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僕が死ぬまで縛るのをやめない!  作者: + -
第三部 マイペース攻略準備編
123/162

縛り121,自動権能禁止

 今週の更新です。

 予定通り、日が暮れる時間までそのまま装備掘りを続けて、今は入り口付近の敵の数が少ない所で戦闘というかゴブリンを抹殺してる。その間特筆するようなこともない平和そのものの、のんびりペースでみんなでゲームすることを楽しんだ日、みたいな感じだったね。普段からけっこう忙しくゲームすることが多いからたまにやるとこれはこれで楽しいよ。

 それはそれとして、入り口付近って敵の数は少ないけど内訳がほぼ100パーでゴブリンだから今回の目的なら最初っからここで狩ってればよかった気もするね。


「さて、ダンジョンの中だけど夜になったら敵の種類変わるかな?」

「ああ、それで入り口近くに移動していたのですね」

「そうそう。もしかしたらちょっと危ないかもしれないし、どうせこの後は街に帰るし」


 敵の種類の変更が有ってなおかつその中にゴブリンが含まれてた場合はドロップ狙いに行きたいのが本音だけどね。今日はピクニックだから。


「前に探索したダンジョンではどうだったのですか?」

「洞窟だったしねー。明るさの変化も敵の種類の変化も無かったよ」

「言われてみるとここの明るさも不自然ですね。薄暗いというより、光源がどこにあるかはっきりしないような」

「太陽の明かりじゃないんじゃないかなこれ。だからやっぱり夜になっても敵の種類は変わらない可能性の方が高いと思うよ」


 ダンジョンの敵は周辺マップの敵よりも一回り強いけど、それは昼に出てくる奴と比べての話だから、夜のマップとダンジョンの中ではそんなに難易度に差は無さそう。ダンジョンによっては外よりも夜の間は安全ってことも有るかも? そうじゃなくてもボス部屋の前とかにたどり着ければ安全地帯が有るわけだし、キャンプ地としてダンジョンを活用するアイデア割りといいかも? 機会が有ってその時覚えてたらアレクさんにも伝えとこっと。


「今のところ何か変わってるようには見えないが、そろそろいい時間だよな?」

「そうだねー。クロさ、ちょっとひとっ走り外まで行って出てくる敵が夜の奴になってるか確認してきてよ」

「分かった」

「あっ、俺も行きます。草むしるのそろそろ飽きましたし」


 最初は疑念を持ちつつものんびりを楽しんでたエックス君も今ではこの通り。うん、ベースが単調なだけに性格的な向き不向きが結構大きいよね戦闘じゃない素材集めって。素材集めパートがミニゲームだったりするゲームも有るけどあれはあれで好き嫌い有りそうだしねー。


「キリコさんは明日からはどうするの?」

「そうですね。今日一日考え事する余裕が有ったので自分なりの結論は出せました」

「そっか。このまま僕達と一緒に寄り道三昧するつもりは?」

「すいません。よくしてもらったとは思いますが……」

「いやいや、僕もそういうつもりで誘ったわけじゃないし、待ってるだけじゃ解放されないなら誰か前に出なきゃだしね」

「ユーレイさんも後ろにいるとは思いませんが……」


 まあ脱出を目指す場合、ヒントがどこにあるかも分からないからどこが一番前とは一概に言える訳じゃないけど。それでも広域マップを探索していくのはほぼ間違いなく重要になるだろう要素だし。

 いろんな方向からアプローチをかけたほうが良いなら一緒に行動しない方が良いことも多いよね。


「逆に独立とか考えてたり?」

「結果的にそうなるかもしれません。とりあえずユーレイさんの決着は見届けるつもりですので、それまでは一人で少々修行に励もうかと。街から遠すぎない範囲でどこか良い場所知りませんか?」

「う~ん? 北の森とかは敵の強さ的にはそれなりだけど、経験値が多いわけじゃないし…… どこかのダンジョンでボスマラソンするとか? そういう目的で通うかもしれないなら戦力整ってる今日挑んでおけばよかったかな」

「ゆったりした日にするっていう当初の目標を完遂したと思えばいいのではないでしょうか。しかしそうですね、良ければ北の森について少し詳しく聞いても良いですか?」


 北の森は街周辺では一番敵が強い北の平原の、一つ先のマップっていうことになるマップ。ちょっと走れば初日に到達できるくらいには強いし、当時のクロの体力の大半を吹き飛ばしてくるくらいには敵が強い。

 問題が有るとすれば、一応あれ以来北の森に行ってないってことになってるからあんまり詳しく教えてクロにバレると困るっていうところかな! 敵の性質的に僕にとっては美味しい狩場なんだよね。


「ゴースト系のモンスターが出るマップで、奥に行くと敵の種類が少しずつ変わっていくタイプだと思う。浅い所に出てくる奴でも物理攻撃はあんまり通らないし、魔法攻撃撃って来るし、あんまりキリコさん向きじゃないかも」

「あんまり、ということはダメージは有るのですか?」

「うん、ただ周辺をうろついてるやつに見つかったら敵の数が増えちゃうから、ある程度素早く倒せないとかなり危ないと思うよ」

「そんなマップが有ったのですね。北は迂回しろと言わんばかりに険しい山が見えてましたから平原までしか確認していませんでした」

「言われてみるとあからさまに迂回推奨かつ旨みが無いとか絶対何かあるよね!」


 行かない方が良い場所には何かある。と見せかけてなにもなかったり未実装コンテンツだったりもするんだけど。う~ん、北の森に重要そうなもの何かあったかな?


『外はもう夜仕様になってるな。そっちで何も変化が無いなら少なくともこのダンジョンは昼夜での変化はないって考えていいなじゃないか?』

『あ、りょうかーい。じゃあ街に帰って晩御飯にしようか』


 クロからパーティーチャットが飛んできたので今日はここまで。ダンジョンって別マップな感じだけど普通に入り口跨いでチャット使えるんだねー。


「キリコさんなにか他に聞いときたいこと有る?」

「いいえ、大丈夫です」

「じゃあ帰ろっか。リンドウちゃーん、帰るよー」

「すいません後二分だけ!」


 見れば木の根元についたコケを丁寧に剥がしている真っ最中。あれも加工されたら誰かの口に入ることになるんだよねきっと。せめてそれがちゃんとビンに入った薬だといいんだけど……


「老師ー! 帰るよー!」

「分かったぁー!」


 で、一人走り回って暴れていた老師は十秒くらいで戻ってきた。いつも思うけど速いよ。

 さて、このダンジョンでの装備掘りはひとまず終わり。無事に呪いの装備落ちてるかなぁ。


 次回、キリコさん修行編スタート!(しません)

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