少年と邪神の為り損ない
結局書いちゃった☆
わー二次試験控えてるのに小説書いてる俺かっけー(白目)
「案外見つからないもんだなぁ……」
弟子を取ることを決意してから数年が立った。未だに俺の目に適うような奴は現れていない。
ぶっちゃけ、ダレてきたのが本音である。
もうそこらへんのガキでも良いかなぁと思いつつある。
……イカンイカン。妥協したら一生後悔するぞは親父が特に強調していた家訓だ。お袋は超美人だったが、デブ専の親父にとっては守備範囲外だった。何故、お袋が親父と結婚できたかというと、お袋が猛烈アタックを絶え間無くぶつけ続けて親父が折れたからだ。どうやら、お袋にデブになるという選択肢はなかったらしい。だが、臨終するそのときまで親父はデブと結婚しなかったことを後悔していた。お袋が浮かばれないな……。だが、小太りのタォパォ氏を好きになった自分を思うと血は争えない事を染み染み実感する。まあ、つまり弟子探しも同じように妥協して後悔する可能性があるかもしれないと俺は危惧してるから、なるべく厳選しようって訳だ。
ちなみに俺はお袋に似て超ハンサムな絶世の美男子だ。
「ん?」
獣道も通らずにひたすら障壁で木々や草を無理矢理かきわけながら森の中を尊大に闊歩していた俺の前方約10km先で只ならぬ気配が放たれていることに気付く。
中々どうして懐かしい。
数百年前、《狩猟神殿》という凶悪な魔物を駆除する為だけに《狩りと決闘の使徒 エィドラク》によって設立された組織に属し、誰も彼もが大英雄と呼ばれるような数十人の仲間と共に俺が盛大に殺し合っていた人類最悪の天敵であり、自分達が信仰する《聖神》と同格であり、彼等と敵対する魔物の神である《邪神》。そして、そんな邪神達と殺し合うことができる異形の人類である俺達は《邪神ハンター》と称された。ぶっちゃけ、もうちょっと良いネーミングがなかったのかと今でも思う。
そして、この先にいるのは限りなく邪神に近い存在。もしかしたら、邪神そのものかもしれないし、邪神に与する眷属かもしれない。あるいは邪神に呪われた存在。
だが、終わりなき戦いに億し前線から引いた俺が最早気にする必要性は皆無である。しかし、気にしてはいけないということでもない。
義務感ではなく好奇心で気になった俺はひとまず様子を見に行くことにした。
羊皮紙に簡易化された魔術の術式を書き込んだだけの使い捨ての量産型スクロールを懐から取り出す。このスクロールに書かれている術式は《転移》の魔術のものである。その名の通り、どこかしかに転移する魔術だ。《転移》はどれだけ簡易化してもそれなりに複雑な術式を要するので手間が邪魔臭い。なので、俺は基本的に事前にスクロールに書いておくことにしている。スクロールは一度使うと燃え尽きる性質上消耗品となるし、素材の羊皮紙は高価ではあるが、《複製》の魔術によって量産することができるので問題ない。そして、《複製》自体はスクロールを使わなくても簡単に起こせるので、本末転倒ということもない。一般的な魔術師ならば大抵の奴がこの運用法を使ってる。
「さて、《転移》」
スクロールを起動させる記号を口にした瞬間、視界が一気に変化した。一瞬で燃え尽きたスクロールは、微量の灰だけしか残らなかった。
「《停止》」
今発動したのは時間を停止させる魔術。といってもそれは部分的な停止しか出来ず、停止させることができる対象もこの世の万物だけという制限もある。そうなると、この世にある物の中に万物以外の何があるんだ?って疑問が生まれるだろう。だが、この世にはあらゆる法則を無効化してしまう魔法則や神域といったような神秘が存在する。それだけで説明としては事足りるだろうと俺は思う。
《停止》によって俺が停止させたのは俺の足下の空間であった。あらゆる運動を止めて個体化したかのように固くなった空気を足場にして俺は真下を俯瞰する。
今、俺は目標地点の上空にいる。やはり、物事の観察はじっくりと高見するに限る。
果たしてそこにいたのは、様々な生物の体を継ぎ接ぎにして付け足した合成獣のような醜悪で異形な化け物であった。鯨のような頭部、獅子のようなしなやかで強靭な四肢、竜のような翼、臀部から無数に生えて蠢く甲殻に包まれた触手。その他にも様々な生物の特徴を多分に含んでいた。だが、最も挙げるべき特徴といえば、全身が総じて真っ白なことであった。まさしく、これは奴等の特徴である。
辺りそこら中から火の手が上がってるあたり、ここは人が暮らす集落なのだろう。火の手の原因は、化け物の襲撃を受けてパニックを起こした住民達が誤って村の灯か何かを倒してしまい、それらが火種となって住居や木々を燃やす結果となったといったところか。炎は村中に広がり、逃げ惑う住民の逃げ道を塞いでいる。そうして逃げあぐねている内に、住民達は目敏い化け物に発見されて触手の串刺しとなり化け物の餌となる。中には特攻をかけて炎を突破しやうと試みた結果、荒ぶる炎に身を包まれて、焼死の運命を辿っている者もいた。個人的にはこっちの方が辛そう。
しかし、警戒損といったところか。感じた限りでは強い気配だったのだが、とんだ肩透かしだ。
「何だよ、為り損ないか……」
本物の邪神を警戒していたが杞憂に終わった。近くで見てわかったが、どうやらなり損ないならしい。
たまに邪神の体から新たな邪神が生まれる現象がある。当然、生まれてくる邪神は元の邪神より格下な訳だが、それでも邪神は邪神。神ではない存在からしたら遙か高みの存在である。
だが、稀に生まれてくる邪神の中には神格を持たない個体がいる。《邪神ハンター》は、それらをまとめて《邪神の為り損ない》と呼んでいる。その姿は醜く、仮にも神から生まれてきたは思えない程に知能が低い。そして、破壊衝動に任せて 周りを荒らし続ける傍迷惑な存在である。だが、邪神の落とし子なだけにその能力は通常の魔物よりも圧倒的に高い。中には山一つを丸呑みにした個体もいた。
現にそこで暴れている為り損ないの身丈は優に20mを越す。十分、巨体といえる範囲であろう。そして、体内に内包する魔力はその巨体すら霞むほど潤沢であった。あれだと、竜ですら捕食対象になるのだろう。
しかし、《邪神ハンター》は、メンバーの中で一番弱い奴ですら、そういうデタラメな存在らを滅殺せしめる程の実力を持つ精鋭の集まりであった。戦う相手が仮に神でさえも退くことのない勇者達。そして、俺はかつてソイツラを率いていた時期もある。こんな雑魚を滅ぼす事など朝飯前だ。
足下の魔術を解除する。当然、重力に任せてそのまま俺は落下する。このまま落下すると普通の人間ならば死ぬだろう。だが、俺は普通ではない。
「《重力増加》に《加速》」
むしろ落下の威力を助長するまである。
《重力増加》は物体の重量を増幅する魔術、《加速》は物体の加速運動を増幅する魔術である。二つの魔術を組み合わせる事によって俺は隕石もかくやとした超危険落下物となっていた。
落下地点は勿論、邪神の為り損ないである。
俺は片足を頭上まで振り上げ、為り損ないとの距離がゼロになると同時に狙ってそれを渾身の力を以って振り下ろした。
「フンッ」
——バキッ
「グキャァァアアァァアアァァアァアアア」
何か硬質な物が砕かれた音が響いた後、一拍遅れて、打撃の衝撃波と金切り音もかくやの甲高い為り損ないの悲鳴が辺りに撒き散らされる。
脇目も振らずに捕食活動を続けていた為り損ないにとっては、全くの不意打ちであったろう。
鯨なような形状の頭部が右目を巻き込んで大きく破砕されてゴッソリと抉れる。だが、俺としては今ので殺すつもりだった。
——意外と硬いな。
そして、更に意外なことにコイツはコレを喰らって更に踏みとどまってすらいた。
生意気なやつめ。
踵落としによって減速した落下速度の中、空中で一回転して安定した着地をする。
「ん?」
近くに降り立ったことによって、為り損ないの懐にボロボロの少年が一人うずくまっていたことに気付く。どうやら、今の攻撃が彼の命を救う結果になったらしい。
腕だけになった恐らくは親しかった人物であろう物を必死に胸に抱き締めながら少年はひたすらある方向を目を血走らせながら睨みつけていた。
「んん?」
気になったので少年が向く方を見ると、やはり為り損ないがいた。いや、解り切ってるんだけどな。
ただ、少し疑問が浮かんだ。
絶対強者を前にして弱者が示す反応といえば、普通は恐怖、怯え、絶命である。
だが、少年の目に映る感情は憤怒、憎悪、殺意、いずれも敵対心に類する感情である。
果たして、これは良いことなのだろうか?コイツみたいな弱者が、腐っても神に限りなく近い存在である邪神の為り損ないに対して敵対心を抱いても良いのだろうか。戦ったら敵にすらなり得ないだろうコイツが敵対心を抱くことすら、俺としては驕りも甚だしいと思う。
いつの間にか、俺は邪神の為り損ないをそっちのけで目の前の少年のことに思考を巡らしていた。
よく見たら少年の口元は小刻みに微かに動き続けていていた。何かを呟いているのだろうと少年の呟きに意識を傾ける。
「ころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころすころ……」
それはまるで、呪詛のごとき殺意の羅列であった。
そうか、コイツは身内が殺されてあまりにも憎いから周りが見えなくなってるんだな。だから、身の危険にすら注意できなくなっている。
「ころしてやる……!」
少年は抱えていた人だったものを地面にそっと置くと、建物の残骸の中にあった角材を手に持って徐に立ち上がった。強く握り過ぎて角材の角の部分が掌に食い込んで血を滲ませていた。
「そんな角材で大丈夫か?」
答えは返ってこなかった。
可哀想な奴だ。一度命拾いしたのに、それを捨てに行く真似をするとは。
とりあえず、面白そうなので様子見することにした。
ゴブリンのような力任せな走り方で駆けた少年は、頭部を損傷した痛みで悶えて隙を晒していた為り損ないの頭部に勢いのままに角材を叩きつけた。
当然、一度で終わる訳がない。何度も何度も執拗に角材を叩きつける。
「しね!しね!しね!しね!しねぇぇええ!!!」
だが、硬い外殻に覆われた為り損ないに対して、少年の腕力と角材ごときで与えられるダメージなど皆無であった。
ぶっちゃけ、傷口狙えよと言いたいが、思考能力をなくした少年に言ってもそれは無駄なことだろう。
「駄目だコイツ」
何度も硬質なものに叩きつけられていた角材が遂に耐久性が限界に達してへし折れる。
だが、それでも少年はその手を止めなかった。
「む、イカンな」
いつの間にか、為り損ないの残った左眼が少年を捉えていた。
痛みに馴れ始めた為り損ないが羽虫のように頭部にふっ付く存在に気付いてしまったようだ。
臀部から伸びる無数の触手の内の一つがその尖った先端を少年へ向けた。
少年はそんなことも露知らずただひたすら仇を撲殺することしか考えず、一心不乱に角材を振り回していた。
そして、遂に触手の先端は機敏な動きで少年を突き刺した。かに見えたが、どうやら足下を滑らせた少年が体勢を崩すことによって、間一髪で串刺しにされることから逃れることが出来たらしい。
運の良い奴だ。
だが、あくまでも串刺しの運命を避けただけである。
「かっ……ゴフッ」
串刺しにこそならなかったが、触手の鋭利な側面にかすってしまい、右肩から左の腰元までの肉を一気に抉らていた。
肋骨や胸骨を越えて内臓まで切り裂かれたのか、少年の口から滝口のように血がドバドバと溢れる。
「そろそろ助けてやるか」
地面に突き刺った先端を抜いて、再び少年にそれを向けて突き刺そうとする触手。
だが、少年と触手の間に割り込むようにして俺が滑り込んで先端を素手で掴んだことによって、その刺突攻撃は急停止させられる。
「キリキリキリキリキリキリキリキリキリ」
流石にこれを俺みたいな人間に止められて疑問に思ったのか、為り損ないは金切り音のような声で唸りながら鯨なような頭部を傾げる。
ちょっと仕草が可愛いと思ってしまったのは生涯の秘密。
「お前、弱い癖に意外と根性あるなぁ。まあ、面白かったから助け——」
そう言いながら少年の方に振り向くと、致命傷を負ったにも関わらず未だに戦意を損なわず角材を手に立ち上がろうとしていた。
「こ……ろす…………ぶっ……ころす……っ」
「なんだコイツ?」
なんだコイツ?
俺は半ば呆然としてしまった。
「ぅおらぁぁあああああああっっっ」
少年は角材を両手に持つと、為り損ないの傷口へとソレを渾身の力を込めて突き刺した。
これには堪えたのか、為り損ないは再び痛みに悶え暴れ始める。
それによって振り払われた少年は、今ので力を使い尽くしたのかアッサリと吹き飛ばされて、住居の残骸に埋もれる。
死んだな。
「うおっと」
為り損ないが暴れたことによって触手を掴んでいた俺も引っ張られる結果となり、危うく体勢を崩しかける。
「あっぶねー。《筋力強化》」
筋力を増強する魔術を発動する。
すると、身体中の筋肉が擬似筋繊維と呼ばれる半霊的物質で補強される。
俺は触手を脇に抱えるように掴むと、そのまま強化された脚力を以ってして背後に跳躍する。
思わぬ所から強い力で引っ張られて踏ん張ることすら出来なかった為り損ないは呆気なくバランスを崩して側面から倒れる。自重のせいか上手く身動きの取れなくなった為り損ないは全身をくねらせながら暴れる。
「活きが良いなぁ」
邪神の為り損ないの中でも特別巨体という訳でもないが、潜在魔力とタフネスにおいては優秀さが伺えた。一体、どの邪神から生まれた個体なのだろうか。
「槍となって縫い止めろ《神銅鋼》」
魔術で生み出された大量の金属で構成された無骨な槍が為り損ないの無数の触手に狙いを付けて地面ごと突き刺さる。
「キキャァァァアアァァァァアアアアアア」
全ての触手が一気に貫通された痛みに耐えきれずなり損ないが甲高い悲鳴を叫ぶ。
「触手は頭部ほど硬くはないんだなぁ。なるほどなるほど。じゃあ……」
まあ、多少硬かろうが、この大魔術士を前にすれば無いも同然である。
俺は未だ蠢く為り損ないにマイペースに歩み寄ると、拳を振りかぶった。
「胴体はどうだろうか」
魔術によって増強された体重の更に数十倍の重さの乗ったパンチを為り損ないのどてっ腹に叩き込む。
宙にこそ浮かなかったが、足元から背中までの高さが20m以上もある為り損ないの巨体が凄まじい勢いで吹っ飛ぶ。最早住居としては機能しないであろう集落の残骸を下敷きにしながら転がっていく為り損ない。だが、臀部に繋がる地面に縫い付けにされた無数の触手によって、その運動は急停止する。その際、あまりにも為り損ないの転がる勢いが強かったのか、数本の触手が耐えきれず千切れた。
当の為り損ない自体はというと、腹部への強烈な圧迫によるショックを受けて気絶していた。
「おら起きろ」
「キキャァアッ」
さっきと同じ威力のパンチを再び為り損ないに叩きつけた。今度は頭部に。
それによって、また数本触手が千切れるが、為り損ないは素っ頓狂に鳴きながら意識を覚醒させる。
「よし決めた。全部千切れるまで殴る蹴る。それまで生きてたら楽に死なせてやる」
俺の言ったことを理解できたかどうかはわからないが、どうやらコチラが脅威となることが本能的に理解できたのか為り損ないは身を縮こまらせて威嚇してきた。
「キリキリキリキリキリ、キキャァァァアアアアッ」
「そう怯えるなよ。余計に煽られちゃうだろが、嗜虐心」
それからというものの、俺は為り損ないを蹴ったり殴ったりした。
最初の時は抵抗もしてきていたが、小回りの利く触手を封じられている奴に俺に攻撃を当てることなど出来なかった。
為す術のない為り損ないをじっくりと嬲っていき、触手の残数が十八本となった時には奴に抵抗する気力も体力も既になくなっていた。外殻も殆ど剥がれ落ち、その醜い黒色の肉が露となっていた。
どうでもいいけど屈服させるの超たのしー。
「どうした、こんなもんか?仮にも神に与する存在っていうのに手応えねぇなオイ」
そう言って俺はまた拳を振り上げる。
その時、背後から何かが崩れる音がした。
気になって振り向くと、残骸に埋れながらも這い出ようとする少年がいた。
生きてたのか。
少年が鬼の形相でコチラを睨みつけてくる。
「ソイツをころすなぁ……俺の獲物だ……!」
「あ゛?」
思わずそう返してしまった。
いや、邪神の為り損ないはともかくとして、俺にまで殺意を向けてくるっておかしいのではないだろうか?
まず、命の恩人だし。こうして仇であるコイツを痛めつけてやってる。
何よりも、目の前で認識しただろう。俺と少年とじゃあ格が違うっていうのを。どう転んでも勝てないような奴に敵対心を持つということ自体が非合理的なのじゃないだろうか。そういうのは勇敢ではなく無謀だ。
——ああ、ムカつく。
身の程も弁えずに反抗的な目を向けてくるこの少年が俺にとっては大変腹立たしく思えた。
「そんなに言うなら君がコイツを殺してみろよ。ってアレ!?」
俺が少年に意識を傾けてる内に、為り損ないはというと残りの触手を全て引き千切って逃走していた。
「キキャァァァァァアアアアアアアアアア」
最後の力を振り絞って必死に叫びながら為り損ないが逃げていく。巨体故に足も速く、村の域から出て随分と距離も離されていた。
「チッ。良い感じだったのに……」
遠ざかっていく為り損ないの方にもがくように手を伸ばしながら必死に睨みつける少年を一瞥する。
「待……て……ぇっ」
コイツが逃げたのはお前のせいだよアホと心の中で罵ると、俺は急いで為り損ないの元に駆けつけた。為り損ないが身体中ボロボロで疲労も限界に達してることもあって、すぐに距離を縮めることができた。
だが、為り損ないは忽然と俺の目の前でその姿を消す。
「はぁ?」
消えた場所に近付いて漸くその原因を理解した。
どうやら奴が逃げた先は谷になってたらしい。谷底を覗くと、さしもの巨体といえど疲労した中で大きく急な川の流れに逆らえず川下へと流されていく為り損ないの姿があった。
なんだか面倒臭くなったので、見逃すことにした。
「ま、良いか」
どうせあの死に体じゃあ川の流れに嬲られている内に衰弱していってその内死ぬだろうと、適当に見切りを付けて俺は為り損ないに対しての関心を無くした。
そんなことよりも優先したいことが一つ出来た。
「さーて、アイツをどう料理してやろうか……!」
勿論、少年のことである。
書いた後になって思ったけど
邪神の為り損ないってネーミングがクソすぎて後悔してます
後から修正してちゃんとした名称にする予定です
2017/2/7
「邪神の為り損ない」に「レッサーファルス」というルビを付けました
ぶっちゃけ、それでも呼び名が長い気がするし特別格好良い訳でもないので、基本的な呼び方は為り損ないから代わらないかもしれません