BL短歌
詠みためたBL短歌です。男同士の恋のうたを。
ひざまくら見上げた先はのどぼとけ寝心地などは二の次にして
昼下がり指でくすぐる無精髭ひざに抱えた四十路を愛でて
かんちがい思い込みたいオフィスラブよりにもよって年上のひと
性別も立場も横に置いといて溺れてみたい年下の彼
八月の茹だる暑さに耐えかねてパンイチの君こころは嵐
腹を掻くオヤジ臭さも愛しくてゴムに指かけ茂みを覗く
色気とは無縁のひとが頬染めてお前も脱げと誘う夏の夜
風呂上がりビール片手に仁王立ちこれは罠かと股間を凝視
ベッドでは恥ずかしがって隠すひと電気消しては反則でしょう
フルチンで眠るあなたにイタズラを茂みかき分け俺のと書いた
初恋は隣の席のおんなのこ最後の恋は同期のおまえ
ワイシャツも靴のサイズも役職も同じおとこにまた組み敷かれ
残り香は甘くもなしに居座って次はいつかとひとり寝で待つ
うっすらと伸びたあなたの顎ひげを撫でてまどろむ明日は日曜
一生の恋と呼ぶほどじゃないけど揃いのおとこ茶碗を並べ
犬を飼う?猫もいいねと笑うきみなにも産めないぼくでごめんね
怖がりなあなたのための猫だけどかすがいとなれひそかに願う
みーと鳴く捨てないでってみーと鳴くまるで昨夜のあなたみたいに
朝よまだ来ないでくれと胸に抱くあなたは上司じゃなくて恋人
呼び捨てで呼んでみたいと言ったなら生意気だよとおでこ弾かれ
呼び捨てで呼んでほしいと思うけどタガが外れる自分が怖い




