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エターニャへようこそ〜アマテラス伝説〜  作者: 古葉七
〜第一部 最強女店主編〜
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流通の強化

「ポリタンの街に支店を作る事で流通を太くします。

道中の物資輸送の安全性ですが、でダンジョンの新たなルートが開拓されたという噂が流れれば冒険者の行き交いが多くなるでしょう。

戦闘力を持つものが多く行き交う街道で悪さをする人間もそうはいないんじゃないですか?」


「なるほど。

街同士の交流は発展の基本でもあるからな。

しかし、それも完全に安全とは言えまい?」


私の提案にルイスおじさんが頷く。


「ええ、そこで確実に悪さを起こす気を断ちます。

具体的にはエターニャの物資輸送に関してはカイトを使います。

ドラゴンが飛び回る街道で悪さをする気など起きないでしょう?

また、魔物避けにも使えるはずです」


「商人や冒険者にはターニャの飼いドラゴンだと言えば大抵は納得するだろう。

良くも悪くも君の知名度は高いからな」


「悪くもってどういうことですか!?」


エドさんの言葉に抗議するが、


「自覚がないとは言わせないが?」


と返されては何も言えない。


そりゃ、たっぷりとありますよ。


「・・・まぁ、その話は置いておきましょう。

カイトの滞在場所ですがこちらにいる間は闘技場を貸していただけますか?

あれから特にイベントが行われなくて持て余しているのですよね?」


「君達主催の大会が盛り上がりすぎたのがいかんかったな。

それ以降も何度か大会を行ったがレベルが低すぎて盛り上がらないのは予想外だったよ。

しかし、カイト君にそこを貸し出してこちらに何か利益はあるのかな?」


確かに最初のイベントが盛り上がりすぎた上にあの大会は街の住人の殆どが見物に来ていたのだ。


それ以降のイベントが盛り上がらないのは仕方ないかもしれない。


「見物客を自由に入れていいですよ。

ドラゴンを実際に見れるとなれば名物になるのでは?

後は久しぶりに会ったカイトはかなり鈍っていたので鍛え直そうかと思っています。

それも事前に告知すれば観に来る人はいるんじゃないですか?」


「実際にドラゴンが見れるとなると、かなり人が集まりそうだな。

遠方から金持ちや貴族も来かねないな」


「私たちが協力できるとすればその辺りの体制の整えかね?

後は何か考えているかな?」


「向こうの支店をすぐに稼働できるように持っていきたいので腕の良い大工が必要です。

そこで窮鼠猫噛建設を何人か連れていきたいんですが大丈夫ですかね?」


「丸ごと移動するならともかくとして数人ならば特に問題はないだろう。

その辺りは個人の交渉だろう」


「私からの提案と報告はこれぐらいですか何か他にありますか?

無ければ早速交渉してポリタンに戻ろうと思うんですけど」


「俺からは特にないな。

強いて言うなれば少しは大人しくしてくれ」


「街の利益になる事が多い提案であったので私からも無いな」


「それでは早速交渉に行ってきます!」


私は話が終わり次第早々に建物を飛び出していった。




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