3 無
ROCKET DIVEを聴きながら書きました。
僕は無という言葉を次のような意味で使っているよ。
常識的には「ここにない」とか「そもそも存在そのものがない」とかそういう意味で使うと思うんだけど僕はちょっと違うんだ。
0、無はない。(無は無。無=無)
1、無とは存在を存在であらしめているもの。
2、無とはなにかを知るとは「わからない」である。
まず1の「存在を存在であらしているもの」だけど、根拠を説明すると存在が存在するための仕組みが「無じゃない」ということだからなんだ。
その存在があるとは、ないではない。つまり無じゃない。だからある。だから存在する。
ね? 存在が存在するためには無という言葉がないと説明できないでしょう?
だから存在が存在するためには無という言葉が必要なの。
存在には無が必要。
だから1、無とは存在を存在であらしめているものが成り立つんだ。
無がないから存在が存在する。
無が無だから存在が存在できる。
無はないから「ない」もなくなっちゃうんだよね~。
存在が存在する原理、存在原理が無だね。
これには応用があってね。
存在と無は正反対のものでしょう?
何かが存在するためには必ず正反対のものが必要になるということなの。
陰陽思想みたいなものだね。二元論ともいうかな?
○
じゃあ次、2の無を知るとは「わからない」であるだけど。
ここで質問だけど、ばあばはないものをないと証明することができるかな?
無という言葉の常識的な意味である「ここにはない」ということであれば証明は簡単だと思うけど「存在そのものがない」という意味ではどうかなぁ?
「ここにはないけどどこかにあるかもしれない」ということになるんじゃないかな?
そうなればばあばはそれがないことを証明するためには世界中、果ては宇宙の全てに旅立って探さなくてはならなくなる。あるところにはあるのだから。
ということで「ないものをないと証明することはできない」ということになるよね。
ないものをないと証明することはできないとはどういうこと?
それはあるのかないのか分からないってことだよね?
「存在そのものがない」つまり無とは、わからないの。
僕はこれを「分かることが無い」って呼んでいるんだ。
ないものをないと証明できない。
無が無であることを証明できない。
つまり無とはなにかを知るとは「分かる無い」つまり「わからない」
ないものをないと証明できない僕たちは、永遠にあるのかないのか分からないんだ。
僕たちは永遠に無とはなにかがわからない。
人間には「無とはなにか」は理解できないんじゃないかなぁ。
だって無なんてないんだもん。
無=無
無という言葉には、まったく意味がないよね。
さすが無だね。
○
さっき存在原理が無だって言ったよね?
無はわからないよね?
じゃあ存在原理はわからないってことになるよね?
つまり、なぜ存在が存在するのかはわからないってことになるよね?
存在が存在している。でもその原理はわからないってことだね。
存在が存在することに意味はない。ただそこにある(存在する)だけ。
無だ存在だなんて考えずに、ただあるものを見るだけでいいんじゃないかなぁ。
○
無はあると言えば無はない。無=無だから。
無はないと言えば無はある。無=無だから。
全てがある。無=無だから。無がないから。
ここにはないものはいっぱいあるけどね。
なんにもないってことは、なんでもありなの。
中途半端にあるから無いんだよね~。
ないものを嘆かず、あるものに喜ぶことができれば人生幸せだろうなぁって僕は思うよ。
ばあばは幸せ?
えっ? 孫が可愛くて幸せだって?
照れちゃう。