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秘事 草稿
秘事 草稿
秘事
其れは 心の奥底
そっと そっと
潜んで おりました
そっと そっと
潜めて おりました
心の中 そっと
何時も 何時も
満ち 満ちて
切なさ 恋しさ
切なさ 愛おしき
切なさ 貴方の隣
切なさ そっと
切なさ 小声で
切なさ 囁く
切なさ 言の葉
其れが 私の
精一杯の 気持ちでした
秘事 時の落ち葉に
埋もれて 過ごす日々
時は過ぎ 過ぎ過ぎて
一つ一つを 言の葉に
一つ一つを 口にして
一つ一つの わたしを
一つ一つ 伝えてゆきました
一つ一つを 伝える度に
一つ一つを 伝える事に
私の 心の
一つ一つが 和らぎ
躰が軽く なる様で
時には 心
重くなる事も ありましたけれども
人の鏡の中 映る
私の 笑顔
貴方の鏡の中 映る
私の 笑顔
私の心に 秘事
そっと 微笑む
笑顔の数 一つ一つ
増えて ゆくのが
秘事
私の 喜びの心
秘事
大きく 大きく
膨らます
秘事
過去 現在 未来
全ての 私
秘事
貴方の 元へと
伝えたい
そんな 私の
其れが 私の
秘事
一つ一つの 言の葉に
伝えたい
其れが 私の
貴方への 秘事でした




