイフにグローブしかも指ぬきか。」
他にもバットとテニスのラケット、トレカのスターターパックみたいなのが置いてあった。
とりあえず全部アイテム袋に入れてジャンプした。
「職業にあった武器って言ってたからな。それにしても俺の職業って変なんだな。」
多段ジャンプしていくと広い草原が見えた。
「すげぇな。」
草原って俺が住んでる所にはなかったからなぁ。
「いや~、あそこが草原か、村っぽいのも見えたしあそこを目指すか。」
森を抜けたそう、遠くない場所に村を見つけた。
森を進んでいった。
「もうすぐ森を抜けるな。」
後ろに気配を感じながら進む。
俺は唐突に走り出す。
走りながら森を抜けた。
森を抜けたら門番が居たので駆け寄った。
「はぁはぁ、すみません。今追われてて、相手が手馴れてなかったんで逃げてこれました。
盗賊に追われてます。助けてください。」
「なに、盗賊だと、何人くらいだ。」
「30人位で男女問わず居たので、どこかの村人が生活に困って村ごと盗賊になったのでは無いかと思います。
私は出会いませんでしたが、森には何組かに別れて盗賊活動してるかもしれません。
薬草を取りに行ったら襲われて、ここまで逃げてきたんです。」
俺の慌てて、よくわからない事を言っている感じに話を聞くより実際見たほうがいいと思ったのか
「わかったわかった、レガッツ、皆を呼んでくれ。」
「わかった。ガイ、お前は森を警戒してくれ。」
俺は門にもたれ掛かりながら、心の中で「勝ったな」っと考えていた。
兵士達が集まって来た。
「来たぞ、森から出て来た。本当に30人位居るぞ。」
「皆行くぞ、村始まって以来の事件だな。」
「装備もしてないし、本当に元村人の盗賊達かもな。」
兵士達が興奮した感じで盛り上がっていたので、その隙に村の中に入った。
俺は村の様子にビックリした。
村の周りは丸太の外壁だったけど中は西部劇で出てきそうな町並みだった。
「レンガ造りとかそういうタイプの家は無さそうだな。」
俺が色々考えながら歩いていると。
「よう、兄ちゃん。見ない顔だな。冒険者かい?」
声を掛けられた、冒険者ってものが居るのか。
「冒険者ってどんな人ですか?」
「冒険者を知らないのか。一体どんな田舎から出てきたんだよ。
いいか冒険者ってのは俺たちみたいな体格の奴がやる職業さ、魔物から村を守ったり。
弱い奴の代わりに森で必要な物を手に入れたりして生活してるんだぜ。」
筋骨隆々の男達は笑いながら自慢していた。
「そうなんですか。村には欠かせないものなんですね。俺も目指せますか?」
俺がそういうとやっぱり笑いながら。
「子供は夢見てもいいが兄ちゃんはもうそんな年齢じゃないだろ、もう少し鍛えてから言うんだな。」
ガハハハハと笑いながら言って来た。
「わかりました。冒険者は諦めます。この村についたばかりなので宿屋を探さないと。」
「そうかそうか、それが懸命だな、宿屋ならそこにある一軒だけだぞ。」
「ありがとうございます。」
「いいって事よ。」
いい人たちなんだな。口は少し悪いけど。
宿屋は村の入口から50m位のところにあった。
何かあった時に対処出来るように森側に近い入口の方に宿屋を置いたってことかな。
夜なら冒険者もいるだろうし。
宿屋の手前の長屋は多分、門に居た兵隊の宿舎なんだろうな。
宿屋の中に入ると、カウンターがあってそこには、普通のおじさんが居た。
「部屋空いてますか?」
「1人部屋でいいなら空いてるよ。相部屋や大部屋は今埋まっててね。」
「大丈夫です。お幾らですか?」
「50bだ、いま食料難で部屋代を高くしないとやっていけないんだ。高くて悪いが大丈夫かい?」
50bというのは高いようだ。不味い金額がわからない。
「すみません今これしかないんですが。」
金貨(贋金)を一枚出してみた。
「そんなおっきいのこんな宿屋じゃお釣りがないよ。」
「しばらくそれを担保に泊めてください。なんとかして稼ぐので、お願いします。」
俺は75度くらい頭を下げた90度まで下げたかったが思わずバランスを崩しそうになったのでやめた。
「仕方ないね、早めに頼むよ。軽装だけどきっと冒険者なんだろうね、1gなんて金持ってるのは商人か冒険者くらいだよ。
次に商人が来るのが10日以上先のはずだから冒険者なんだろ。」
「冒険者になりたい感じですかね。食料難って言ってましたが、狩りとかで肉取ってきたら助かりますか?」
「そうだな、助かると思うよ。冒険者志願か。大方街のギルドで失敗続きか、信用でも失ったんだろう。
面倒事は起こすんじゃないよ。」
おじさんの話し方は男なんだが言葉だけ見るとオネェになってきたな。
「少し違いますがそんな感じです。商人だったんですけど。親方と喧嘩しまして。この村で冒険者として素材とか集めて商売をしていこうかと思ってます。」
「そうだったのか。まあ頑張れ。これが部屋の鍵だよ。」
「ありがとうございます。」
階段を上がり
部屋に入り体を休めた。
「服はこの世界に合うように変わったんだな。
今更、気づくとは思わなかった。
それと、50bが宿屋として高くて、1gは宿屋が持ってる金じゃなくて冒険者や商人なら持ってる金額か。」
色々思案してみたが結果は出ないな。
「明日は冒険者として登録してみよう。」
試しで書いたので次の投稿がいつかは、ちょっとわからないです。
あと登場人物が主人公以外に沢山出てくる予定です。。話の後半は主人公の主観でこんな感じに進めたいと思ってます。
意見や感想ありましたら、たくさんください。




