11月8日 カウンセリング2
私 「そうですね」
女性「戻って何がしたいですか?」
私が学校に登校する話になった。今日も、カウンセリングルームに来ていた。もともと行く予定はなかったが、12月までに学校に行こうと思うなら、少しでも外出する機会を作らないといけないと思っていた。今の時間なら、聖徳高校の生徒と会うこともないし。
私 「特に、したいことはないです」
女性「急に行っても、わからないですよね」
女性は、焦らずゆっくり聞いていく。
私 「そうですね」
女性「反対に何が困りそうですか?」
私 「いや、それもわからなくて、、、、」
困ることはあるのだろうけど、いろいろ考えることが難しい。
女性「たしかに、何を考えてもわからない時ってありますよね」
ボードらしき物にボールペンでメモをとりながら、女性は、返答をしていた。
私 「はい、、、、」
今日は、この前と違って、日差しがほとんど入ってこない。前回よりも部屋が薄暗く感じていた。部屋の光は、明るく見えた。
女性「では、いつ頃から戻りたいというのはありますか?」
まさに、昨日考えていたことだ。
私 「12月までに戻れたらギリギリ卒業できる可能性があるので、、、、、」
言ってしまった、、、、、、。自分の頭は、混乱していた。
女性「では、12月までに戻れることが目標なんですね」
私 「はい」
女性は、ニッコリした表情をしながら、私を見つめた。
女性「そうやって、目標をもててることは素晴らしいですね。どういう風にしたら、そうやってもてるようになったんですか?」
どういう風に、、、、、。そんなのわからない。
私 「なんか、たまたまです」
この前とは違った女性の服。明るい服を着たせいか、声量が大きく聞こえる。
女性「ホントですか?全然そういう風には見えないですけど」
今日、こうして来てみて、自分自身が疲れていないことがわかった。
私 「いえいえ、ホントたまたまです」
話を聞きながら、返答していく。
女性「では、日頃どういうことを考えておられるか教えてもらってもよろしいですか?」
丁寧に質問をしてくる。
私 「日頃ですかぁ?」
私が困っている表情をしたのを女性は見逃さなかった。
女性「はい。普段、頭に残っていることとかです」
この後も、女性はいろいろ質問を続けた。