ハッピレス1 草稿
ハッピレス1 草稿
世の 中
塵芥の 世の中
時代の 捨て去りし
箱の 中
モノが 溢れ
出す
退屈 だらけの
ぐ〜たら ぐ〜たら
ぐうたら ぐうたら
だらけた 街に
シャカリキ シャカリキ
忙しく 働き
走る マシン
ロボットに 操られ
踊る 人々
夜毎 夜毎に
繰り返 される
諍い事
盛りの 声が
木霊する
時代 魔物
闊歩する
靴 靴
犬に 連れられ
行き交う 人々
廃会する 猫達ち
塀 塀に 登りて
屋根の 上
縁の 下
産まれた ばかりの
仔猫 達ち
蜜柑の 箱に
入れ られて
橋桁の 袂
露地の 陰から
母の 和ぎ
求めて
ミャ〜 ミャ〜
泣き じゃくる
良い人に 拾って
貰い なさいと
空の 下
ゆくは 飢え死に
野良に 成り
ニャァ〜オ と
其々 眺めて る
猫は 猫であり
猫で あろうと
して
猫で 泣くなり
猫で 亡くなり
犬は 犬で
犬で あろうと
して
犬で 泣くなり
犬で 亡くなり
人は 人で
あろうと
して 人で
無く なってゆく
ハッピレス
降り続く 雪の日
せっせこ せっせこ
お外で 働きて
稼いで 頂く
人は お外で
せっせこ せっせこ
汗かき べそかき
雪掻き て
御
犬様と 御猫様とで
暖か ぽかぽか
ぽかぽか ぽ
夢 心地
窓の お外を
そっ ととと
じっ ととと
眺めて おりました
御猫様も 御犬様も
人の 作りなす
時代の 病いに
かかって ゆくのです
人とて その
例外では 無く
時代の 病いに
侵されて ゆくの
です……




