#3
「ッはぁ…」
何回出しても止まらないため息。
ほんとのわたしの像は何なのか。
自分は、何がしたいのか。
「はぁ…」
「ため息をつくと幸せが逃げるんだよー」
「ッはぁーーー」
「ねぇ今のため息何よ」
私がため息をついたのはこの人がしつこいからだ。
ラック。
私の昔からの幼馴染。
一緒に遊んだり、相談に乗ってくれたり、復讐の手伝いも。
ラックの家とも私は仲がいい。
ただし、この人は一度絡むとなかなか離れない。
今も。
「ねぇーリリアー」
「なんかあったら話してね?」
「俺が一番リリアのこと心配してんだからー」
「ッはぃ…」
圧がすごい人である。
どうしてもはいと言わなきゃいけない感じ…(?)
「んで?何があったのさ?」
「いや…兄がさ…」
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
「なるほどねぇ…」
でも真剣に話は聞いてくれるから嫌いじゃない。
むしろ好き(友達の意味でね?)
「ねぇ、いつになったらリリアの力を見せるのさ?そうじゃないとリリアの体も心も持たないって…」
「いや。私は大丈夫。」
「俺は!リリアのことを気遣って…」
「私は…もうこのことしか生きる価値がない。」
「そんなことないって…」
私はろくに魔法も使えない。剣士じゃない。強いけど政治にも参加できない。
ただのろくでなし。
ただ、家族にもすてられるのは嫌なんだ。
悔しいんじゃない。
「一人になりたくないんだ。」
「そうか…。」
「なんかあったらすぐ言えよ…」
「わかった。」
やっぱ優しいな。
「ラックも…なんかあったら…ッ」
「俺は…大丈夫!」
「リリアこそ無理するなよ〜!」
「…わかったぁ!」
本当にこれでよかったのだろうか。
私は…
「間違っていないのかな。」




