5.翌朝の日課に、新たな顔ぶれ。
(*'▽')ここから章を変えようと思ったけど、さすがに短いので継続。
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「さて、今日もしっかり走り込むか!」
翌朝、ボクは日課のランニングをするため、ストレッチを行っていた。
復学したことによって、身体作りに割ける時間は減少している。幸いなことに【抑制】の力が働くため、無作為に何かを口に運ぶ行為はなくなっていた。それでも気を抜けば、人間の肉体というものは容易く易きに流れてしまう。
ランニングは、摂取したカロリーを消費するのに最適だ。
それに心肺機能を強化するため、さらなるトレーニングを可能にしてくれる。至れり尽くせり、一石二鳥……いいや、それ以上の恩恵があった。
そんなわけで、ボクが家の前に出ようとした時だ。
「あ……! 師匠!!」
「なんで、ミラがここに……?」
昨日から弟子を名乗り始めた少女が、突如として姿を現したのは。
想定外の事態に、ボクは目頭を押さえてうつむいた。
すると、そんなこちらを見てミラは言う。
「アクトくんに訊いたんです! 『一秒でも長く師匠の傍にいたい』って言ったら、笑顔で教えてくれましたよ!!」
「なんだよ、それ……」
彼女の言葉を聞いて、ボクは思い切り肩を落とした。
……おのれ、アクトめ。
いくら相手が同級生女子だからって、個人情報を簡単に教えるな。
というか今の流れから察するに、彼の頭の中には新たな誤解が生まれていそうだった。ならば下手な噂が広がる前に、あの口を封じなければならない。
もっとも、いまは早朝のランニングが優先だったが。
「あの、ご一緒しても良いですか?」
「仕方ないな。……いいよ」
「やった……!」
だからボクは仕方なし、ミラの同行を許可することにした。
こちらの認可を得て、少女は小さくガッツポーズ。
そして、嬉々としてボクの後ろをついてきた。
「……まぁ、いいか」
少し思うところはあったが、これも何かの縁だろう。
そう考えて、ボクは徐々に脚の動きを速めるのだった。
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