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坂道抹茶のゾンビライフ。  作者: パイン
3/3

作業開始

起床、10時33分。



起きる時間は、特に決めていないが大体、どの時間帯に寝ても10時前後になる。




軍のトラックの荷台で、心地よく目覚める。




今日は、何しようかなー。学校の探索と布団を探さないとな。




流石に寝袋なしで寝たからか背中が痛い。





旅人なんかは華麗に寝袋を背負って歩き回ってるが、そんな体力ないし、なんとなく不潔感があって好きになれない。





なので基本、ゾンビパニック後はベッドを見つけるか、布団や毛布を敷いて自分のオリジナルスペースを確保していた。





「よし!ご飯にしよう!」




手を腰に回して、指をナンバーワンのポーズにして、手を高らかに空に掲げて宣言する。



意味のないように見えてこれには意味がある。






以前、ゾンビも人も避け生活していたとき、猛烈に憂鬱になったことがある。




まあ、寂しくなったわけだ。





人嫌いなくせにしばらく人と会話するのを避けると人間こうなってしまうのかーと感心したのだが、それ以来、定期的に声を出すことにより、孤独を紛らわすことに成功した。




やはり天才。






おや?昨晩整理したはずの缶詰めが散乱してある。誰だくずしたやつは。





むろん、寝相の悪い抹茶のほかならないが、どうやらデザート用と食事用に分けてあった缶詰はバラバラになってしまったようだ。







散乱された缶詰の一つをお弁当ように詰め、そのまま学校探索にいくことにした。






運動場に止めてあったトラックを出て校舎に向かう。






誰もいない校舎。生徒指導の先生がいつもこの辺でウロウロしてたっけ?





普通の人が見たら涙しそうなまで、廃れてしまった学校だがmだからこそ妙に美しく見えた。




「あ、校門にドカンと作品を構えたら面白いんじゃないか?」






抹茶の学校では謎ルールがたくさんあって、




・先輩には敬語を使わなくてはいけない。

・おしゃれ(ワックスや化粧など)は2、3年生から。

・プリント用紙は学校で捨ててはいけない

・靴下は白だけ。(ただし、ベルトは黒のみ)




それらをぶち壊してやれる作品を立ててやりたいのだ。






うむ、ここにいる間の課題だな。








そんなことを考えながら階段を登り3階まで上がった。




最奥が美術部の個室だ。





中はほぼかつての状態のままで、筆やインクはもちろん、ノミやノコギリなど作品作りに必要そうなものを物色した。





ノミはリュックのペットボトル入れに収納できたが、ノコギリだけは手に持たざるおえない。一度、拠点トラックまで帰ろうかな?


















































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