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君に愛を  作者: 月島奏音
6/22

2-1

「どこに行きますか」

「ごめん何も考えてなかった」

俺はどう連れ出すか考えてく行く場所までは全く考えてなかった

「どこに行きたいですか」

「初デートで行くならどこがいい?」

「水族館ですかね」

「どうして?」

「静かなのがいいんです」

「じゃあ水族館に行こうか」

目的地を水族館に決めた二人は電車に乗り移動を始める

水族館まで電車で30分ほどで着くようだ

「こんなすんなり一緒に来てくれるとは思わなかった」

「いいかなと思ったんです」

「なにが?」

「何もかもどうでもいいかなと思ったんです」

何かあるのかもしれない

聞かないことにした

聞くのは今じゃないと思ったから

今日しかない俺が聞くことはないのかもしれないけど

聞いてほしかったのかもしれない

ただ口が滑っただけかもしれない

だから話をそらした

まだ俺が聞けるような関係じゃないから

「じゃあ今日は楽しめるといいな」

「楽しませてくれるのでしょう?」

「まあできるだけね」

「私が言いましたが水族館でよかったんですか?」

「ほかに生きたところがあったのでは?」

彼女は聞いてくるが俺は首を横に振った

「俺も水族館でよかったよ」

「どうしてですか」

「何も考えずに見てられるから」

「嫌なことでもあるんですか?」

「そう、これからどうしようもなく」

そしてどうしようもない嫌なこと

こんなことを考えていたら目的地に着いたようだ

「さあ着いたから降りよう」

「...はい」

今俺はどんな顔をしていたのだろうか

彼女から見る俺はどんな風に映っただろうか

そんなのはわかっている

絶対に前向きな顔じゃなかった

だから彼女はあんな顔で俺を見た

憐れむような悲しげな

彼女はそんな笑顔を俺に向けたのだ

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