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君に愛を  作者: 月島奏音
9/22

2-4

時刻は午前10時

俺たちは再びファミレスへとやってきた

水族館が開くまでまだ一時間あるので時間をつぶそうと改めて来たのである

ファミレスへは無事に入ることができた

意外と制服でも気にしなかったのではと今になって思った

それは彼女も一緒だったようで

「制服でも大丈夫だったんじゃないですか?」

「それは思った」

「むしろこの格好のほうが目立って少し恥ずかしいですね」

それはそうだろう

ノリで買ったとはいえ俺たちは同じ服の色違いを着ているのだから

「なんか食べますか?」

「どうしようかな」

「朝なんか食べたんですか?」

「パンを一つ」

食べてきたけれど高校男子がパン一つで足りるわけがない

けれどそこまで腹が減っているわけではない

俺がうーんと悩んでいると

「私も食べて来たのでそんなにいらないんですよね」

「じゃあとりあえず俺はポテト頼むけど一緒に食べる?」

「いいですね、そうしましょう」

ポテトとドリンクバーを頼み少しゆっくりすることにした

11時に開くといっても別にすぐに行かなくてもいいだろう

「でも11時ってちょっと遅いですよね」

「ああ、いつもは9時からみたいだけど今日は工事で遅いみたいだな」

こんな話をしているとポテトが運ばれてきた

二人でポテトを食べながら会話を続ける

「水族館にはよく行くの?」

「全然行かないです」

「じゃあなんで水族館にしたの?」

「静かでいいじゃないですか。それになんかゆっくりできるんです」

「全然行かないのに?」

「たまに行ったときに落ち着くんですよ」

やはり彼女には何かあるんだろう

寂しそうにだが安心したような笑みを浮かべていた

手元にあった皿の上にはもう何もなかった

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