宴会
アルコールハラスメントには気をつけましょう。
「おう。飲めよ。お前本当は飲めんだろ?柔じゃねえよなあ。そこまで。」
「やめて下さい。もうこれ以上は無理ですから。」
「どこから声が聞こえるんだ。最初のミッションか。殺させはしない。酒飲み軍団に殺させて溜まるか!」
問題の居酒屋、『荘や東廻町店』よし、強行突入だ。
「お客様。本日宴会客でいっぱいでございまして」
「知らん。推し通る!」江戸時代の侍みたいなこと言っちまったな。
目的の部屋は案外早く見つかった。
「さあ、酒飲みをハントする。覚悟しろ!」
「お前誰だよ。ここはよ。俺達、上州水産総務部の宴会なんだよ。邪魔しないでくれ。」
「部下に対して、ふざけた扱いしやがって!その内破滅するぞ。こんなクソ企業さっさと倒産しちまえ。」
「何だとテメエ。折角旨い酒が台無しじゃねえか。表に出ろ。この俺が相手してやる。」
「上等だ。下りろ。」
「貴様の正体、見切ったぜ。」彼は、バイクから取り出していた変身ツール、クラウンオープナーを手にするとノンアルコールビールの王冠をへこみに差し込んだ。栓抜きのところから特殊な電波が発生し、怪人を引き出した。怒っていた上司は倒れる。
「行くぜ!リカードtypeα。」オープナーをベルトに引っかける。
『beer!a few alcohol beer』
黄色いヒーローがそこに現われた。
「我ノ名ハ、ビアーアルコリウス!イザ!」
「ふっ!同レベルで良かったぜ!あばよ。」強烈な一撃をアルコリウスに食らわせる。
「グッ…畜生」
『liquored ride beer Launcher』
アルコリウスに向けて物凄いビールの雨が降る。
取り込めなくなってアルコリウスは溶けていった。