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ママ達には、会えないのかな。そう思いながらも、私は生まれる為の準備しか出来ない。


ママは泣きながら、おろすと言った。

でも心の中で、産もうって気持ちを必死に否定してた。無理無理って。


気持ちのままに動けない現実。その渦の中で、もがいているのが分かった。

そんなに悩んでくれてる時点で、ママはもうママだよ。だから…だから、大丈夫。


仕方ない…よね?






「今日、病院に行ってくるね。もし子宮外妊娠とかだと困るから」


きちんと検査をしてもらうみたい。エコーって言うやつで、ママに私を見てもらえるかな。


見てほしい。会えなくても、私がいた事を少しでも記憶に残してくれたら嬉しいな。

それ以上の期待は、悲しいからしない。


「妊娠してますね。」


「…はぃ…やっぱり…」


「あら、嬉しそうじゃないわね」

女医さんの意外そうな声。


「こないだと反応が違うのね」


こないだ…。お兄ちゃんの時の事かな。嬉しかったんだね、ママ。


「正常妊娠してるか、診てもらいたくて…」


「それじゃ、ちょっとエコーで診てみましょう」


…ママに見てもらえる。




読んで頂いて感謝!感想聞かせて貰えると嬉しみですっ

ご意見や、こんな話になったら面白いなってあったら、教えてください。

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