[おまけ]あの言葉の真意とは?
ルースはなぜ「死んでもらう」と言ったのでしょうか?
話も終わり、そろそろ休みましょう、とセルファスさんが言い出したときのことだった。解散ムードになっていた空気をルースの一言がぶち壊した。
「エリー、俺が、お前に死んでもらうって言ったのは、お前が極悪人だと思っていたからだ。」
突然何を言い出すのかと思えば、またあの話だった。
確かに、そのまま話が流れ謎なままだが、気にしなくて良いのに。もういい人だって分かってるって。
そう思ったが、
「誤解されたままだと俺の命に関わる」
とチラリとユリーの方を見ながら小声で私に言っていたので、なるほどな、と思った。
このまま解散していたら、明日、ルースに会えなかったってことか…。
ユリーのことだから、
「ルースは昨日盗賊に襲われて、全治三ヶ月の怪我をおったよ」
とか言いながら、次の日、ご機嫌でやって来そうだな。
この時、当のユリーは真剣な顔で仕事をしていたが___どうやら今日は私に会う準備に時間を費やしすぎて、仕事が終わっていないらしい___もしかすればルースに制裁を加えるために今、仕事を終わらせているのかもしれない。
「それで、結局どういうことなの?」
まぁ真意は気になっていたし、可哀想だから聞いてあげよう。
ルースはホッとした顔をして、原因を語り始めた。
「あれはな、ちょっとした誤解だったんだ。ユーリス様は俺に、この人を迎えに行けって絵姿を見せながら言ったんだが、その絵が、何て言うかなぁ…うん、ものすごく下手だったんだ。だから、その、お前がものすごく極悪人に見えちまって…。」
ルースは神妙な顔をして、申し訳なさそうに眦を下げる。
「王命ということもあって、お前が国家レベルの犯罪者だと思っていたんだよ。だけど、実際やって来たのは弱そうなヤツだったから…。カマをかけてぼろを出そうとしてたんだ。」
なるほど。そういう理由だったか…。
極悪人だと思っていたなら、私みたいなのが来たら、それは驚くわな。
____っていうか、何なんだ!その極悪人に見える絵姿って……。
エリー「私の顔ってそんなに怖い…?」
ユリー「なわけないじゃん!ルースの目が悪いだけ!」
ちょっぴり落ち込んだエリーでした。




