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君に愛を  作者: 月島奏音
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1-4

登校してすぐに彼女を見つけた

彼女とはほとんど話したことがない

そんな子に告白は絶対に成功することはないだろう

「実は私は知っていて」とか「私は好きだった」なんてフィクションの世界だけだろう

一応中学は一緒だった

彼女は中二の時に引っ越してきて隣の席になった俺が最初に話しかけた

クラスに入ってきて一瞬でざわついたんだ

だってそれはものすごい綺麗で目を奪われるってこういうことなんだなって

話した内容なんかは適当でまだ緊張していたからみんなに囲まれる前に少し雑談でもして緊張をほぐして今後の接点をとか邪な考えで

話した記憶なんてそんなもんだしそれからの接点はほとんどない

肌が白くて物静かな感じでそれを横目で見ることしかできなくて

まあフィクションなら最初に話しかけてくれて気になってとか

でもさっきも言ったがこんなものはフィクションだけ

そんな彼女に告白

成功はしない

でも成功はいらないんだ

今回は自己満足の自分勝手な告白で告白になりもしない

そして彼女に俺という存在を知ってもらうだけの日

下駄箱にいる彼女に俺は声をかける

「あのちょっとお話大丈夫ですか」

「はい」

変なナンパみたいになったが話せそうだ

「ここじゃ人目に付くから」

そう言って校舎の裏に連れていく

「話って何でしょう」

「俺はあなたが好きです」

「あの」

「返事はいりません」

「ですが今日1日俺に付き合って学校さぼってくれませんか」

こんな突飛な提案に少し悩んで彼女は

「わかりました」

こうして俺と彼女は校門をでて歩き出した

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