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62.大母の御厨2

前書きに書くこと思い付かないのでミカエラちゃん可愛いやったーって呟いておきます。

あと私はロリコンではない。


「この大母の御厨には、この辺りで採れる大体の果物が集まってる。そのまま食べるには向かない果物もたくさんあるけど、組み合わせればとても美味しくなる。……ここは大地の声が聞こえやすい所だから、それにしっかり耳を傾けるのが、豊穣の試練の肝心要」


 木から降りて、真っ直ぐに誰もいない場所に向けて歩きながら、カノンが教えてくれる。その間も眠そうな半眼はずっとそのままで、多分元からこういう目付きなんだろう。大地の声、というのはよく分からないが……多分、目利きとかそういうニュアンスだろうか?


「一番美味しい組み合わせは……。父と母の睦び」


「父と母の……?え、何?」


「里に口伝で伝わる料理。……ちょっと難しいけど、ミカエラなら、できる」


「私なら、って……」


「着いた。これが、父の果実」


 カノンが立ち止まったので、その先を覗いてみる。そこに並んでいるのは、大根みたいな太さの硬そうな岩の柱ばかり。とてもではないが、果実は見えない。


「岩ばっかりじゃありません?」


「岩に見えるもの、全部果実」


 カノンが、適当にそのあたりにある岩柱を引っこ抜く。倣って引っ張ってみると、岩はスポッと、実に容易く引っこ抜けた。しかし、抜けた岩はどこからどうみても岩そのものである。


 けれど、よくよく感覚を研ぎ澄ませてみると、その内部には無機物には有り得ない魔力の渦巻きが感じられる……ような気がする。魔力の感覚にも随分慣れてきたが、こういう感じの流れは初めてだ。魔石なんかは単に魔力が篭っているだけ、という感覚だし、これまで感じてきたどれとも違う流れが渦巻いているような気がする。


「ふっ!」


 実に無造作な自然な動作で、カノンが両手で水平に掲げた岩の柱に膝を当てる。痛い奴!と思わず目を瞑ったのと同時に、ばき、という破砕音。恐る恐る目を開けると、真っ二つに折れた岩柱をぷらぷらと振るカノンの姿。岩の断面からは液体が滴っており、よくみると、表面を覆う岩のような皮の内側には、赤っぽい色の果肉が詰まっているのが見える。


「か、カノンちゃん!?怪我とか無い……?」


「そんな簡単に傷付くほど脆弱じゃないから平気。これが、父の果実、アルスの怒り。……果汁、舐めてみて」


 言われるがまま、差し出された岩柱から滴る果汁を指で取って舐めてみる。次の瞬間、頭を殴られたような衝撃。これは——


「にっがい!しょっぱい!えぐみがすごい!なにこれ!?!?」


 美味とは程遠い味に、思わず咳き込む。それがおかしいのか、カノンがくすくすと小さく笑う。


「父の怒りは辛くて苦い。だから、アルスの怒り」


「騙したの?ミカエラさんちょっと泣いちゃうよ?」


 口の中を魔法で出した水で洗浄しながら、必死の抗議。しかし、当のカノンはどこ吹く風という実に素っ気ない様子である。解せぬ。


「騙してない。……これが、美味しくなる」


「慣れたら……とか、言いませんよね?」


「言わない。次は、母の果実。母の果実は、こっち」


 言ってカノンの後に続くと、たどり着いたのは岩砦の岩壁前。とても果実が生っている場所とは思えないが、先ほどとは打って変わってそれなりに人が集まっている。その中には見知った顔もある。


「あ、ミラ。フレアも」


「あら、ミカ。えっと、そっちの子は……?」


 フレアが振り向く。ミラは、いつもの人見知りを発揮してフレアの後ろに隠れるか……と思いきや、平気そうな様子でフレアの隣に立って不思議そうにこちらを伺っている。ちょっとは人見知りも減ったんだろうか。


「この子はカノンちゃんです。さっきそこで仲良くなったんですよ」


「そうなの。私はフレア、よろしくね」


「私はミラだよ。よろしくね、カノンちゃん!」


「ん。よろしく」


 気さくに挨拶を交わすフレアとミラに、カノンが小さく頷き返す。


「二人はどうしてここに?」


 聞くと、フレアが御厨の端、窪地のフチにあたる高台に腰掛けてどこかを見ているキーニの方を見遣る。ここからだと、まだ辛うじて誰か判別できる距離だ。まぁ、キーニの黒髪はこの辺りでも珍しいみたいで、この場には他に黒い髪が見当たらないというのもあるのだが。


「キーニが教えてくれたのよ。ここで採れる果実が、多分一番美味しいって」


 フレアの答えを聞いて、さもありなんと頷いたのはカノンである。


「あぁ、族長の。それは正しい。そのまま食べるなら、母の果実が一番甘美」


 むふり、とどこか得意げにカノン。どうやら、ここで採れるとフレア達が教わった果実が、カノンの言っていた母の果実というものらしい。


「……でも、みんな集まってるし、採取の仕方も分からないから一旦キーニの所に戻ろうかと思ってた所なの」


「ミカエラの友人なら私の友人と同じ。そちらがよければ私が教えることも可能」


「ほんと!?ありがとう!」


 カノンの申し出に、ミラが感極まってその手を取ってぶんぶんと握手。幼い少女らのジャレ合いに、ちょっと心がほっこりする。


「あっちの果実はほとんど熟しているから、手慣れた里の娘達がどんどん取ってる。……狙い目は、実はまだちょっと未熟な果実。あなた達くらいの魔力なら、多分そちらの方が都合がいいはず」


「魔力なら……?」


「後で説明する。とりあえず、こっち。……その前に、そこに置いてある手鍋を一人ひとつずつ持ってほしい」


 カノンに言われるがまま、台の上に置いてあった焼き物の手鍋を拾い上げ、カノンの後ろに続く。

 導かれた先は、まっすぐに聳える岩壁の前。先程人が集まっていた場所からは少し離れた所で、比較的幼い子供達が2、3人壁に向かってしゃがみ込んでいる他は何もない場所である。一体どこに果実が、と上から下まで見回して、地面にほど近い場所に何かあることに気が付いた。近付いてみると、岩壁の根本から腰あたりの高さにかけて、ぽつぽつと小さな塊がくっついているのが分かる。


「これが、母の果実……?」


 薄らと発光する、拳大の白っぽい塊。それが一目見たそれの見た目である。よく見れば、薄い膜のようなものが幾重にも重なって、中心の発光するものを覆っていることがわかる。ちょんと指先で触れてみると、薄膜は意外にも葉野菜のような感触。もう少し力を入れて押してみると、ぷに、と柔らかい反動が返ってくる。意外というか、不思議というか。とにかく、これまで経験したことのない触り心地だ。


「とりあえず、それは何も考えずもぎ取っていい。まだ未熟で固い果実だから、無理に取っても傷まない。熟した果実だとそとの膜を取り除いて中だけ取り出さなければならないから、初心者にはおすすめしない」


 なるほど、つまり、これは練習用という事だろうか。そういうことなら、と俺はその辺りに生えている母の果実とやらに手をかけて引っこ抜く。ぷつん、と何かが千切れたような軽い感触。手に収まった果実を改めてまじまじと眺める。


 触れているとちょっとずつ魔力を吸い込んでいくようで、果実がだんだん、独特の熱を帯びてくるような感覚がある。俺がもぎ取ったのを見て、フレアとミラも果実を勢いよくもぎ取った。いつの間にか、カノンの手元にも同じ果実が収まっている。


「未熟なままの母の果実も結構美味しい。けど、これから作りたい料理は完熟の果実を使う」


「でも、これは未熟な果実よね?どうするの?」


「明快。熟れさせる」


 熟れさせるって、どうやって?

 カノンの言葉に首を傾げると、カノンは不敵に笑って、自分の手に収まった果実を掲げた。


 果実が、ぷくりと膨らんだ。

 ひと回り大きく膨れた果実は柔らかな光を中心に蓄えたかと思うと、花が開く時のように、その表面を覆っていた薄膜が一枚一枚開いていく。変化が完全に終わった時、大輪の華のように開いた膜の中心に、白い半透明の玉が鎮座していた。とぅるんとした見た目の玉の中には若草色の光が湛えられており、どこか神秘性さえ感じられる。

 はー、と俺、ミラ、フレアの感動のため息が重なる。カノンはそれを、少し息を上げながら得意げに見回した。


「魔力を、ゆっくり流し込む。そうすると、熟れる。外膜がひとりでに開ききって、中の果実が完全に露出すれば、食べ頃。熟れた果実は、この器に移すといい」


 そう言って、カノンは先ほど手に入れた焼き物の手鍋を取り出す。カノンが手を傾けると、それだけで、とぅるんとした果実は手鍋の中へ滑り落ちた。


「残った膜はそのあたりに放っておけば数分で大地に還る。すぐに湯がけば多少日持ちするようになるけど、今は気にしなくていい」


 カノンがぽいと残った外膜を地面に捨てた。少し行儀が悪いような気もするが、カノンが言うならまぁ、いい……のだろうか?


「……気になるなら、適当な魔法でもぶつければすぐ消える。《クレイ・バレット》」


 俺が何か言いたそうな顔をしていたので悟ったらしい。カノンが地面に落とした膜に、小さな土の弾丸をぶつける。石礫の的にされた膜は、そのままサラサラと小さな結晶になって散ると、やがて跡形もなく霧散する。


「とりあえず、やってみて」


 カノンに言われて、俺たちは自分の手の中にある果実を見下ろす。


 まぁ、魔力で染める感じだろうから、無理ではないと思う。早速魔力を流し込んでみると、果実は乳を飲む赤子のように、こく、こく、と魔力を吸っていくのが分かった。


 あ、これ、一遍に入れる量考えないとよくないやつだ。なんとなく、そんな感じがする。こと魔力の扱いに関する分野では、この感覚は大体正しいのだ。俺は果実が無理なく吸える量を考えつつ、魔力を注いでいく。

 ある程度注ぐと、俺の持っている果実も、ほんのりと光りながら外膜が開き始める。


 お、結構いい調子か?


 なんだろう、生き物を育ててるみたいでちょっと楽しいかもしれない。なんていうか、母性がくすぐられるっていうか。中身は全然お兄さんだけど、そんな感じである。


 いい子に育てよ、という念を送りながら魔力を注いでいると、不意に隣で「あっ」とフレアの不穏な声。


 どうしたの、とそちらを見たのと同時に、風船が弾けるような音がして、俺の顔に何やら生暖かい液体が飛来した。咄嗟に目を閉じることには成功したため、目の中に入るというアクシデントは回避された。ゆっくり目を開けて、頰についた液体を、果実を持たない手の指で拭ってみる。指先についたのは、なにやらベタついた感触の、白い半透明な液体。その正体は、フレアを見れば明らかだった。


 フレアの上半身は、顔の上から胸の辺りまで、俺の顔に飛んできたのと同じ白濁の果汁に塗れていた。その手元には、哀れにも破裂した母の果実の残骸らしきものが乗っかっている。


「な、何もしてないのに急に弾けたの!私は何もしてないんだからねっ!?」


 魔力を注いでいた筈だから何もしていない訳はないのだが、フレアはすっかり混乱しているらしかった。慌てふためくフレアというのは結構新鮮味がある。あわあわと忙しなく両手を動かすフレアに、思わず吹き出してしまう。俺の隣でも、くす、と小さく吹き出した声。見ると、カノンも口に手を当てて小さく笑っている。


「フレア、魔力を勢いよく注ぎ過ぎ。もっと、果実の声に耳を傾けて。母の果実は、フェテリの慈しみ。優しく、果実が欲するように、子供に乳を与えるように、魔力を注ぐ」


「こ、子供にお乳なんてあげたことないし……。それに、あ、相手だって……」


 ごにょごにょと言うフレア。自分の言葉で顔を赤くするのを見て、若いなぁと何となく思う。何だろう、凛々しい姉キャラだったはずなのに、ここで急に可愛いに振ってきた感じがある。ギャップも良いね。


 心の中でグッと親指を立てていると、「はー、これだから男のヒトって」とどこからか呆れたような声がする。いや、男女関係なくここは萌える所だから俺は悪くないよ。


「フレア、ちょっとこっちに。《清めの風》」


 洗浄魔法をかけると、フレアの上半身をめちゃくちゃにしていた白濁の汁、母の果実だったものがすっと消え去る。ほんと、洗浄魔法って便利だ。フレアは手元にぽつんと残った膜を寂しげに捨てて、小さな火で焼却する。


「うう……私ってガサツなのかしら……」


「フレアの場合、こういうのに慣れてないだけだと思うよ。いつもの料理は美味しいし……」


 実際、フレアが来てくれるようになってからというもの、食事の質は格段に上がった。ただ焼いていただけの肉が香草焼きになり、くたくたに煮ただけの肉入り野草汁はちゃんとしたスープになった。今では街で物資を補給する時に調味料をねだっても割と快く受け入れられるくらいには男共も美味しく調理することに価値を見出してくれたし、フレアが来てくれなかったらと思うとゾッとする。俺の料理スキルもフレアのおかげで結構上達してるしね。


「ちなみにお味の方は……」


 自分にも清めの風を使う前に、拭い取った果汁を舐めてみる。とろりとした感触と、ほのかな甘み。人肌より少し暖かく熱せられた母の果実の果汁は、どこかほっとするような味がした。甘露って感じだ。


「結構美味しいですね、これ」


「え、ほんと?ちょっと舐めていい?」


「え、まぁ。あ、直接はやめて下さいね?」


「流石にそんなことしないわよ。それじゃあ、失礼して……」


 フレアが俺の頰についた果汁を指で取って舐める。気分はさながらチョコレートファウンテンだ。フレアが果汁を口に含むや否や、その目がきらりと輝いた。美味しかったらしい。


「ほんとね。あぁ、ミカに洗浄してもらう前にもうちょっと舐めとけばよかった」


「果実はまだある。取ってきて、何度でも挑戦すればいい」


「そうするわ!」


 元気に答えて、フレアは次の果実を取りに向かう。


 さて、俺の方だけれど。手元に目を落とすと、結構いい感じに琥珀色の光を放ちながら膨れる母の果実。なんだろう、カノンのものより二倍、よりちょっと小さいくらいだけど、大きく膨れている気がする。これはこれでやばいのでは。


 意識を集中させると、果実はもっと、もっと、と魔力を求めるように胎動している。いや、いくらなんでも吸いすぎだ。一旦魔力の供給を止めると、果実が困惑したように魔力を求めてくるような感覚。けれど、これ以上注ぐと良くないと、俺の直感が警鐘を鳴らしてくる。


 魔力の供給をストップして、更に体から自然に溢れてしまう魔力も意識的に止めてやる。しばらく我慢比べをしていると、やがて観念したらしい果実の膜が、一枚、また一枚と開き始めた。少し気を緩めると、止めていた魔力が漏れてしまう。その漏れ出た魔力を果実が吸い込むが、今度は先ほどと違って良くない感じはしない。


 膜が一枚開くと同時に、果実の中心に湛えられた光が力強く、頼り甲斐があるものに変化していく。やがて全ての膜が開いた時には、サッカーボールより一回り小さいくらいの、ずっしりと重く、大きい果実が輝いていた。揺らしてみると、中の光が微かに揺れた。美しい。


「……すごい。魔力の注ぎ方や質によっては、凄く大きくなるとは知っていたけど、ここまで大きく育てたのを見たのは、ミカエラが初めてかもしれない」


「え?そうですか?ちょっと照れますね」


 幸い、持ってきた手鍋にはギリギリ入りそうなサイズだったので、カノンがしていたように手鍋に入れる。ちょっと上からはみ出すくらいの容量だったので、後でもう一回り大きい鍋に変えた方がいいかもしれない。


「そうだ、さっきから静かですけど、ミラはどうです?」


 振り向いて、俺は言葉を失った。


「あ、み、ミカ……。どうしよう、これ……」


 困ったように、ミラ。その手元には、どこか結晶質な大輪の華が咲いていた。いや、遠目に見れば、それはうまく最後まで熟れさせた母の果実、なのだが。


 華の中心でうっすらと深緑の光放つ果実はすっかり石の質感で。その周りを覆っていたはずの外膜は、開く最中に石化してしまったのか、芸術的なまでに見事な花弁を表現していた。


「……流石の私も、これは初めて見る。聞いたこともない。不思議」


 おそらくは、ミラが長年侵されてきた石化の呪いの影響なのだろうが……。それを、カノンに言っても仕方がない。ミラの意志もあるし、俺からは何も言わないでおこう。とりあえず、完熟はしているようなので果実を突いてみるが……。うん、しっかりカチカチだわ。


 ミラが中心の果実を取り出して、持ってきた手鍋に放り込むと、カランと硬質な音がした。


「とりあえず熟れてはいるみたいだし、これで大丈夫でしょ」


「そう、かな……?」


「まぁ、ダメだったらダメだったで私の果実が大きく育ってるし、これを二人で分けたらいいと思う。……ところで、この残った花弁、というか、外膜だけど、飴細工とか、砂糖菓子みたいで美味しそうだよね。案外齧ってみたら美味しかったりして——」


 うっすらと甘い香りもするし、とミラの手元から花弁を一枚もぎ取ってみる。特に悪い魔力は感じないし、実際鼻を近付けて嗅いでみると確かに甘い香りもする。そのままの流れで口に運んで、加えてみると、パリッ、ともカリッ、とも表現し難い割れるような感触と共に、口の中にほんのり甘味と芳香が広がる。


「み、ミカ!そんなの食べたらお腹壊すかもだよ!」


「ヘーキだって。うん、面白い食感だし、甘くて美味しいよ!ミラも食べてみなよ!」


「え、そ、そう……?ならちょっとだけ……。ほんとだ、結構美味しいかも……?」


 ミラも自分の手元の花弁を一枚齧ってみて、意外そうな顔。せっかくなのでカノンにも勧めると、彼女も「新しい味。新発見」となかなか好評な様子。果実をもぎ取って帰ってきたフレアが果実を熟れさせるのを見ながら、スナック菓子感覚で花弁を貪る。これが結構クセになる味なのだ。結局、フレアが果実を完熟させる頃には、ミラの作った結晶質の大華は、取り出した果実部分を除いて全部残らず四人の胃袋に収まった。


 フレアは、二回目でコツを掴んだのか、所々俺、ミラ、カノンの三人でアドバイスをしたのが功を奏したのか、いい感じの果実を熟れさせてご満悦だったことをここに報告しておく。


魔力の操作がちょっぴり苦手なフレアさん。魔物を焼くのは得意です。


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