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誰かの心理描写

初めての小説です。(たぶん)

 何もかも辞めたい女/魂の管理者


 此処(ここ)は魂の海。

 あらゆる世界(この世)の命ある人間が死亡した時、肉体を失った魂がたどり着く死後の世界、または虚無の境界。

 霊長類の信仰心の集合体によって具現化され生まれた〔天国〕と〔地獄〕という異界とは違い、ずっとその前から存在する死後の世界であり、本来の魂が還るべき場所─────蔵そのもの(起源)である。

 そんな場所に一人の女性らしき者が海の中に佇んでいる。

「───────────」

 その者は──他人から見ると──生気の様子さえ感じさせないと言う無表情と沈黙さを持ちながら、同時に私はこの場所(境界)の主だと圧倒するような存在感を表している。

 そして、静かに顔を上方向に向ける。

「───────────」

 何か喋る。だが、音は聞こえず。

「───────────」

 何か喋る。だが、誰も聞かず。

「───────────」

 すると、ため息したかのような動作をする。

「───────────」

 主は一人で退屈な顔をしながら、周囲に溶け込む 魂 を見渡した。



 悪逆を排除されたくない女/快楽悪


 此処は悪人の部屋。

 そこは世界に住む人間達────【悪意】ある行動を行う人物達の人生を観測する場所。

 そこに一人腰掛け、じっと座る女がいた。

「アハハ、フフフッ」

 女性は笑う。

 あまりにも面白く、気持ちよく笑いだす。

 女性の目には妖気を宿してるような眼、顔にはどす(ぐろ)悪意(快楽)が顔面全体の色を覆っている。

「あぁー、キモちぃ~~~」

 恍惚とした表情。快楽によって、ビクンと鳴らす身体。そして、熱い体温でわき出る汗と甘く暴力なあえぎ声。

 もし、その光景を見れば、理解者でもなければ一言で「気持ち悪い」と誰からでも思うだろう。


 しかし、気分を悪くさせる光景は──────────


 部屋が暗転する。観測の映像は高揚(希望)から悲嘆(絶望)に変わる。


  ────────────冷たく寒い、情景と化した。


 悪意ある動機で悪さする人間が他人に裁かれる。

 そして、こう言い渡された。


「因果応報だ」と。


 この言葉に、いつも気分を苛立ちさせる。


 吐き気がする。

 何であらゆる世界は─────

「いつから、この道理になったのかしら?」



 悲しみを哀れむ男/アール


 一人孤独で泣いているのに、何故誰も手を差し伸べないのか。

 いつからかそう思い、心が痛くなっていた。



 此処は悲嘆の部屋。

 そこは世界に住む人間達────【悲嘆】な目に合う人物達の人生の最中と結末を観測する場所。

 そこに、一人の男が死んだ目をしながら佇んでいた。

「─────────」

 目覚めた瞬間から随分と時が過ぎたものだ。

 自分を()った創造主は目覚めたばかりの自分に此処がどこなのかどんな理由で生まれたのかと説明し、こう言い渡した。

「今日からお前はこの部屋であらゆる世界の魂達の

 哀れ、嘆き、苦しみ、悲しみ。の要素を持つ

 負の人生または結末を観測し、記録せよ」

 それから、この部屋で休む以外はずっと 人の悲しみ を観てきた。

 最初の頃はただ見つめるだけで、なにも思わなかった。

 だが、時間が進むにつれ、心が痛むようになってきた。

 疑問だと思い、他の役割を与えられた 仲間 に聞かず、直接創造主に聞きに行った。

 聞かれた創造主は何か考えた後、傷をつけるような声で


「そんな事を考えずに言うことを聞け」と無神経に返された。


 ふざけるな。何が言うことを聞けだ。自分を生んだ創造主(お前)はこれを────────

「これを(なん)と…………」

 何と思ったのか。自分の中に怒りと哀しみが入り交じってて。

 まだそれが何なのか、まだ言葉に表す事すらできなかった。


 だが、それが。後の大事件を起こす動機()だと、自分いや他人達、創造主さえもまだ知らない。



everld(エヴァールド)=永遠 いつかの独白

まだプロローグです。悪かった所は言ってください。

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