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#2
「ふぅ…」
今は一人で鍛錬中。
魔力を底上げするために全部魔力を使い果たしてすぐに回復させてまた使い果たすまでやる、ということを繰り返している。
昔は長く続かなかったものの、今はかなり速い速度で回復ができるようになった。
人前では闇魔法は使えないため、水魔法と風魔法を組み合わせて使うことで少しでも威力をあげようとしている。
「そろそろ使い切る頃かなぁ…」
「あれぇ?役立たずちゃんじゃないかぁ笑」
兄のキリア。
たくさんの魔法を使う剣士。
もちろん、この人だって私のことを嫌っている。
「雑魚のくせに魔法を頑張っているのか〜」
「ッ…」
やはりこの人の言葉は心がない。
どれだけこの言葉で涙を流したか数え切れないほどだ。
「役立たずはそこら辺のジジイどもに売られて金になればいいんだよ、一家のためなら何でもするのがお前のポリシーだもんな笑笑笑」
そんなことを言った覚えはないのに。
皆が勝手にリリアの像を創り出しただけだ。
「そうですか。」
「相変わらず冷たい返事だな。つまんねぇ。」
「どけ、俺様が練習するんだ。クズはどけ。」
「ッはい…」
もう少し。
もう少し待って。
そしたら、
見返せるから。




