表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
君に愛を  作者: 月島奏音
14/22

4-1

水族館についた俺たちはお金を払って早速中に入ることにした

個々の水族館はそれなりに広いようで最初はどこに行くか悩んでいたが近い順から見ていこうという話になった

「最初はクラゲですね」

「クラゲって色々いるんだね」

「ここらへんの水槽には4種類のクラゲがいるみたいです」

そういいながら指さすところにはクラゲの説明が書いてあるパネルがあるようだ

手書きで飼育員さんが書いているようでクラゲの種類名や何を食べているのかなどが主に書かれているようでほかの水槽にもこのようなパネルがあった

彼女はそんなパネルとクラゲを交互に見ながら「へー」やら「うーん」やらいろいろな表情をうかべながらうねっていた

パネルの内容を読んで観察をしているようで見習うように観察をしていると

「時間を取らせてしまってすいません、次に行きましょうか」

「もういいの?」

「はい、大丈夫です」

「わかった、一周したらまた見に来ればいいしね」

次のフロアへ向かうと次はいろいろな魚が大きな水槽に一緒に入っているフロアのようだった

クラゲの時のようなパネルが一か所にあって彼女はそこでまたどんな魚が泳いでいるのかを見ながら楽しんでいる

彼女はまた「へー」やら「うーん」といいながらエイやサメを指さしながらこちらを見て

「あれすごいですね、大きいな」

と魚を見ているときの彼女は小学生のように目を輝かせながら楽しそうに感想を言ってまた観察していた

あまり話す機会がなかったとはいえこんな表情の彼女を見たことがなかった

そんな彼女を見ているとファミレスでネル言われたことが嘘なのではないかと思ってしまう

なにが問題なのだろうか

少し考えていると彼女がこちらを見ていた

「どうしたんですか?」

考えている内容をいうわけにもいかないがここで「何でもない」というのもあれなので

「せっかくだからさ、手でもつながない?」

「えっと」

と少し驚いていたようだが

「平日でも人が多くなってきたしさ」

なんて言い訳じみたことを言ってみると

「そうですね、はぐれるのもあれですし」

と了承してくれたので内心のうれしさを隠しながら手をつないで引き続き回ることにした

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ