12月24日 クリスマスイブ
クリスマスイブ。子どもの時、どんな風に過ごしていたっけな。イメージは、冬だから、雪が降っている感じ。イブの夜、子どもたちの枕元にプレゼントを置くんじゃないかな。でも、私は子どもの頃からなんでも買ってもらえたし、そんなに欲しい物があった記憶もないな。とりあえず、親がいるしプレゼントを受け取ったら、喜んでいる姿を見せないとな。なんとなくそんな気持ちだったような気がする。毎年、クリスマスになるとツリーが置かれ家の周りも簡単なイルミネーションが施されたりしていた気がする。たしか、昔話だったら、サンタクロースがソリにのっていろんな子どもたちにプレゼントを配る映像はよく見ていた。それで、サンタクロースは、煙突から家の中に入るんじゃなかったけな?
お母さん「今日、夜ケーキ作るよ」
私 「ホント?」
やっぱり、今日作るんだ。時計を見ると、時刻は14時を過ぎようとしていた。
お母さん「うん。よかったら、一緒に作る?」
私 「作っていいの?」
お母さん「いいよ」
優しい笑みに私は心を落ち着かせることができた。
私 「やったぁ。何時に作るの?」
お母さん「19時くらいかな」
私 「嬉しい」
私が喜びすぎたのか、お母さんは、少しひいているみたいだった。
お母さん「そんなにやりたいんだったら、自分で作ってみる?」
私 「うん。作りたい」
ここは、素直にお母さんに甘えることにしてみた。
お母さん「じゃあ、私は見とくよ」
私 「ありがとう。手伝ってもらう」
お母さん「いいよ」
一番いいポジション。わからなければ、お母さんに聞く。最高だった。
私 「何ケーキ作る予定だったの?」
お母さん「私は、フルーツケーキ作ろうかなと思ってた」
フルーツケーキかぁ。最近、全然食べてなかったな。
私 「私もフルーツケーキでいいよ」
お母さん「もし、他のがよかったら、買いに行ってもいいからね」
他のケーキは、また、今度作ろうと思った。
私 「はーい」
なぜか、気分はルンルンだった。
お母さん「じゃあ、早く夕食食べて作る?」
私 「いいよ。今日は、何するの?」
お母さん「うーん。ハンバーグかな」
私 「そうなんだ」
ハンバーグを食べた後にケーキかぁ。いけるかな?少し心配だった。




