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僕が死ぬまで縛るのをやめない!  作者: + -
第一部 VRMMO編
6/162

縛り5,暴力行為禁止

初★戦闘描写


拙い部分が目立つと思いますが大目に見てやってください。

感想・指摘などお待ちしております。

 唐突だけどこのゲーム『AWO』のステータスについて少し説明しておこうかな。このゲームのステータスはその人自身の能力を表す内部ステータスと、装備品などの要素と内部ステータスの兼ね合いで算出される外部ステータスの二種類があって、実際の戦闘には外部ステータスのほうが用いられるって感じだね。クロの外部ステータスを紹介するとこんな感じ。


NAME:クロ

Lv.1


HP  947/947

SP  289/302

MP  159/159



ATK(物理攻撃力)   138

MATK(魔法攻撃力)    52

DEF(物理防御力)   137

MDEF(魔法防御力)   49

ASPD(攻撃速度)    26(-19)(予想武器倍率×0.50)

SPD(速度)      90(予想装備倍率×0.75)


 括弧内の数字はbuffやdebuffなんかでどれくらい変化しているかを表していて、SPDの装備倍率に関してはこのぐらいの数字で処理されてるんじゃないかという予想を載せてみた。どの内部ステータスが何に影響してるかはまあなんとなく分かるんじゃないかな?

 まあここに表示されている数値が強さを表しているわけじゃなくて、実際の攻撃にはヒット具合による倍率がかかるし、DEXが高いと現実を超えるアクロバティックな動きがしやすかったりガードやパリィのダメージ相殺率が上がったりするから必ずしも外部ステータスが高い人が強いわけじゃないって感じかな。


 で、これが僕の外部ステータス。


NAME:ユーレイ

Lv.3

ステータスポイント  残り2


HP  909/909

SP  260/260

MP  211/211



ATK(物理攻撃力)    10

MATK(魔法攻撃力)    10

DEF(物理防御力)   23

MDEF(魔法防御力)    8

ASPD(攻撃速度)    170(武器倍率×2.00)

SPD(速度)      120(予想装備倍率×1.50)


 外部ステータスから内部ステータスが丸見えになってる部分があるね! まあ装備品重視のゲームだからしょうがない。


「クロがアタッカー兼壁で僕が攪乱とサポートって感じかな?」

「というか実質俺がひとりで戦うことになるんじゃあ……」

「行くよー! 『魔力よ、我が敵を打ち抜け』【マナバレット】!」


 無色透明の魔力の弾が飛んでいき、相手の索敵範囲の外からオオカミのようなモンスターを捉えた。


「ギャウッ!」


 8という何とも情けないダメージ量が表示され、オオカミのようなモンスターの頭上にHPバーが浮かび上がった。案の定目に見えないレベルでしか減っていない。

 敵対行動をとったことによりオオカミのようなモンスター(以降仮称オオカミ)がまっすぐこちらに突っ込んできた。


「あとは任せた。【ハイディング】」

「ちいっ、かかって来いやあ!」


 僕が障害物の陰に隠れて敵をやり過ごすスキルを発動したことで、オオカミは標的をクロに変え、走ってきた勢いそのままにクロに食らいつこうとする。クロはそれに対して両手鎚を振り下ろして対応するが、素人目に見てもへっぴり腰で、実際当たりはしたもののダメージ量は60少々と攻撃力の割にずいぶん少なかった。

 とはいえ重量武器だけあって攻撃が当たれば十分にオオカミの体勢を崩せるようで、ファーストコンタクトにおいてクロはダメージを受けていない。この繰り返しで戦えるなら楽勝と言えるね。


 とはいえそう上手くいくはずもなく、直前でバックステップを挟んだり、素早さを生かしていろんな方向から攻撃してくるオオカミに対して、クロはそれ以降まともに攻撃をヒットさせることが出来なかった。まあ相手の攻撃も20ダメージも通ってないしそれでも時間を掛ければ勝てそうではあるんだけどね、見てるのも暇だし加勢することにした。


      ◆   ◆   ◆


「はあ、くそっ!」

 苛立ち交じりに俺が振り回した両手鎚はバックステップであっさりと躱された。アクション系のVRゲームは今までにもいくつかやったが、こんな序盤の敵が超反応を駆使して殴り合ってくるような本気のゲームバランスをしてるゲームは初めてだ。そして両手鎚を選んだのはちょっとミスだったっかもしれない。


「外角低め、8秒後くらいかな」


 そんな声が後ろから聞こえると同時に一時的に俺から距離をとっていたオオカミが仰け反り、少量のダメージが表示された。


「【マナバレット】、【マナバレット】」


 次々と打ち出される魔力の弾丸をオオカミは飛び跳ねるようにしてよける。というか詠唱はどこ行ったユーレイよ……


「グルル…… ガウッガウッ!」


 遠距離攻撃が途切れたところでオオカミが一直線に突進を開始した。が、その進路上に俺はいない。ユーレイが今の連続攻撃でヘイトをかなり稼いだから当然だろう。

 俺の右側を走り抜けようとするオオカミに、右肩の位置に溜めた両手鎚を全身をひねるようにして横殴りに叩き付ける。タイミングも完璧だ。


「ホームッランッ!」


 今までとは一線を画す確かな手ごたえとともに、オオカミが大きく吹っ飛んでいく。表示されたダメージは315、文句なしの大ダメージである。


「あんまり世話掛けさせないで欲しいなあ。要反省だよ?」

「わりい、てか最初っから手伝ってくれてもよかったんじゃね?」


 ユーレイが俺の隣を駆け抜けていく、まだ体制を整えていないオオカミに追撃を加えるつもりなんだろう。驚くべき速さでオオカミに肉薄すると起き上がろうとしたその首元に斬撃を叩き込んだ(・・・・・・・・)。


「【スラッシュ】」


 白い光のエフェクをまとった右手(・・がのどを切り裂き、オオカミのHPバーが目に見えて減少する。オオカミは一度跳び退って距離をとったあと、その鋭い牙でユーレイの体を切り裂こうと跳びかかったが、その牙がユーレイの体に届く前に、自ら突き出された(・・・・・・・・)ユーレイの左腕がその口内にねじ込まれた。


クリティカル! 62のダメージ!

クリティカル! 58のダメージ!

クリティカル! 57のダメージ!


 何をやっているのか分からない(というか想像したくない)が、呆けている場合ではないと思い直し重い両手鎚を担いで近づいていき、全力を持ってオオカミの胴体に振り下ろした。


193のダメージ!

ぱぱぱぱーん♪


 その一撃でオオカミのHPバーが空になり、レベルアップ音と思しきファンファーレが鳴り響く。それも三回。


 スタミナ値はまだ余裕があったが、精神的にもかなり疲れた俺は、草原に体を投げ出して空を見上げた。VRの空は蒼く、漂う雲はデータとは思えないぐらい不規則に形を変えつつ流れていく。

 いろいろと反省点やツッコミどころはあったが、俺にとっての『AWO』初の戦闘は無事に勝利という形で終わったのだった。

主人公にだんだん『頭のねじが外れてる』属性が追加されつつある……

どうしてこうなった……orz

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