「五撃目。」出発
台風キターーー!
学校では大騒ぎ、皆がスピーカーの近くによっていまかいまかと、放送を待ち続け、ついに学校休止の放送が流れるとみんなで手を叩きあい、抱きつき、叫び、握手したりと、お祭り騒ぎ、
廊下では、知ってる人も知らない人も、友達も友達じゃ無い人も、ハイタッチして帰って行く、
そんなこんなで第五話(どんな?!
「良く寝た、はずだな」
ベッドから身を起こし辺りを見回す、もちろん時計なんていう便利なものは、この部屋には無い
『何時だ?』
『11時ってとこかな。』
どうやらぎりぎりに目を覚ましたようだ、
「昨日、ほとんど寝てなかったしなぁ」
伸びをすると体からゴキゴキと音がなる、眠気を破壊した後、つぶやく
「よし、そろそろ行くか」
実際時間もぎりぎりだった
外に出ると兵士に囲まれた、どうやら宿を張ってたらしい
「貴様!勇者タナスだな!」
「いえ、人違いです」
『おおー。はえーな。』
「黙れ!魔力からして貴様なのは分っている!さっさと大人しく連行されろ!」
こんなに早くばれるとは、予想外だった
『世の中便利になったものだね。』
『黙れ爺』
『見た目16歳なのに。』
さて、どうするか、やるか?…よしやろう、考えるのは苦手なんだ
また、何か言おうとした兵士の顎を蹴り上げることで一瞬で兵士の意識を消し飛ばす、
のこるは4人、持ってた槍で突いてくるが、槍を使った事が無い俺でも分るほどの素人、隣のクラスの箒使いの山田君(仮)の箒といい勝負だろう
とはいえ、槍でも凶器は凶器、当たると怪我じゃすまないかもしれない
油断はせず、手にメリケンサックを創り出し、兵士の眉間を2回殴る
たったそれだけで又一人倒れていった、
後三人、槍を余裕を持ってかわす、かわす、かわす、
逃げるようにかわす、だが山田君(仮)三人分流石にキツい
一人突いてきたところで横にステップを踏み、兜というにはお粗末な物ごと頭を殴りつける、脳震盪でも起こしたのか倒れたまま動かない、
残り二人、槍で殴ってきた敵にヤクザ蹴りをくらわす、結構飛んだな、やりすぎ…でもないな
残り一人は…逃げ出している、仲間でも呼びにいったのだろう、
すかさず後ろから迫り、後頭部を殴る
「あぁ…さすがに5人一斉はきついな」
念話する
『おい、どうするばれたぞ』
『とりあえず。記憶を破壊したら?。』
『…出来んのか?』
『不可能は無い事も無い!。』
『一応あるんだな』
『まぁね。』
俺は5人を人気の無い所に放り込み、そして5人の記憶を10分ほど消す、ついでに周りに集まってきてた、野次馬(7人くらい)の記憶を消した
「あれ、何してんだ俺?」
「え、何々?」
「何かあったのか?」
「どうしたんだ?」
口々に不思議な事を言い出す野次馬達、そんな野次馬に紛れてそそくさとその場から抜け出した
正門前に着く、時間ぎりぎりだが、
「間に合った、よな?」
周りを見回すと出発の準備をしているかなり大きめ馬車が三つある
「依頼を受けてくれた人ですかな?」
横からこえをかけられた、ふりむくとポッチャリした男が笑顔でこっちを見つめている
「そうですが、あなたは?」
「申し送れました、私、プルク・ルーサンと申します、この商隊の責任者です」
「俺は、洋兵・山城です、よろしくお願いします」
「こちらこそ、ではヤマシロさんには1番車の護衛についてもらいます、目的地は…」
なぜこの世界の人は説明が長いのだろうか?簡単にまとめると
・目的地はここから三日かかるミラルという町らしい
・途中で一つの村による
・魔物も出るらしい
・死ぬとギルドに報告されるが、時間などの問題や闘争中の場合は埋葬すらされないらしい
それ以外特に無い、運んでいる荷物の説明も聞かされたが、ようは触らなければ壊れる事もないようだ
説明を聞き終わり、ほとんど終わっている荷物運びを手伝う、
荷物運びを終えると、十分ほど時間が空くようだ、ほとんどの冒険者は馬車の中に待機したようだ
俺も同じように馬車の中に入る、すると中にはすでに四人の冒険者らしき者達がいた
手前の茶髪の青年に声をかけられる
「こんにちは、俺の名前はアイルです、ここにいる4人でチームを組んでいます」
「ああ、よろしく俺の名前は洋兵だ」
優しげな雰囲気をした茶髪茶目の男に自己紹介される、他に銀髪でいかにも苦労人の男と、赤い髪の戦士格好をした勇ましいというよりカッコイイ女性と薄い青の髪をした青いローブをきこんだ可愛い女の子がいる
銀髪の男が、話しかけてきた
「ヨウヘイだな、よろしく俺の名前はゼノアだ」
次に赤い髪の女性
「私の名はミリヤだ、よろしくな」
最後に女の子
「私はアイシスですよろしくお願いします!」
そういうと、すぐにミリヤとゼイアの後ろに隠れてしまった
…?
「すまんな、ヨウヘイ、こいつは人見知りが激しいんだ、悪く思わないでやってくれ」
「ああ、大丈夫だ、気にしてない」
『顔が厳ついからビビったんじゃない?。』
うるせえ老害
しばらく話込む、といっても世間話のような者だ、勇者が逃亡したとか王国が探し回っているだとか、なんとも心当たりのある、そんな話だ
しばらくすると朝礼的な物が終わったのか、声がかかる、
「出発するぞー!全員のったかー!」
すぐに、目の前に御者が飛ぶように乗った、かっけぇなおい
「いくぞー!出発!」
掛け声とともに乗っている馬車が動き出した
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