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5 言葉

言葉って心を入れる器だよね。


人は心っていう水を言葉っていうコップに入れて相手に渡すんだ。「これ飲んで」って。


常識的には言葉って意味を表すものだと思うけど、僕は僕の言葉で話すね。


言葉って人ではなくて人間なんだ。


人と人の間にあるもの。


言葉は人間。


これが言葉であり人の人間である証明。


人の言葉は人なんだ。人間の思いなんだよ。


あっ、ここで自分の相手が自分自身であってもいいよ。自分自身を大切にしてくれたら嬉しいな。


言葉って自分と相手の中間にあるものだから、言葉の内容の全体の七割くらいの部分は自分と相手ーーーーみんなと共有できる普通の内容で表現し、あとの三割に自分の独自性をアピールするものを込めていく。


相手やみんなに伝える言葉に自分の心が入っていないなんてことはないでしょう?


だって自分には自分の心があるのだから。


ほかの誰のものでもない自分の心があるのだから。



言葉ってね世界を作る元なんだよ。


えっ? それってどういう意味なのって?


言葉って世界を言い表すものなんだ。


でね?


世界を言い表すものは世界そのものではない。


世界ではないものが言葉なんだ。


つまり言葉とは世界の反対物。


ここで無で話したことを思い出して。


存在が存在するためには正反対のものが必要。


そう


世界が存在するためには言葉が必要なの。


だから世界の元が言葉なんだ。


覚えておいてね?


存在の元は無だけど、世界の元は言葉なんだ。


言葉が世界を作っていく。


だから言葉には十分気をつけてね。


優しい言葉を使う人は優しい世界を作って、憎しみで言葉を使う人は憎悪の世界を作っていくよ。


言葉っていう器に入れる心に注意してね。


言葉を大切に使うんだよ。


心を丁寧に扱ってあげてね。

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