著者プロフィール
【著者近影】
↓自筆
【プロフィール】
必要な物・・・もやし1袋/鶏もも肉2分の1切れ/よだれ鶏の素
①もやしをさっと茹で、水気を切って皿に取る
②鶏もも肉を火が通るまで(約10分)茹で、皿に取って冷ます
③鶏肉をお好みの厚さに切ってもやしに乗せる
④よだれ鶏の素をかける
【あらすじ】
「君たち本社配属組はエリートだ。エリートが給料を欲しいなどと思ってはならーん!身を粉にしてタダで働け!」
「専務、ありがとうございました。次は○○事業本部長挨拶です」
「我が社で利益を生んでいるのは工場だ!お前ら開発は間接部門は金を食うだけの金食い虫だ。給料を受け取る資格などない!(絶叫)」
とんでもない会社に入ってしまった。日本を代表する名門グループの重要な一部上場・関連企業に就職したハズだったのにどうしてこうなった・・・
ブラック企業で死ぬ寸前までタダでコキ使われて左遷された『よだれ鶏』くん。今日も定時でタイムカードを切り、夜中のに時に12畳、4人入居の独身寮にとぼとぼと足を引きずる・・・睡眠時間は4時間。
「いや、僕が開発した新製品が顧客の笑顔になるんだ!あと半年の辛抱だ!頑張るぞ!あっ係長、おはようございまーす」
「よだれ鶏、お前明日から工場応援な。3ヶ月」
「は?」
「毎年の事だけど、普通3か月延びるから」
「え?」
「技術部の半分が行くんだから文句言うな。俺は鋳造工場、お前はプレス工場だ」
「でも半年後に新製品が・・・」
「うるさーい!経営者一族の大社長様が派遣を切ったから人がいないんだよ!社長がやれと言うんだからやるんだ!」
半年後・・・
「ただいま帰りましたー!」
「おう、よだれ鶏、こっち来い。各課の課長が全員、大会議室で挨拶だ」
「え?」
「皆さん、この事業部は分社化が決まりました」
「我々課長以上は□□営業部に転籍、君たち実務者は孫会社社員となります。明日から皆さんとはお別れです。ウッ、ウウッ・・・」
呆然と夜道を彷徨うよだれ鶏くん。迫る居眠り運転のトラック・・・そして、ペシャンコになったよだれ鶏くんが気が付くと・・・異世界の日本でなろう小説家になっていた!
これは、夢と希望に満ち溢れた一人の開発者が、なろう小説家になるまでの、愛と冒険の物語である!