表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
清貧に生きる野良神官は魔物退治をしながらお金を稼ぐ夢を見る~改訂にあたってカットしたエピソード集:記念の絵皿編~  作者: 兎野羽地郎


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

1/5

初めての魔物(ネズミ)退治後の依頼

 町長が事務机から持ってきたものは、筆と絵具と一枚の木のお皿だった。

 これをどうするのか。


「これに今日の日付と三人のサインを貰えんかな。好きな色を選んでいいぞ」

「いいけど、何にするの? こんなの」


 ベアトリクスの問いに、記念品だよ、と答えた町長は私達に筆をとるように勧める。


「まあ、約束したから書くけど、日付とサインだけでいいの?どうせならもっと色々絵とか書いてもいいかな?」


 ベアトリクスは絵が得意だ。


「それはいいな。せっかくだから今日のネズミ退治の絵でも描いてくれんか」

「いいわよ、ネズミと……私達と……今日の日付ね」


 楯を持ったベイオウルフを先頭に、松明を持った私と右手を挙げて魔法を詠唱するベアトリクスの三人が、ネズミに立ち向かう姿をスラスラと描いていく。

 三人の姿形が似ているのはさすがだ。


 ちょっと待って、マントを羽織ったネズミが二本足で立ち上がって杖を持っているのはやりすぎじゃないの?


「出来たわよ」


 皿の中央左にまるで魔王の様な謎のネズミ、中央から右に私達、右上に一七五の会の文字を入れてある。皿の縁に沿って左上側から右回りに今日の日付を入れたのは、下側に私達のサインを入れるために余白を残し、上側には町長のリクエストの第一回討伐記念の文字が大きく書かれているからだろう。


 それぞれのサインを入れると絵は完成した。

 ベイオウルフは黒、ベアトリクスは赤、私は緑だ。


「ありがとう。これはこの部屋に飾らせてもらうよ」


 こんなの町長室に飾っていてもいいのかなあ。

 思わず互いに顔を見合わせた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ