雨のち晴れ
朝から降りだした雨は
真夜中過ぎにも止まず
眠りを妨げて
青空をひどく懐かしいものにした
不文律のような雨音が
亀裂の入った夢に忍び込み
鮮やかな雨跡をつけ
孤独を滲ませる
晴れ間を覚えているから
またいつかは晴れると
希望を抱くことができる
眠れない夜の焦燥と不安も
幸せが処方してくれた
胸の奥で滴る妙薬となり得る
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読んでくださりありがとうございました。