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復讐の業火

タスマニアたけしには下界に落ちていったがそれ故、彼の姿もすべて変化してしまった。果たしてどうなってしまうのか。

タスマニアたけし「うわあああああ! 死ぬ、死ぬ、死ぬ……!」


彼の叫びは、激しい落下とともに空間に引き裂かれていく。

加速度が増しても、地面はまだ遠く、絶望は際限なく膨れ上がっていった。

普通なら、この瞬間に人は後悔や恐怖に支配されるものだ。

だが、彼は違った。心の奥底から腐りきった生粋の屑だった。

彼の頭の中には、唯一、激しい怒りだけが渦巻いていた。


「あのクソ神め……。俺の意思も何もかも無視して、勝手に誘拐しやがって。こんな理不尽が許されると思ってるのか?」


法の裁きすら及ばぬ神の横暴。

日本の法律なら誘拐罪で死刑相当の行為だ。

その思いが次々と頭の中を駆け巡る。


「死刑だ、死刑だ、死刑だ……! もし地獄から這い上がったら、絶対にそいつを引きずり落としてやる。あのゴミを全世界に晒して、後悔の念に苛まれさせてやる……覚悟しとけよ!」


憎悪の言葉を吐き出し切る前に、彼は無情にも地面へと叩きつけられた。

激痛が全身を突き刺す。

神の拳に叩きのめされた傷が、鮮明に痛みとなって蘇った。


「グギャーーーーッ!」


普通なら一瞬で意識が途絶えるはずだった。

しかし、この世界では死は許されず、痛みは前世の十倍にも増幅されて彼を苛んだ。

パンパンに腫れ上がった顔。

ほとんど開けられない瞼。

呼吸するたびに走る鋭い痛み。

10時間もの間、彼はその耐え難い痛みにただ耐え続けた。

やがて、薄れかけていた意識の中で目を開けた。

だが、身体はもはや彼の意のままに動くことはなかった。


「腕が……ない。足も……どうなってるんだ……?」


自分の身体の欠損を認識した瞬間、たけしの胸に激しい焦燥が沸き上がった。

四肢を失い、起き上がることも、歩くこともできない。

完全なる無力。

だが、この世界はただの肉体の強さでは生き残れない。

ここでの勝負は、言葉、精神、そして心の強さがすべてを決める。


「俺は、口でなら誰にも負けねぇ……!」


かつての怨み、悲しみ、怒り、そして己の惨めさ。

すべてがたけしの胸に渦巻き、苛立ちを生み出す燃料となった。


「あのゴミカスどもめ……障害者は甘い。自分の弱さを盾に同情を引き出せる。

俺は……俺はただの健常者だ。

なのに、何で社会は俺を迫害し、見下し、苦しめる?

弱者を痛めつけてただ生きているだけで、なぜ俺が障害者以下の扱いを受けなきゃならない?

貴族が平民に、平民が奴隷になるほどの理不尽だ……。

お前らは、俺の尊厳も未来もすべて踏みにじった。

必ず……必ず土下座させて、その傲慢な頭を踏みつけてやる。

俺は……なんJの王になる。

それが、俺の、俺だけの、生きる意味だ……!」


彼の叫びは、絶望と希望が入り混じった、歪んだ決意の炎だった。

タスマニアたけし 身長70cm 体重30kg

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