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君に愛を  作者: 月島奏音
12/22

3-3

「すまん待たせた」

そういって席に戻ると頼んだ覚えのないものが彼女の目の前にあった

「なんだやっぱりまだ何か食べたかったのか」

スプーンを持った彼女はパフェを口に運びながら

「つい近くの方が食べているのを見ておいしそうだなと」

と言っておいしそうに食べていた

だが彼女の気持ちがわからなくもない

こうやって目の前で食べているのを見ていると頼みたくなってくる

あまりにじっと見ていたからだろうか

「一口どうですか?」

と彼女から提案があったのでありがたく施しを受けることにした

「だがスプーンそれしかないが...店員さんに頼んで持ってきてもらうか」

「このスプーン使っていいですよ?」

「君が気にしないのなら別にこれでいいか」

スプーンをもらいパフェを一口もらい彼女に返した

「良しじゃあそれ食い終わったら今度こそ行くか」

「ごめんなさい、お待たせして」

「いや全然、むしろパフェ久しぶりに食ったしよかったよ」

彼女と会話しているうちに難しいことを考えすぎていたのかなと思った

焦らずに彼女が話してくれるようにじゃなく

俺に話しやすいように接していこう

「じゃあ行くか」

「お会計ですね、いくらでしょう?」

「いいよ、誘ったのは俺だしここは出しとくよ」

「えっとそんなわけには」

「じゃあちょっと待ってて」

俺は会計を済ませに席を立つ

大した金額じゃないからと奢るといったのだが彼女に気を遣わせたかなと思いつつ

難しく考えずに行こうと決めたので彼女のためにしたいこととしなければいけないこと

この2つだけを考えて俺の残り時間で彼女を救うと決めた

「そうだな焦らずに行こう」

急に現れたネルに驚きつつ

「急に出てくるな」

店員さんに変な顔をされてしまったがもう来ることはないので構わずに店を出ることにした

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