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時刻は午後6時
予言された時間だ
目の前にネルが現れる
急に現れて驚いてしまったが彼女はやはり見えていないようで驚いた姿を見られて不思議がっていた
「時間だな」
ネルが片手を前に出した
すると彼女が寄りかかってきて眠ってしまったようだった
「何したんだ」
「更新の時間だ」
「簡単に言えば個人の人生の更新」
「死ぬ未来が更新されるってことか?」
「まだ死ななくてもいい奴が死ぬことに抗えたら更新できる」
「更新するには一度意識を失ってもらわなけばいけないから大体は寝てる間とか安全な場所にいる時に強烈な睡魔とかで眠ってもらう」
「じゃあ更新が入っていない俺はやっぱり死ぬんだな」
「お前は特に死なないから更新の必要はないだけだ」
「え」
こいつは何を言っている
「俺死ぬって言ったじゃん」
「まだ死なないお前が俺を見れたから人の運命は変えられるのか見たかった」
「そんな嘘ついていいのかよ」
「大丈夫だ、それにお前が死ぬとは言っていないからな」
「それにお前に明日死ぬって言ったが誰が死ぬとは言っていなんだ」
ネルは飄々とそんなことを口走りやがった
「そんなの俺に言ったら自分が死ぬって思うじゃねーか」
「まあ死ぬんじゃないんだからそんな怒んなって」
「怒るわ!」
「でもこの子は救えたんだからいいじゃねぇか」
「まあそうだな」
「それじゃあ更新終わったし俺行くわ」
そういうと一瞬で見た目が変わった
死神から黒いスーツを着た男に変わっていた
「なんか姿変わったんだけど」
「ああこれか、これは君らの世界でいう天使って奴の姿だよ」
「イメージと違うんですが」
「そんな事言われたってな」
「なんかその人の運命次第で見方が変わるんだと」
「じゃあ死神は天使ってこと?」
「まあ君らの認知的にはそうだな、役割は一緒だし」
一緒かなとは思いつつも
「よしじゃあ行くわ」
「おう」
「もう会わないといいな」
「こちらこそ合わないことを祈ってるよ」
「だがもし俺らに会うような状態になってもまた俺がきてやるからそれまで死ぬなよ」
「いやもう来るなよ!」
「じゃあまたいつか会わないことを」




