若者の脳と年寄りの脳
若者の脳と年寄りの脳は例えるならば若者の脳は机の引き出しで年寄りの脳は倉庫らしいよ。
例えば消しゴムを見つけようと思って若者の脳 つまり机の引き出しならば開けてすぐに消しゴムを見つけることができるけど、年寄りの脳つまり倉庫ならば倉庫の中に山積みになった段ボールをいちいち開いて中を探さなければいけない。
これが若者の脳と年寄りの脳の違い。
よく年寄りが「最近物忘れがひどい」と口癖のように言うけれど脳科学的には実は物事を忘れることが問題なのではなくて物事を忘れないことの方が問題なのだという。なおここで認知症について言及しないでおくね。
さっきのたとえ話で言うならば年寄りは長く生きてきたことによって倉庫の中のダンボールが増えてしまった。つまり忘れないからこそ記憶が増えていって目的の記憶を探し出すことが難しくなる。
記憶したことが増えすぎて目的の記憶を見つけにくくなっている。これが年寄りの物忘れの真相なんだって。
では、ならばどうすればいいかという話になると思うけど、それは倉庫の中身を倉庫のどこに置いてあるかを記してある地図のようなものを作るといい。
倉庫に何をどこに置いてあるかわかるようにした地図のようなものとはメモのこと。
すぐに思い出したい記憶をメモに書き記しておくことで自分の記憶を整理する。
記憶が必要な時にそのメモを読み直すことで自分の記憶という大きな倉庫の中身を把握することができる。
それによって自分の脳の中から目的の記憶をすぐに取り出すことができるようになる。
分かりやすく一言で言うと「忘れたくないことをメモに書いて残しておこう」ということ。
そしてそのメモを定期的に読み直す。
これが年寄りの脳の上手な使い方だって。
ちなみに、この話の根拠は脳医学博士である○藤○徳博士の著書からの抜粋です。
この話がなにかの役に立てれば嬉しいです。