表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
エターニャへようこそ〜アマテラス伝説〜  作者: 古葉七
〜第一部 最強女店主編〜
10/285

返済額と一日の終わり

店内兼自宅で私達は食事をしていた。


そして、これからの事について話し合う。


「払う必要がある金額だが、先ずは1ヶ月で100万Aだな」


「ひゃ、100万!?

それを1ヶ月って大金すぎませんか?」


「いや、正直この店のポテンシャルを考えると普通にいける額だと思う。

ただ、さっきも言ったが先ずという話でな。

これを支払うと次は2ヶ月で1000万A。

ここまでが延滞の利息の支払いという扱いになるらしい」


エドさんの言葉に首を傾げる。


「延滞の利息ですか?」


「ああ、これでもだいぶん軽減しているらしいのだがこれだけは払って欲しいそうだ。

そしてその支払いが終われば残りは相続税の支払いになるのだが、これが3ヶ月で1億A。

半年で完済を目指す事になる」


エドさんの提示した数字に呆然としてしまう。


「100万でもキツイと感じるのに1億とか・・・」


「もちろん、普通に商売をしていては到底支払えない。

そこでだ、今日もやった通りにダンジョン探索と商売を同時にやっていかないか?

ダンジョンも奥に行けば貴重な素材や武器・防具の現物も出てくるだろう。

そういうものを取り扱って店の評判を上げて行くのが一番だと思うんだが」


エドさんの言葉に私は考える。


確かにその方法が一番確実な気がする・・・というよりこの方法以外で1億稼ぐなど思いつかない。


「そうですね!

他にやり方は思いつかないですし、出来ることがあるならそれをやっていかないと!

明日からはどんどんダンジョンに潜りましょう!」


「そうしよう。

そこで一つ問題があるのだが、2人で潜っている間は店が開けれないよな?

誰か店を任せられる人はいないか?」


「うーん、どうかなぁ?

あ、確かお父さんが昔使ってた良いものがあったはず

!」


私はアイテム入れになっている倉庫に行くとそこから一つの棚を取り出した。


「それは普通の棚では無いのか?」


「よく見てくださいよ〜棚の右側にお金入れる場所があるでしょ?

先ずは今日入手したゴブリンダガーを登録してっと」


私がガチャガチャと操作すると左上にゴブリンダガーの幻影と200Aという値段が表示される。


「これで、ここに200A入れると」


私が右側にお金を入れると棚の下側からガチャンと音がしてゴブリンダガーが出てきた。


「どうですか?

全自動販売機って言うらしいですけど」


「これはすごいアイテムだな。

なるほど、これがあれば店番要らずか。

ギルド前には常に兵士が見張っているし、わざわざこの店に盗みに入るものもいないかもな」


「それでも誰か1人は見ていて欲しいですけどね。

その辺りはおいおい考えていきましょうか」


「そうだな、今日はいろいろあって疲れただろう。

もう休んだほうがいいな」


こうして私の激動の初日が終わったのだった。


現在の所持金 11000A


あと30日までに100万A


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ