HYSTERIC 『IDOLL』
「アイドルに、貴女はなれます。」
不意にかけられた言葉に、私は何を思ったのだろうか。
昔から、可愛いものが好きだ。アイドルが好きだ。
小さいころの夢は、「アイドル」だ。
幼稚園の卒園アルバムにそう書いてあったと思う。
だけれど、夢は、「夢」だ。
「夢」として、クローゼットの隅に仕舞った。
「貴女は、誰よりも目立つアイドルになれます。」
プロデューサーと思しき中世的な男性に、そう、言われた。
「貴女を、プロデュースさせてください。」
私は……。
私は、クローゼットに仕舞いこんだ宝箱を探し始めていた。
不意にかけられた言葉に、私は何を思ったのだろうか。
昔から、可愛いものが好きだ。アイドルが好きだ。
小さいころの夢は、「アイドル」だ。
幼稚園の卒園アルバムにそう書いてあったと思う。
だけれど、夢は、「夢」だ。
「夢」として、クローゼットの隅に仕舞った。
「貴女は、誰よりも目立つアイドルになれます。」
プロデューサーと思しき中世的な男性に、そう、言われた。
「貴女を、プロデュースさせてください。」
私は……。
私は、クローゼットに仕舞いこんだ宝箱を探し始めていた。
―プロローグ―
2024/11/07 01:28