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君に愛を  作者: 月島奏音
8/22

2-3

「これお願いします」

俺は2枚のTシャツを店員さんに渡した

「私も払います」

「いいよ連れ出したの俺だし」

彼女は財布を出したが俺はそれを断った

「でも」

なおも払わせてくれという彼女に対し

「じゃあお願いなんだけど俺に払わせてくれる?」

「わかりました」

彼女は少しむすっとしながら受け入れてくれた

こんな言い方はズルかもしれない

だけど明日がない俺が金を持っていても仕方がないだろう

それに彼女がこんな顔をするのはめったに見れないので良かったと思う

少ししか一緒に行動していないが多少心を開いてくれたのだろうか

それだと嬉しいな

店員さんに今着ていきますといって値札を外してもらう

「お似合いですよ、カップルですか?」

店員さんに言われ

「そうです」

俺が悩む間もなく彼女が言った

「素敵ですね、ありがとうございました」

俺たちは店を出た

「熱い」

小さく言ったのに彼女に聞かれてしまっていた

「顔赤いですよ」

茶化してくる彼女の話題を変えようとして

「何でああ言ったの?」

こんなことを聞いてみた

「いいじゃないですか、今日はデートしてるんですから」

彼女は笑いながら前へ進む

少しずつ心の壁がなくなっていっているような気がした

だがなぜだろうか

こんなに心を開くイベントはなかったと思う

やはり接点はたいしてない

会話だってそんなにしていない

そんなことを考えていた俺に対し彼女は

「この服やっぱりちょっと恥ずかしいですね」

先を歩いていた彼女が顔を赤くして振りむいた

こんな無駄に難しいことを考えるのはやめよう

「いいじゃんデートなんだろ」

少し強がった俺も顔が赤かったと思う

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