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僕が死ぬまで縛るのをやめない!  作者: + -
第三部 マイペース攻略準備編
138/162

縛り136,城レベル強化禁止

 ようやっと更新までこぎつけましたがなんかミスとかあるかもしれません。

 装備品の名前ってスミスさんがつけてるのかな?

 ともあれカタログスペックはこんな感じ。


 C・ゴブリンスカルヘルム


 DEF 35(+7)  MDEF 31(+15)

 MND -3(-6)

 装備条件 STR7 VIT6

『呪い・ゴブリン』


 C・ゴブリンクロス


 DEF 50(+10)  MDEF 58(+29)

 MND -3(-6)

 装備条件 STR5 VIT4

『呪い・ゴブリン』


 C・ゴブリンベルト


 DEF 44(+9) MDEF 46(+23) 

 MND -2(-4)

 装備条件 STR6 VIT4

『呪い・ゴブリン』


 C・ゴブリンシャーマンサンダル


 DEF 32(+6) MDEF 35(+18)

 AGI+1(+1) INT+1 MND -3(-6)

『呪い・ゴブリン』


 C・ゴブリンアーム


 DEF 20(+4) MDEF 25(+12)

 MND -1(-2)

『呪い・ゴブリン』


 虎目石の首飾り


 STR+2(+4) 【暗視】 

 MND-3(-6)

『呪い・ゴブリン』



 トータルで物理防御は217! 魔法防御は驚異の292! まあこのゲーム、重ね着したらした分だけ表記上の防御力が上がる仕様だし、参考にしかならない数字っていう意見が多数派だけどね! ただ、重ねれば重ねるほど動きづらくなるのはそうらしくて、干渉しないように柔らかい素材と硬い素材を組み合わせないと壁役以外にはなれないらしいけど。

 肌着や鎧の下に着る厚手のシャツとかが重要なあたり、結構好みが分かれる仕様だよね。

 僕ももうちょっと装備の量増やせるなら…… いや、現実的じゃないかなあ。


 呪授小鬼のワンド+

 ATK 25(+15)  MATK 63(+76)

 装備条件 INT 24 MND11


 そして、呪いの補正が全部乗った上での杖の性能がこれ。うん、火力倍率高い魔法スキルがあれば今から純後衛でも行けるんじゃない?

 ただ、実は防具との兼ね合いでMNDは不足してるし、そもそもINTが不足してるしで、フルスペックを発揮させるのは無理そうかな。まあ、杖じゃなくて斬撃の飛び出る鈍器として使うなら問題はないはず!


 参考に、クロの今の完全武装は、肌着、厚手の鎧下、ズボン、チェーンメイル、プレートアーマー、ガントレット、グリーヴ、フルフェイスヘルメット…… それに靴下も防具扱いになって履き心地がいいものをつけてるとかで、総防御力は本人のステータスと合わせて300越え。ゲーム開始当初はフル武装でも130前後だったらしいから、スミスさんがどれだけ戦力面で貢献してくれてるかがはっきりわかるよね。


 で、セット効果とかを踏まえた僕のステータスがどうなるかっていうと……


NAME:ユーレイ

Lv.35

VIT  19

STR  17(+6)

DEX  15

AGI  18(+2)

INT  17(+1)

MND  45(-42)

LUC   8


 まさかのMNDが3まで下がるっていう驚きの低下量。温存してたステータスポイントも全部突っ込んでこれだからね!

 レベル1でボーナス割り振ってない人のステータスが平均して6らしいから、なんとその半分! 正直肉体系のステータスと違って低下の影響が実感しにくいよね。精神力が下がってるって、嫌いなものを我慢して食べるのが大変になってたりするのかな?


「数値の確認はできたし、数値に出ない部分と数値じゃわかりづらい部分を確認するよ」

「おう、臨戦態勢で俺の前に立ってる時点で不安しかねえが具体的には?」

「クロにちょっとずつ力を強くしながら殴ってもらうつもりだけど?」


 クロの視線が下にズレる。


「断る!」

「なんでさ!」

「お前は馬鹿か!? 防具でおおわれてる部分で殴れる部分が見当たらねえよ!?」

「装備の形的に防具がない部分の防御力調べなきゃだからその心配は不要だよ!」

「なお悪いわ!」

「まあまあ、とりあえずはちゃんとガードするから。ほらほら、バッチコーイ!」


 ファイティングポーズをとって声をかけるけどクロの反応はパッとしない。

 う~ん、武器で攻撃されるよりは安心かと思ったんだけどなあ。


「なら仕方ないから老師に頼もうかな」


 ちゃんと手加減してくれるか怪しいから出来ればクロに頼みたかったんだけどなー。


「そこでなんで他の女性プレイヤーに頼むとかそういう発想にならないんだよ……」

「VRゲームでの装備品の羞恥心問題とか僕の中ではとっくに解決済みだし?」


 まあここまで露出の激しいものを好んで身に着けることもないけど。というか、多少とはいえアバターとして加工してたわけだし。

 う~ん、そう考えるとちょっと恥ずかしくなってきたかも? まあこの状況なら命がかかってるらしいしやっぱり些細な問題だよね。


「そもそも、知り合いの女性プレイヤーに武器を使わないでダメージ出せる人はいないかな」

「はあ……」


 深く溜め息をついたクロが、僕と同じ懸念を持ったらしく折れてくれたので、老師には頼まないで済んだ。



「じゃあまずは軽くいくぞー」

「おっけー」


 籠手を外したクロが宣言通りに軽いジャブを放ってきたので、しっかりとガードを固めて受ける。身長差があるからちょっとやりづらそうだね。

 グローブがないから良い音がしたりもしないし、地味。ダメージも皆無。

 クロが続けてちょっとずつ強い左を放ってくるけど、正直全然差が分からない。


「どうだ?」

「まったくノーダメージ。面倒だから次は全力で良いよ? 最終的に武器アリでの攻撃くらいまで想定してるし」

「そうか? もうちょっと刻んだ方が良いだろ?」

「いや、強くされてる実感すらないレベルだしこのペースだと日が暮れっちゃうって」

「じゃあ次は五割くらいで……」

「クロのへっぽこパンチで怪我することなんてないから全力で良いって。こういうのはちょっと痛い目見せておくくらいが今後のためにはちょうどいいんだよ?」

「それを自分で言うか普通? まあそこまで言われたら仕方ねえよな」


 トン、とクロが半歩後ろに下がった。そして、今までの上からまっすぐ打ち下ろすジャブから一転、右腕を下げ、腰の入ったボディアッパーを繰り出してきた。


「オラぁ!」


 クロにとってはボディの高さでも、身長差の関係で僕のガードの高さ。逆に言えば身長差で力が逃げないパンチってことだね! 防具の性能テストにしてはやけに気合がこもってる気がするけど気にしない気にしない!

 しっかりと両腕でブロック、したと思ったら、あっさりと腕が弾かれてそのまま鳩尾みぞおちにクロのこぶしが直撃して……

 吹っ飛ばされたよ。それはもう派手に。中庭を横切って宿屋さんの壁に激突し、おかみさんにこっぴどく怒られた。


 ダメージはほとんどなかったんだけど、体重差って大事だね! クロ並みのパワーの攻撃を受け止めようと思ったら装備重量で嵩増しする必要があるっていうのは大きな収穫だよね……

 つまり現状防御力が十分でも僕がタンク役をやるのは無理ってことだね。実地試験の前に判明して何よりだよ。

 なお、MNDのマイナス補正とは別に呪いの効果があります。低下後のMND準拠で。

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